晩秋の紅葉風景 ③ ~「錦の里」 正暦寺
正暦寺は奈良市の中心から離れ、天理市寄りの山あいに位置している。
境内にある3000本を超えるモミジが織り重なり、山内全体が美しい錦で着飾ったように見えることから、昔から「錦の里」と呼ばれる。
小春日和に福寿院客殿の縁側に座ると錦文様の眺望と清かな風に癒される。
境内の赤い南天も見事だった。
また、正暦寺は清酒発祥の地とも言われている。
境内に流れている清流・菩提仙川の水で仕込まれたであろう酒母造りは室町時代からの歴史がある。