Wednesday 28 November 2018

心の傷を昇華する⑤

さて、このシリーズの記事もこれで5個目です。今回で終わろう。

心の傷を昇華する①
心の傷を昇華する②
心の傷を昇華する④


前回の記事で書いた、「彼女の事を、ここまで長い間ひきずっている二つの理由」

その二つ目です。

それは、なぜ嫌われていたのか、理由がとうとう分からなかったからです。

嫌われている理由が分かれば、それがたとえ自分の落ち度であったら
改善するように努力することができるし、
自分には落ち度がなく相手のただのヒガミや逆恨みであったら、
それはそれで、わりきって諦めてしまう事ができます。

でも、ワケもわからず、ただ、嫌われるっていうのは辛いです。
自分の存在を全否定されているようで、かなり打撃をうけたのです。

そして、結局彼女とは歩み寄ることなく、私は会社を退職し、
嫌われた理由についても、本人に聞くことはありませんでした。

なぜ、彼女は私の事が嫌いだったのか。
それが分からないから、私はいまだに、どこにも行けずにいるんだと思う。

ただ、これまで記事を書いてきて、一つ気がつきました。
私は、彼女と仲良くなりたいと思うと同時に、
心のどこかで、彼女の事を見下していたと思います。

これは、ニワトリとタマゴでどちらが先に出てきた感情なのかわかりませんが、
彼女が私の事を「ジャマもの」「お荷物」として見たという裏に、
私はどうやら、彼女のコンプレックスを刺激しているらしいという
気配を感じ取ったのです。

年齢が若いから嫉妬されたということはないと思います。
彼女は入社年度は私より一つ上で、私も彼女も4年制大卒でした。
ですので、彼女が浪人や留年をしていなかった限り、
彼女は私より1歳年上という事になります。

彼女のお気に入りの同僚は、入社年度が私より2年上で短大卒。
つまり、彼女お気に入りの同僚は私と同い年。

1歳くらいの違いで、周りの男性の態度も大きく変わりませんし、
特に若いとかで嫉妬されていたということはありません。

一つ考えられるのは、私も彼女も4年制大卒で、
彼女のお気に入りの同僚は短大卒だったという事。

これを言ったら、自意識過剰かと思われそうですが、
彼女の出身大学と私の出身大学を比べたら、
どう考えても私の出身大学が上でした。
なので、彼女のコンプレックスを刺激していたかも。

そして、私は当時から英語の勉強を真剣にしていたので、
TOEIC のスコアも高得点をもっていました。

英語関係の用件になると、先輩である彼女を差しおいて
私の依頼がきていました。

これも、彼女のコンプレックスを刺激していたかも。

そして、これはニワトリが先かタマゴが先かという問題ですが、
私への嫌がらせの為なのか、それともただ単にサボりグセがある人なのか、
彼女が席を空ける時間がかなり長く、私に負荷がかかっている分、
私の上司からの評価が上っていたので、そこも気に入らなかったのだと思います。

そしてその事実は、私の方の意識にも影響していました。
つまり私は、彼女の事を心のどこかで見下すようになったのです。

いくら隠しても、心の中でバカにしていたら、ばれますよね。
だから余計に嫌われたのかもしれない。

もしかしたら、初めは「なんとなく気にくわない後輩」程度だったのかも。
なんとなく気に食わないから冷たくしていたら、
自分自身の上司からの評価が下がって、当の後輩からも見下されて、
嫌悪感に拍車がかかってのかもしれません。

もしそうだとしたら、まあ、許せます。

結局、私は彼女の望みどおり、彼女の前から姿を消したけど、
私がいなくなったからと言って、上司からの評価を挽回するのは
簡単ではないだろうし。
そう考えたら溜飲がさがります。

一方私の方は、今はまだ、再度イギリスに留学するか正社員の仕事を探すかで
悩んでウジウジしていますが、人生を大きく俯瞰的にみてみたら、
あの時退職してイギリスに留学して良かったと心から思います。

留学とワーホリで、結局3年間イギリスで生活する事ができました。
3年って言ったら、彼女のイジワルに悩まされた期間と同じです。

再度留学するなら、さらなるスキルの習得と英語力アップを目指し、
正社員の仕事をさがすなら、前よりグレードアップしたを仕事をゲットして、
自分を高め、前に進んで行こうと思います。

彼女はその後、どんな生活をしているのか?
彼女がもし、以前の彼女のままであったなら、
いまだに同じ会社で、責任のない仕事をサボりながら最低限にこなし、
同僚と上司や日々の生活の愚痴をこぼしているのでしょうか?

まだ、少し気になるということは、完全に吹っ切れていないのですね。

でも、心の傷を昇華するシリーズを書いて自分の心の中を整理したので、
これから徐々に忘れていくことができると思います。

No comments:

Post a Comment

イギリス人男性って、なぜ結婚したがらないんでしょう。

前回の投稿、、 英国で働くことの難しさ(VISAの観点から)  の若干続きです。 英国で働くにはVISAという高い壁があり、英国で労働許可証を取るのは至難の業なわけですが、 それ以外に英国で働く事ができるVISAをとるルートがあります。 それはズバリ、英国人と結婚して、...