Wi-Fi6対応ルーターの選び方とおすすめの機種を紹介

Wi-Fi6は高速の通信が可能となる新時代のWi-Fi規格です。本格的な普及は2021年以降との声も大きいのですが、新型のiPhone 11でも対応されるなど普及の兆しが見えてきています

2019年現在では、Wi-Fi6ルーターだけでなく対応している子機や端末も少なく価格も高いので多くの方には必要ないかもしれませんが、新製品のガジェットに目がない方やこれからWi-Fiルーターを買い換える方は先を見越して一足先にWi-Fi6対応のルーターを選んでみてはいかがでしょうか。個人的には iPhone 11 Proを予約したのでWI-Fi6を試したい欲求に駆られています

ここではWi-Fi6に対応したおすすめのルーターを比較して紹介します

そもそもWi-Fi6とは何?

Wi-Fi6とは2019年に承認された新しいWi-Fiの規格です。今までの規格は「11n(IEEE802.11n)」「11ac(IEEE802.11ac)」などと表記されてきてWi-Fi6も「11ax(IEEE802.11ax)」となるのですが、分かりやすく「Wi-Fi4」「Wi-Fi5」「Wi-Fi6」などとシンプルな表記が導入されました

もちろん性能自体も今までのWi-Fiと比較しても向上して「速くて繋がりやすい」、これからの大容量データ通信時代に対応した技術になっています

通信速度が速い

Wi-Fi6の規格上の最大転送速度は9,600Mbpsとなり、Wi-Fi5(11ac)から1.4倍向上、Wi-Fi4(11n)からは16倍も速度が上がっています。あくまで最大転送速度は理論値なので一般家庭でここまでの速度を出すことはできません

通信規格 最大転送速度 周波数帯
Wi-Fi 6 9,600 Mbps 2.4 / 5 GHz
Wi-Fi 5 6,900 Mbps 2.4 GHz
Wi-Fi 4 600 Mbps 2.4  / 5 GHz

ただ、これを見てもWi-Fi5からWi-Fi6は大して向上してないように思えますが、実際の速度に参考となる実効スループットは4倍以上に向上するとされています

MU-MIMOの同時接続数も増加

Wi-Fi6では同時接続できる端末数が多くなったので、複数の機器を同時に使ってもスムーズな接続が可能となりました

前のバージョンである11ac(Wi-Fi5)からMU-MIMOという技術が採用され、それまでは1台づつ順次接続されていたものを4台まで同時に接続できるようになりました。そして、11acでは同時接続の可能台数が4台までだったのが、Wi-Fi6では8台に倍増してより使いやすくなっています。複数台の端末を使用しても速度の低下が抑えられる便利な機能です

接続台数の増加

OFDMAがチャンネルをより多くの機器に割り当てることで、接続機器の台数を大幅に増加させます

省電力化

TWT(Target Wake Time)という技術を採用するなど、端末との接続を効率化することで省電力化になります。スマホやノートPCなどモバイル機器には助かります

参考:theruckusroom

Wi-Fi6に対応したルーターの選び方のポイント

Wi-Fi6も新しい技術なので実際のところは国内で使える機種はまだ多くはありません。選び方のポイントと言っても、

Wi-Fi6に対応したおすすめのWi-Fiルーター4機種

Wi-Fi6に対応したWi-Fiルーターはまだ多くはないので、今後発売予定の機種も紹介しています

NETGEAR「RAX120」

次世代規格Wi-Fi6対応の超高速通信も可能なWi-Fiルーター

次世代通信規格のWi-Fi6に対応した最新のWi-Fiルーター。最大転送速度4,800Mbpsの超高速通信を可能として、従来のWi-Fiルーターに比べて接続範囲も大きく拡大されます。高速で効率のいいWiFi通信を提供する事で子機の通信待機時間を削減することができるので、スマホなどのバッテリーの消費を抑えることもできます

