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ワイキキのカラカウア通りをレインボーフラッグを片手にパレードする。ハワイではよく見かける光景になった同性愛者のパレードだ。同性愛解放運動の象徴としてのレインボーフラッグは、映画「オズの魔法使い(1939)」でジュディ・ガーランドが歌った「虹の彼方に(Somewhere Over the Rainbow)」から来ているといわれている。

同性愛が理解されなかった60年代、自らもバイセクシャルで同性愛に理解を示す数少ない著名人の1人であったジュディ・ガーランドが69年に47歳で亡くなった。16歳で「オズの魔法使い」の主役を演じたジュディ・ガーランドの悲しい晩年を描いた映画「ジュディ」を観てきた。

飛びぬけた演技力と歌唱力をもつジュディがなぜ47歳の若さで亡くなったのか。デビュー当時から肥満気味であることを会社事務所から指摘され、当時のハリウッドでダイエット薬として使われていた覚せい剤を常習するようになる。幼い頃から会社から覚せい剤を与えられ続けたため、ジュディの心も身体もボロボロになってしまった。

ハリウッドに翻弄されたジュディを演じる女優はレニー・ゼルウィガー。見事までにジュディに変身しなり切っているのは、さすがハリウッドスター。最期のステージで歌う「Somewhere Over the Rainbow」には感動する。今日もハワイの空にはレインボーがかかった。


*レインボーカウント: 今日は午後3時半 2019年 51


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