海南島からの手紙　season2（海南島ブログ）

中国は、客を捕まえる為に、時々とんでもない安い値段で広告を打つ。

「シミとりレーザー治療」がなんと298元（日本円約6000円）で広告が出てたので興味本位に行ってみた。行ってみると、「この値段はお試し価格で、最低限の事しか出来ない」と突然高いお値段のコースを勧められる。（やはり、、、）

もちろん、高いコース（日本円約６万円強）を勧められたが、かたくなに断り、広告通りのコースを主張した。

もともと、そんなに顔のシミは気になってない（年相応にシミはあるが、化粧すれば隠れる程度）

実は、右腕に直径5㎜くらいの丸いシミがあり、その方が気になっているのだ。

あわよくば、ついでにこの腕のシミをなんとかしてもらおう、という算段だ。

6000円でこのシミが消えれば御の字なのだ

「顔になんかあったら怖いので、先にお試しで、この腕の部分にやってみてもらえないか」と頼むと、「これは別料金だ」など言われたが、「だったらやらない」「いきなり顔は怖い」と主張（これは真実でもある。なんせここは中国　変な火傷みたいな跡が残ったら怖い）そして向こうも商売なので、しぶしぶＯＫになった。yeah!

　　　　

　　施行前このような丸いシミが　　施行直後　皮膚が白く変色

 

１か月後　あれ～？全然変わらないじゃん

 

ちなみに、レーザー治療は、我慢出来る程度のピリピリした痛みあり。

さて、みなさん、顔の方が気になると思うので、顔もご紹介しましょう。

 

　　

　　施行前　　　　　　　　　　　施行直後　赤い点々が痛々しい

 

１か月後　ちょっと写真の濃度が違うので分かりにくいが、シミはあまり変わらないが、お肌の調子が良くなった気がした。肌に強い刺激を受けたので、若干お肌が若返ったかもしれない。

 

腕のシミは結局消えなかったものの、お肌の張りが出て若返った（気がする）ことで、すっかり気をよくした私は、もう一度シミ取りレーザーをやってみたくなった。同じお店でまた体験価格は出来ないので、似たような店を探した。

そこは398元（日本円で約8000円）、前回のお店より100元高いが、あのお肌ピチピチになれるなら良しとする。

そしてまた美容部員さんに高いコースを進められる。

「398元だと表面上の薄いシミしか消えないけど、この2980元のは1回で全部消えるのよ」と。

「高いから無理です」と断ると「じゃあいくらなら出せる？」ときた。（中国は相手の提示価格をそのまま飲んではいけないのだ）

結局2980元が1000元まで下がった事に気をよくして、「この腕のシミもやってね」を条件に受け入れてしまった。

結論から言うが、高いコースも安いコースも結果は同じだったので、お金の無駄だった

これから、万が一中国でシミ取りレーザーをする方がいたら助言したい「一番安いコースで十分！」

 

どうですか？　何も変化なしですよね。　まぁお肌はピチピチになりましたが、、、それよりも注目すべきは腕！

 

　　

施行直後はこんな感じ、それが落ち着くと、なんとすっかり消えたではないか

1000元出した甲斐があったというもの

しかーし、その１か月後　あれれれれ

すっかり、元通りじゃありませんか

398元ならまだしも、こちとら1000元（もとの提示価格は2980元）も出してこれでは納得いかん

 

「なんにも変わらない　やり直しを要求する！（もちろんタダで）」とクレームを入れると

「すぐに効果は出ないから半年は様子見て」と言われる。そして待つこと半年、忘れずにしっかりクレームを入れ、もう一度やってもらう

美容部員さんから「もうこれで最後よ」と言われる（そっちのミス或いは嘘なのに、なんで最後と言われるんだろう？？？）

そして、私の腕のシミは、現在このようになった。↓

直径５ｍｍだった丸いシミは、３回のレーザーシミ治療により、1/3くらいの小さなシミで落ち着いたのだった。完全に消えてはいないけど、気にならないレベルになったことでとりあえず満足

 

総括

レーザーシミ治療は、どんなに良い事を言われようと、一番安いコースで十分、かつ１回では何の効果も出ず、最低３回は必要ということが分かった。

腕のシミが小さくなるのに使ったお金は1298元（26000円）

顔のシミはまるで変わらなかったがお肌の調子は良くなった（ピチピチの張りある肌になったが、やがて元通りになることを付け加えておこう）

 