価格 約 58,384円(2019年9月 現在)
通信規格 11a/b/g/n/ac/ax(Wi-Fi6)
最大転送速度 4,800Mbps(5GHz)、1,200Mbps(2.4GHz)
アンテナ 8×8(5GHz)、4×4(2.4GHz)
本体サイズ 31cm(幅)×45cm(高さ)

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ASUS「GT-AX11000」

Wi-Fi6に加えメッシュWi-Fiにも対応した最強格性能のゲーミングルーター

ASUSの「GT-AX11000」はWi-Fi6に対応して最大転送速度が4,800Mbpsを誇る最強性能格のゲーミングWi-Fiルーターです。大容量通信を必要とするゲームも快適にプレイできる機能を揃えているので、LOLやフォートナイトのような人気ゲームでもラグや遅延を最小限に抑えプロでも安心して遊ぶことができる性能です。ゲームに特化しているだけではなく、トライバンドやメッシュWi-FiなどWi-Fiルーターに欲しい機能を満遍なく備えていて広い家などの場所や多くの端末を接続する大家族などゲーマー以外にもおすすめです

ちなみに、ゲーミングルーターらしく上部のロゴを光らせることができ、1,680万色以上の色の組み合わせと5つのプリセットパターンによって思い通りの照明効果を演出することができます

価格 約 58,864円(2019年9月 現在)
通信規格 11a/b/g/n/ac/ax(Wi-Fi6)
最大転送速度 4,804Mbps(5GHz)、1,148Mbps(2.4GHz)
アンテナ 8×8(5GHz)、4×4(2.4GHz)
本体サイズ 24cm(幅)×24cm(高さ)

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BUFFALO「WXR-5950AX12R」

国内メーカーのBUFFALOから発売予定のWi-Fi6対応高性能ルーター

10月に発売予定のBUFFALO製のWi-Fi6対応の高性能Wi-Fiルーターです。国内メーカーのWi-Fi6対応ルーターということもあり注目の1台です

価格 【10月に発売予定】 約 43,780円(2019年9月 現在)
通信規格 11a/b/g/n/ac/ax(Wi-Fi6)
最大転送速度 4,803Mbps(5GHz)、1,147Mbps(2.4GHz)
アンテナ 8×8(5GHz)、4×4(2.4GHz)
本体サイズ 30cm(幅)×19.5cm(高さ)

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TP-Link「Archer AX6000」

2019年では比較的安価なWi-Fi6対応のWi-Fiルーター

Wi-Fi6は高性能ながら対応しているWi-Fiルーターはまだまだ高価なものばかりですが、TP-Linkの「Archer AX6000」は他のWI-Fiルーターよりも比較的安価な価格になっています

TP-Linkは世界的にも大きなシェアを誇るアメリカの企業なので安心感もありますし、他と比べてお手頃な価格でWi-Fi6を使いたいのであればおすすめの機種です

価格 【10月に発売予定】約 35,150円(2019年9月 現在)
通信規格 11a/b/g/n/ac/ax(Wi-Fi6)
最大転送速度 4,804Mbps(5GHz)、1,148Mbps(2.4GHz)
アンテナ 8×8(5GHz)、4×4(2.4GHz)
本体サイズ 26.12cm(幅)×6.0cm(高さ)

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おすすめのWi-Fi6対応ルーターの比較一覧表

一覧表は右にスクロールできます→→→

  NETGEAR
「RAX120」
ASUS
「GT-AX11000」
BUFFALO
「WXR-5950AX12R」
TP-Link
「Archer AX6000」
価格 約 58,384円 約 58,864円 約 43,780円 約 35,150円
最大転送速度 4,800Mbps(5GHz)
1,200Mbps(2.4GHz)
4,804Mbps(5GHz)
4,804Mbps(5GHz)
1,148Mbps(2.4GHz)
4,803Mbps(5GHz)
1,147Mbps(2.4GHz)
4,804Mbps(5GHz)
1,148Mbps(2.4GHz)
アンテナ 8×8(5GHz)
4×4(2.4GHz)
8×8(5GHz)
4×4(2.4GHz)
8×8(5GHz)
4×4(2.4GHz)
8×8(5GHz)
4×4(2.4GHz)
メッシュ機能
トライバンド

