タイ東北部のウドンターニでは、

シンハービールがボイコットされて、

チャーンビールが飲まれているという

10日のニューヨーク・タイムズの

記事を読んだ。


タイを代表するシンハービールの一族

のMs.Chitpas Bhirombhakdiは、

反政府デモの主要メンバーであり、

彼女が

「多くのタイ人は民主主義の真の理解

にかけている、特に農村部では」

と発言したことで、

農村部の反感を買ったわけです。



人口の大多数を占める農村部と貧困層

が支持する現政権と、首都バンコクの

富裕層・中間層が支持する反政府派と

いう対立構図。


いわば大衆政治とエリート政治の対立

とも言える。


選挙を行えば民主党が負けるので、

選挙をボイコットするという、

ありえない主張。



民主主義の根幹である選挙を否定する

政党の名称が民主党というのは、

冗談のような本当の話。



反政府派が13日にバンコク市内の

幹線道路の主要交差点を封鎖し、

官公庁への電気・水道を止める、

「バンコク・シャットダウン」

を計画しているので、短期的には、

混乱や治安悪化が心配されるが、

歴史的な必然として、民主主義が

後退することはないだろう。


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