気付けばあと２か月で今年も終わり。あっという間だなー

年取れば取るほど１年が早いって言うけど、本当にその通りだ。

さて、最後にブログを書いたのが５月末、５か月も経ってしまった。

色々な事があったので、振り返ってみよう。

５月末、学校の（教師たちの）卓球大会が終了。

中国は卓球王国なので、学校のたんなるイベントかと思って参加したら

かなり本気の卓球大会だった。それこそ授業よりも真剣（！？）

　　　

 

私、中学で卓球部だったので、久しぶりに超真剣に卓球をしてしまった。

偶然にも、もう一人の日本人先生（男性）も、もと卓球部。チームジャパンが活躍し見事男女ともに３位に輝いたのだった

 

そしていつも一緒に遊んでいた別の大学の日本人先生が、今期を持って日本に帰国してしまうので、最後の大遊びに励んだ。

　　

生徒主催の送別会に参加させて頂き、美味しい地元料理を食べつくし、大好きな温泉も行き

 

　　　　

ライチ狩りにも行ってきた。ライチの村と呼ばれるとある村では、こんな大きなライチが取れる。

そして村の人たちとの日中交流はとても楽しかった。

 

夏休みには、コロナ明け３年半ぶりにようやく日本帰国が叶った！

　　　　　　　

会いたい人に会いまくり、中国で教えた生徒に会い、日本で仕事してた頃の友人や、学生時代の友人、先生にも会い、最高に満喫してまた、海南島に戻った。

 

　

そして新学期が始まり、気持ち引き締め新たな学生達や友人と楽しく過ごす海南島なのでした～。

 

　

　※↑三亜の鹿回頭公園モニュメント　　　　　　　

 

海南島の三亜に「鹿回頭公園」という観光地があり、ここにまつわる伝説がある。ある日リー族（海南の原住民族）の青年が狩りで鹿を追いつめた時、鹿が美しい人間の女性に姿を変え、その子と結婚する、という話だ（←かなりかいつまんだ：笑）。その話と日本の「鶴の恩返し」が似てるので、この２つを合わせた舞台を作った舞台監督さんと知り合った。　

 

「中学校のイベントに呼ばれ、子供たちに見せるので第一幕に特別出演してくれないか？」と頼まれた。面白いので「日本語でいいなら」と答えた。（私が中国語を話したら、大事な芝居を台無しにしてしまう）なので、中国人の女優さんの後ろに、日本の鶴の幻影が見えるという設定で日本語で参加することになった。監督から「着物を着て欲しい」と頼まれ（海南は暑いので、着物と言っても浴衣）OKした。

 

しかーし、これがのちに大変な事になった。

なんと、その演劇グループの中に強烈な「反日感情」を持っているおばさんがいたのだ。

私の着物姿が気にいらないらしく、舞台袖で待っていると突然「子供たちの前で日本の和服姿で舞台にあがるなー！」とヒステリーを起こされた　「は？　私は監督の指示でこれを着ているだけで、そもそもこれは日本の物語なんだから（着物を着るのは何の問題もないでしょう）」と言おうとしたら、全部言い終わる前にかぶせて「そんなの関係ない！着物を着て子供たちの前に出るのは間違ってる！！！キーッ」と大騒ぎ。唖然とする周囲の人。。。「あなたが二胡を弾いたり、チャイナドレスを着るのはいいけど、和服を着るのは許さないー！」と（←どういう論理なのか全然分からない）

          　

ちなみに舞台にはこのように出演者の写真が飾られていた（ここで二胡を持っている写真が私（笑））

 

いや～な空気が流れる中、主演の男性が間をとりもとうと試みたが、火に油を注ぎ、そのおばさんはヒステリーを起こす「脱げ！脱がないなら私が舞台に出ない！（そのおばさんも登場人物の一人）」　

とりあえず、聞き取れないフリをして監督に決めてもらおうと、監督を待った。監督はとにかく騒ぎをおさめたいので、折衷案として、羽織みたいのを上から着ればいいんじゃないか？となったが、こっちが腹の虫がおさまらない。服の上から浴衣を着てたので脱ぐのは簡単だ。

「じゃあ、これ脱ぎゃいいんでしょ！」とばかりに、みんなの目の前で思いっきり浴衣を脱いだ。

他の共演者さんが、気を使って私の脱ぎ捨てた浴衣を急いで拾って畳んでくれる。

「じゃあもう出演しないで帰りますわ！」と帰ろうかと真剣に悩んだが、せっかくのイベントの空気を悪くしたくないのと（すでに嫌な空気になってるが、、）、今まで一生懸命準備してきた監督のメンツを守る為に、歯を食いしばり我慢して、その場に残った。

