おじいが元気だった時のお話です。
スポーツを見るのが大好きだったおじい。
オリンピックでは毎度中継に釘付けになり、
しょっちゅう夜更かししていました。
無意識に口があいてしまいます。
日本チームが出ないと、
嘆きます。
いよいよ待ちに待った日本チームの出番です!
応援にも熱が入るおじい。
口もどんどん開いていきます。
この日は日本の一本勝ち!
「いっぽーん!」と
普段はおとなしいおじいの声が家中に響きました。
そして後ろから見ると、
興奮のあまりゆらゆら揺れているおじいでした。
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