電子工作でやる、導通チェック。
これ、ハンダ付け作業でイチバンやってますよね。
配線は確実に繋がってるの?
隣のランドとショートしてない?
スイッチのオン側ってどっちの端子だっけ?
このごちゃっとした配線の中の、この一本ってどれ?
電源ラインは正しく繋がってる?・・・などなど。
こういう時にお世話になるのがテスターの基本機能の、導通チェック。
ちょっとした工作も含めて、イチバン使ってるのがこのチェック機能だと思います。
ということで、今日の話題は、この導通チェックです。
さてさて、この導通チェック。
今どきはデジタルテスターが主流で、ブザーの鳴動によってその導通の有無を確認してると思います。
で、このブザー音ですが。
付属のプローブ先端の品質にもよるんですが、かすれた、接触が悪いような音でイマイチだったりしますよね。
しかも応答速度も悪いので、音が鳴るまでにちょっと間が空いてみたり。。。
テンポよく、ピッ、ピッ、ピッって、端子チェックができないことに、ストレスを感じちゃいます。
まぁ、アナログテスターを使って針の動きを見るのも、いいといえばいいんだけど、チェックしてる時に視線を変えるのは、やっぱイマイチで。。。
という、電子工作あるあるを、少しでも改善できやしないかと、ググってみました。
そうして見つけたのが、”Low Power Continuity Tester” なる記事で、ひとたび見つけちゃったらいてもたってもいられずに、早速作ってみました。
詳しいことはこのサイトの記事を見ていただくことにして、使うパーツも少なかったりするので、仕事から帰って早々に、ブレッドボードにサクッと組み上げ、動作確認してみました。
記事中の回路では PIC の書き込みは ICSP でやるようになってたんですが、PICkit4 で直接書き込む私は、まずは回路図から余計なところを削ってシンプルに書き変えるところから始めました。
使用するパーツはこれだけです。
Low Power Continuity Tester の開発者は PIC12LF1571 を使ってますが、わたしは秋月電子でも取り扱いがある PIC12F1572 に変更して試してみることにしました。
ちなみに、GitHub にアップされているソースをそのままコンパイルしてできた HEX ファイルは、PICkit4 で正常に書き込むことができました。
今回の工作でイチバン面倒だったのが、この PIC へのプログラム書き込み作業で、最初からコンパイル済みの HEX ファイルがアップされてたら、ただ焼くだけで超楽チンだったんですが、久々にコンパイルしたんで、ちょっと手間取ってしまいました。。。
ということで、ブレッドボードに組み上げ動作チェックです。
使い方は簡単で、プローブに触れれば動作します。
モードは3つで、SW の押下で変更します。
- 導通テストモード(導通ありでブザー)
- 逆導通テストモード(導通なしでブザー)
- ダイオードテストモード(順方向電圧で短いブザー、短絡で連続ブザー)
いずれも、一発で動作確認できました。
イチバン肝心の応答速度ですが・・・何度か試験してみましたが、ブザー音がかすれることはなかったし、まぁ応答速度も早いんじゃないかと。
近日中に、このブレッドボードから小さな基板にハンダ付けし直して、ちゃんとしたケースに収めてみようかと思います。
ということで、もう何度かはこの「導通チェッカ」の記事が続きますが、どうぞよろしくです。
それじゃ、またね。