小紋を見直す | 安くて楽しむ♪キモノ日和り

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自分に合った相応の着物ライフを背伸びせずに、
エンジョイ♪しようと思っています。白衿白足袋の正統派。お出かけ着物を楽しんでます。

皆さんこんにちは♪おかんです!

 今日は小紋について考えてみたいと思います。
小紋好きのおかんとしては、最近は紬に押され気味なのが残念!もっと小紋の良さを見直して欲しいんです。
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 1番(北川の若松の小紋)
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 2番(華やかな椿の小紋)
 
どうです?モデルはともかく小紋って優雅な着物だと思いませんか?
 
最近では披露宴もいろんなバージョンがあり、レストラン·ウエディングやガーデン·パーティー形式も良くあります。そこで会場の雰囲気がカジュアルな場合の装いについてかんがえてみました。
お持ちであれば、無地や附下げや訪問着で行かれるのにこしたことはありませんが、かえって1番2番7番8番などのような華やかな小紋に袋帯を締めて格を上げて出席された方が、仰々しく無くて会場の雰囲気に合う場合が有ります。
 
華やかな小紋に帯や小物はパーティー向きの華やかな物を合わせてお祝いの気分の装いにされてはいかがでしょう?
結婚する娘や息子を持つ親の立場からすると、子供の友人が小紋でもちゃんと正装して着物で出席してくださると子供の株が上がるようで嬉しいものだと思います。小紋と言っても幅が広く万能なんですよ!もし、小紋しかないから服で行くわ!なんて思ってたらもう一度どんな小紋か見直してください。
木村孝先生の本にもちゃんとそのように載っていました。小紋だからだめとは言えない時代になっていると感じてます。
 
小紋も格のある飛び柄1番や一方付けの8番や2番の様に華やかな小紋もあります。
 
おかんは昔友人の結婚式の披露宴に2番の小紋に袋帯を合わせて行ったことがあります。文字さんで仕立ててもらったので、ちょうど上前の肩に白い椿が来るように柄合わせされてて、テーブルに座っていると訪問着を着ているように見えてたそうです。立って初めて、「小紋だったの!わかれへんかったわ!」と言われました。地味な付下げなら総柄の華やか小紋の方が向いている場合があります。
 
華やかな小紋に吉祥文様の袋帯のコーディネートは決して訪問着や附下げの方の前でも恥ずかしくない装いです。着物と言うのは帯で格を上げる事が出来る重宝な衣装です。
最近ではホテルの披露宴も洋服の方がほとんどなので小紋でも着物と言うだけでワンランク上の装いだと見ていただけるようです。着物をお召しの人が大勢居られた時代とは又変わってきてます。

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 3番(一方付けの四季花の小紋)
お茶会に向いてます。
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 4番(斉藤三才の梅の江戸小紋)

 おかんははんなりした小紋が好みなので、江戸小紋はこれと角通しの2枚しか持ってません。江戸小紋は武士の登城の際に着用していた裃から発達した柄です。無地と同格とか言われてますが、おかんとしてはどうかなぁ?疑問ですわ!(やっぱり違うやん柄があったら結局小紋やんと思いますねん。あくまで個人の意見ですが。)

まぁ言わば、裃はサラリーマンのビジネススーツなので、仕事着から発達してる着物ですやん。色もそんなに使ってないし、華やかな着物ではないので関西人の派手好みのおかんとしては物足りなく思ってしまって、、、。色や柄で着物に助けてもらう事がでけへんのですわ。(まぁ早い話が無地と一緒でごまかしが効きませんのや。はんなりと言う言葉とは遠い位置にある着物で苦手なんです。)スタイリッシュな装いが好みのの方には向いてます。(関東の方向には特に好まれてますね)

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 5番(葵の小紋)

 友人の踊りの会へ

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 6番(切嵌め小紋)

お茶会やお食事会など

 

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 7番(地紙散らしの小紋)

この小紋も地紙で末広がりと縁起物でお目出度い席に向いていると思います。お祝いの席にピッタリの小紋です。又新年会やホテルのパーティーやランチコースにも!

 

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 8番(四季花鳥図の一方付け小紋)

一方付けは附下げと同格との事ですが、レトロですがこの柄はまさしく同格です。外国へ行くときにはこの着物が、パワーを発揮する事間違いないと思うんですけど?外人さん受けする着物です。(いつかそんな日が来る事を願って!)

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9番 一方付け型染小紋

同じ一方付けでもこの柄は街着です。

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 10番(型染め友禅の小紋)

おかんの一番好きな小紋です。ススキと笹の型染めです。気の張る場所には向きませんが、街着としてのお出かけにはちょうど良いと思います。笹の葉の色の使い方が絶妙!

 11番(吹き寄せの小紋)

 秋のお茶会にピッタリの小紋です。飛び柄でも吹き寄せの柄は趣味性が高く、華やかな会場には不向きですが季節感があって着る人を選ばない小紋です。

 

小紋はいまだにおかんも立ち位置がわからへんのです。あまりにも万能すぎて!これ!って決められないんです。

 色々なシーンに小紋は対応出来るんですよ!

 

 

(あくまでも一つの目安として参考になさってください)

 小紋の命は柄です。柄で小紋の格が決まります。無地や附下げや訪問着だけが格のある着物ではありません。小紋にも格のある柄があるんです。有職文様の小紋と玩具尽くしの附下げなら小紋の方が格は上です。

着物は格でTPOが決まります。

 

街着からお茶会、カジュアルなパーティーやレストランウエディングの披露宴など柄の格付けによって幅広く着用が出来る着物です。

 

デザイン化された文様を描いた柔らかな絹がしなやかに身に沿って美しいひだを作ってくれます。そんな小紋を身にまとい秋のお出かけを是非楽しんでくださいませ。

 

孝先生今日もありがとうございました。

 

 

デハデハ

 

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