2月に入り、仙台の名取市(私のクラスだった方)から「仙台せり」が届き、自宅でも「せり鍋」を堪能させていただきました。
妻は、初めての「せり鍋」でしたが、そのせり鍋の上手さに驚いていました。当初、あまりに多くのせりが届いたため、気前よくおすそ分けをしたのですが、本音はもっと食べたかったようで、少々残念がっていたほどです。
いつも仙台で会うのはボランティア仲間と私が講師だった頃に私のクラスで勉強していた方々ですが、勉強を続けている方たちには1日も早く司法書士となってくれることを願うばかりです。
さて、今は簡裁代理権取得のための特別研修中ですが、この週末で私の担当であるグループ研修Ⅰが終わりました。
なんと最初の講義で、グループ全員の自己紹介を終えるのに2時間かかりましたが、その甲斐あって11名全員ととても仲良くなれ、グループ研修Ⅰの最終日には、私も含め全員で懇親会をするほどにまでになりました。
未だに私のクラスだった合格者が今回の特別研修の私のグループにいて、久々に、私の講師時代の司法書士への思いや志を伝えられる時間を持つことができました。
穂積陳重の「穂積橋」の話をしたりと、私自身も現場に舵を切ったときからの自分を振り返り、現場で失敗も含めた多くの実践を積むうちに、ますます司法書士の魅力を伝えられる自分がいることを嬉しく思っています。
特別研修を担当するようになって3年目ですが、毎年、私のクラスだった合格者に会うことができていて、奇跡といってもよいほどの偶然の巡りあわせにも驚いています。
まだまだ司法書士をあきらめないで勉強を続けていた方がいることが嬉しくもあり、同時に私自身の講師時代を思い出すことができる、とても貴重な機会となっています。
あわせて、今年の私が担当したグループには、なんと前回のブログで紹介した東日本大震災被災地の復興支援に関心を持つ方がいて、後任として名乗りをあげてくれました。
宮城県の被災地である気仙沼、女川町、石巻と、赴任地はどこになるか最終的には分からないとのことですが、司法書士会で心当たりがある方を個別にあたっても見つからず、青年司法書士協議会(青司協)で候補者を募っても名乗り出てもらえなかっただけに、今年の特別研修の私のグループの中から、候補者が現れてくれるとは、まさに奇跡です。
思い切って、気仙沼まで出向いた甲斐がありました。
今年も特別研修を担当して、とても心温まる思いがしています。
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