熟年新米弁理士のひとり言

平成18年に59歳で弁理士試験に合格した企業内弁理士です。弁理士試験、企業での知的財産業務について、気軽にお話します。

終戦の日

2018-08-15 15:22:33 | Weblog
終戦から73年を迎えた8月15日、政府主催の「全国戦没者追悼式」が日本武道館で開かれ、全国から集まった5000人以上の戦没者遺族らが、先の大戦で犠牲になった310万人を悼み、平和への誓いを新たにしました。

来年五月の新天皇即位に伴って改元するため、平成で最後の追悼式となりますね。

退位前最後の式に臨んだ天皇陛下は「戦後の長きにわたる平和な歳月に思いを致しつつ」と、これまでになかったお言葉を述べ、戦後の歩みに思いをはせられました。

このお言葉は、平和憲法の改悪、特に9条の改悪を望まない陛下のお言葉のように感じましたね。

皇后さまと共に参列した天皇陛下は「ここに過去を顧み、深い反省とともに、今後、戦争の惨禍が再び繰り返されぬことを切に願い、全国民と共に、戦陣に散り戦禍に倒れた人々に対し、心から追悼の意を表し、世界の平和とわが国の一層の発展を祈ります」と述べました。

北朝鮮情勢に変化の兆しはみられるものの、安倍晋三首相が、憲法9条の1項、2項を維持した上で自衛隊を明記する訳の分からない自民党改悪案を次の国会に提出する意欲を見せており、平和のあり方が問われる中で、慰霊の日を迎えたことになります。

安倍首相は式辞で、歴代首相が述べてきた「不戦の誓い」の言葉を直接は使わず、「戦争の惨禍を二度と繰り返さない」と表現していましたが、自衛隊を米国の要望に従って外国へ派兵する以上、不戦の誓いは言わないことにしたのではないでしょうか。

また、アジアへの「加害と反省」には6年連続で触れなかったこともひたすら米国追従、アジア蔑視の姿勢は変化ないということを明言したに等しいですね。

天皇陛下のお言葉と比べるべくもありませんが、それにしても安倍首相の言葉は心に響かない。







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