 

中国で長く生活してると、時々このような「反日感情の人」に理不尽な対応をされる。だいぶ慣れてはきたが、今回は今までで一番はらわた煮えくり返った出来事だった！言いたい事はいっぱいあったが、中国語力が足りない＆場の空気を読み堪えた。そしてここは中国、アウェーの地であまり反発するとたぶん私にとっても不利になる。

 

監督からは、その日の夜と翌日と、何回にもわたって謝罪のメールが届き、他の人からも「あの人は東北人で年寄りだから」と慰められ、カメラマンをしてくれたおじさんも「着物姿、綺麗だったぞ」と（？）慰められる。とりあえず監督に思いっきりメールで文句をぶちまけ（中国語の文章なら100％言いたい事が言えるので）少しスッキリする。

その後周りの人と話して、日本人のみならず、日本語を教えてる先生や日本語を勉強してる生徒も少なからず、嫌な思いをしていることを聞いた。ある学生は「私が日本に留学したいって言ったら、文句言われた。クラスメートにもそういう子っているわ。アニメは好きだけど、その監督は日本人だから嫌いなんだって。言ってる事がメチャクチャでしょー」と言った。冷静に分析してる人も多いが、結局中国が反日教育を続けるかぎり、ある一定数の子供は反日感情を持って育ってしまう。なんとも残念なことだ。

 

また日本のメディアもいつまでも中国人批判を繰り返している。中国人を落として、自分たち日本人を持ち上げたいのが見え見えの記事を見ると恥ずかしいと共に悲しくなる。いつまでも中国の先を歩いてるつもりだろうがが、いくつかの分野では、圧倒的に負けていることにまだ気が付いていないのだろうか、或いは認めたくないのかもしれない。互いの国を認め合わないと、いつまでたっても良い関係にはなれないだろう。

 

「両国の教育やメディアの罪は重い」と改めて感じた出来事だった。

　

 

２月の１２日に近所の美容室に行った。ここはシャンプーの時にあちこちマッサージもしてくれて、エステと美容室がまざったような施設。カットも気に入ったので店員さんの進めるままに会員カードを買った。中国は事前にチャージする会員カードを買うと値引き率が大きい。その１２日後の２４日、店の前にはこのような紙が貼られていた。

　

簡単に翻訳すると「コロナの影響で、しばらく休業します。お客様の作った会員カードはお隣の美容室で使えます」

意訳すると「経営がうまくいかないので潰れます。作った会員カードは隣の美容院に処理をまかせた」

そして隣の美容院に聞いてみると

「チャージした同額費用で、うちの店にチャージしてくれれば、潰れた店にチャージした分も使えるようにしてあげるよ」と。

つまり、さらにお金を払わないといけないシステムだ。うまく考えたなぁ～

　

、、、と、感心している場合ではない！

これはかなり悪質な詐欺じゃないか！？　経営が悪くもうすぐ潰れるって時にさらに客に会員カードを売りつけバックレるとは腹正しいにもほどがある

しかーし、ここは中国。アウェイの国。裁判おこして戦うほどの時間も知識も気力もない。

こんな時は諦めるに限る。

ちなみに何人かの中国人に聞いてみたが、誰一人、さらにお金を払ってチャージする方がいいと言わなかった。

やっぱそういうもんなんだなー

色々贅沢が安く楽しめる中国だけど、時々お勉強代を取られることがある。

ここで生活する以上、それも含めて楽しまないといけない

　

最近、家の近くに素晴らしい絶景のスポーツクラブがOPENした。

眼下に海がバーンと広がるスポーツクラブだ。OPENしたばかりなので、もちろんすべてが新品で清潔感１００％

施設もホテルのようである。お気に入りのホテルの真横に出来た商業施設の中にあるので、レストランや日本の食材が買える輸入品スーパーなど、食事や買い物にも便利だ。非の打ちどころがないとはこのこと。喜び勇んで入会したのは言うまでもない。（以前、２年分の会費を払って半年経たずに潰れたスポーツクラブの事は忘れて、またまた３年分の会費を払ってしまった）

　

大好きなホテルで朝食ビュッフェ　この奥に見える背の高いビルの４階にそのスポーツクラブがある。

　　　

ロッカールームもシャワー室も素晴らしく綺麗で、まるで高級ホテルのようだ。

　　　

夜景も最高である

これだから海南島の生活はやめられない　気持ち良すぎる～