Wi-Fi6を活かせる超速光回線

Wi-Fi6に対応した高性能のWi-Fiルーターを手に入れたとしても、家庭で使える通信回線が遅ければボトルネックとなり意味がありません。Wi-Fi6を活かすために通信回線を見直すとより効果が発揮でき、さらに毎月の通信量が安くなり節約につながることもあります

高性能のWi-Fiルーター手に入れたとしても、そもそもの通信回線の環境を整えなければ性能を発揮できません

乗り換えることで、通信速度の改善はもちろん月額料金まで安くなることがあるので通信費用の節約にもなってお得になることもあります。現在使用している通信回線が遅かったり途切れがちであれば、思い切って乗り換えてみると良いでしょう

一部地域で10Gbpsの高速通信が可能のサービスを紹介します

安い価格で高速の「NURO光」

月額料金4,743円から使える!下り最大速度が2Gbpsの高速回線

NURO光はソニーの関連会社であるソネットが提供する光回線です。月額4,743円で下り最大2Gbpsの超高速回線が使えるおすすめの光回線サービスです。現在の対応エリアが関東・関西・東海・九州と限られた地域でしか契約ができないのですが、対象エリアに住んでいるのであればおすすめです

月額基本料金 4,743円(2019年9月 現在)
通信速度 下り最大:2Gbps
スマホ割引 ソフトバンクのスマホなら毎月最大1,080円割引
WEBサイト 詳細はコチラ

「NURO光」の詳細を見る

安さと安心の「auひかり」

安心の大手auによる割安で速いお得な光回線

auが提供する光回線の「auひかり」は安くて速いおすすめの通信サービスです。NTTのフレッツ光と比較しても回線が空いていて混雑しにくいので、ストレスも無く速くインターネットが使えると好評です

月額基本料は、一戸建てタイプが5,100円、そしてマンションタイプなら3,800円と圧倒的な安さなので通信料金の節約になって家計にも優しい価格です。auのスマホを使用していれば、最大2年間は月額料金が2,000円の割引になるのキャンペーンもあるのでコスパの良さでも一押しです

今なら、こちらから申し込むと「他社乗換えで違約金を最大30,000円還元」、さらに「上乗せで最大25,000円キャッシュバック」も付いてきてお得です。現在の高い通信料金を安く抑えたい方や、スムーズで速いインターネットを使いたい方には乗り換えもおすすめです

月額基本料金 ・マンション 3,800円(2019年9月 現在)
・一戸建て 5,100円
通信速度 下り最大:1Gbps
スマホ割引 auのスマホなら毎月2,000円割引(最大2年間。2年以降は934円の割引)
WEBサイト 詳細はコチラ

「au ひかり」の詳細を見る

よくある質問

Wi-Fi6に関してよくある質問をまとめてみました。今後、追加していきます

Wi-Fi6が使える機器は?

iPhone Pro(アップル)などの最新スマホでは導入が始まっています

今までのWi-Fiは使える?互換性はある?

互換性はあります。Wi-Fi6対応の端末にはWi-FI6の通信を、WI-Fi5の端末にはWi-Fi5で通信を行います

5Gとの関係は?

モバイル通信が5Gとなり高速通信になると動画やゲームなどのコンテンツも5Gに応じたものとなります。そうなると、今までのWi-Fiでは遅くてコンテンツに対応できなくなります。新しいWi-Fi6は、5G時代を迎えるこれから重要になってくる規格です

まとめ

現状ではまだWi-Fi6が必要な方は少ないかもしれませんが、5Gに対応したスマホなどと共にWi-Fi6の高速通信も徐々に普及が進んでいくと思われます

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