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以前、久々に実家に帰ったとき家族で夜、外食することになった。
歩いて10分くらいのところにあるレストラン。
向かう途中に墓地があり、昼間はなんとも思わないところが、夜間になると不気味なところ。
まあ墓地といっても、敷地の範囲もそれほど広くない。

そこらでこんな会話をした。

俺「このあたり、何かでそうだね~、写真とかとったら何か映るかな」
父「期待しても絶対映らないぞ」

親父は笑いながら答えた。どうやら、我が家の家系は霊感というものは一切ないらしい。
俺は冗談のつもりで、親父に聞いてみた。

俺「幽霊の存在って信じてる?」

父「いる」

いるのかよw
予想外にも明確に答えが返ってきたのでよく覚えている。

興味があったので話を聞いてみると、
隣の市の支店で実際にあった話らしい。

その話の内容はおおよそこんな感じ

ある日、高速道路で大型車両の事故が起きた。

その隣の市の工場兼の支店(以下 M支店)の整備士が現場に行って、車両を回収することになった。
警察の現場検証が終わったあと、工場の方へ車両を引き上げたみたい。

問題の車両は、キャビン部分が大破していてドライバーは即死だったらしい。
遺体は警察が引き上げていったようだが、車両自体にはかなりの量の血液が付着していたみたい。

→その回収してきた車両をどうしているのかまでは詳しく聞いていない。

数日後、このM支店では奇妙なことが起きはじめた。

このM支店では、社員用の浴場があり基本的には社員専用だが
そこそこな広さがあるようで、お客さんも利用することができるらしい。

続き
M支店の社員が浴場を利用していると、見かけない人が入浴していた。
その社員は、どこかのお客さんが利用しているのかと思い、特に気にもしていなかった。

別の社員も、その入浴している人を目撃し、次第にM支店内では
事故死したドライバーではないかとの噂が広がった。

M支店では、実害があったわけではないけど、お祓いをしてもらい、
その後入浴している人を見かけることはなくなったみたい。

そのお祓いをしてくれた方がいうには、
今回のように即死した場合、自分が死んでることを自覚していないことがあり、
幽霊としてでてきてしまうことがあるとのこと、、、

話はこれで終わり。
ちなみに、俺はこの話を聞いてから「いる」と思っている。