今年初のお稽古は、「大津袋」 でした。

包み帛紗と同様に、棗を濃茶器として用いる場合の濃茶点前です。

利休の奥様、宗恩が、大津から京都に米等を運ぶ袋にヒントを得て

考案されたそうです。

 

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お軸は、「和雪一枝香」

類語に「一枝いっし梅花ばいかゆきしてかんばし(一枝梅花和雪香)」があります。

 

 

芳賀幸四郎『新版一行物』には、「……寒気に負けず雪の白さと相映じて咲き、馥郁ふくいくと香気を放つ梅の花の凛然とした美しさをたたえたものである。(中略)そしてこの一句の背後には、この梅花の美しさと香しさとは、長期にわたる苦難を越え試練にたえてはじめて得られたものだと、その忍苦を礼讃する思いが隠されている。(中略)この一軸を単に早春の茶席向きの風雅な句として鑑賞するにとどめず、ここまで深く味わっていただきたいものである」と、 あります・・・・・

 

奥が深いです。

 

 

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茶花は、雲竜柳と侘び助。

永楽作の青交趾に良く映えます。

 

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香合は、福寿草を模った黄交趾です。

 

正式には、交趾の茶入れと交趾の香合を一緒に荘ることはないのだそうです。

タブーを承知で、一月いっぱいは、福寿草を・・とのこと。

 

来月には、お福さんが登場しますので。

 

先生は、季節感を大切にされるので、お稽古日の設えがとても楽しみです。

 

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主菓子の銘は、「玉椿」

 

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玄関のお花にも、毎回、見入ってしまいます。

 

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