私はどんぐりのパン食べてるから、
一人できたない店に行ってくればと鬼嫁が言うので
豊平川を渡ってすぐ。
地下鉄東西線「菊水駅」から、徒歩5分ほど。
交差点に面して、かなり年季の入った佇まい
開けっ放しの引き戸の前には、出前用の軽自動車かな。
店名を刺繍した暖簾をくぐっただけで、昭和へタイムトリップ
カウンター7席だけの店内には、
先客はなく、お父さんが新聞を読んでる最中。
お世辞にもきれいとは言えない雰囲気がいい感じ
鬼嫁を連れてくるには、あまりにも危険ですけどね。
麺類をはじめ、ご飯物に一品料理…
思ったよりメニューは豊富で、しかもメッチャ安い
「ニララーメンって、ニラがたくさんのってるんですか」
「ニラはね、夏場は傷みやすくて…」
よく聞き取れませんが、あまりオススメではない様子
氷水の入ったコップを置き、
テレビをつけると、マイペースで調理開始
袋に入った麺を取り出したかと思うと、
カウンターの上でたたいて、麺をもんで
その後も、目の前で繰り広げられるお父さん劇場
10分ほどで、目の前に大きめの丼がドンと
「塩ラーメン」 500円。
炒めたもやしと玉ねぎの上に、ネギがどっさり
メンマ、わかめ、ゆで玉子、チャーシューが3枚ものって…
ワンコインだなんて、昭和から上がってないのかな
鶏ガラベースのスープは…
昔ながらのシンプルでやさしい味☆
炒め野菜と一緒に、細切れの豚肉も入ってるんだ
黄色の縮れ麺は、これぞ札幌
やわらかめの仕上りですが、スープに合いますね。
ムチッとしたチャーシューは、甘みがあって旨し
これでワンコインとは恐れ入りました
「美味しかった、ごちそうさま」
「は~い、どうも~」
こちらサイドから見ると、
やってなさそうに見えますけどね
1951年(昭和26年)の創業。
昭和56年頃に今のご主人がお店を引き継いだそうな。
札幌に、こんないい味を出す中華食堂があったなんて
札幌市豊平区豊平2-2
青葉苑
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