あるまこ~

ITコンサルタント&山岳ガイド協会公認 山岳ガイド&インターネットショップ ラブジアース店長&LOC代表の徒然日記。

【LOC】 2/9 アイスクライミング合宿 三重県 御在所(その1)

2019年02月09日 23時55分12秒 | LOC

今年のアイス合宿は、三重の御在所岳周辺の氷瀑。2月の3連休を利用し、前日の夕方溝の口を出発し、日向小屋に素泊まりして3日間をフルに活用できるように計画しました。今年の御在所は氷結状態がイマイチでしたが、結果、主なルート(2ルンゼ奥又、3ルンゼ、αルンゼ、前壁(ほぼドライ)、1ルンゼ中又)を全てトレースできて良かった。この太平洋沿岸に標高1200m程度の山域でアイスクライミングが楽しめるということ自体、関東周辺ではありえないことなので、その氷の奥深さを再認識しました。標高500m程度の駐車場では積雪はありませんでしたが、700mをこえるあたりから根雪がありました。

前日夕方に溝の口で集合し、高速道路に乗るのに下道渋滞で約1時間で、合計約4.5時間で四日市へ到着。夜の東名もそこそこ混んでいました。日向小屋へ23時ころ到着し、1杯飲んでさっさと寝ます。翌日は6時朝食で7時出発。気温ゼロ度程度なので、いつもの八ヶ岳と比べればかなり暖かいのだが、なぜか寒い。藤内小屋を経て、藤内沢出合でクランポン装着。私はオンサイトなので慎重にトレースや積雪状況を確認し、沢を詰めていきます。

奥のほうに氷瀑(奥又)が見えるが、急登や草付で確保したりとやや時間がかかる。やっと奥又ついたと思いきや、ちょうど他パーティーと合流。JECCのOBと世界高峰を登る方でした。奥又全体が不明なので、とりあえずさっさとトップロープ張れるように右から登ってロワーダウンで降ろすが、難儀しました。最後にトップロープで登りましたが、リードも可能だったので残念。まぁ、合宿初日かつオンサイトなのでしょうがないと自分に言い聞かす。全員1回登り、3ルンゼへ移動。

3ルンゼは、標高高くかなり緩い傾斜のためほぼ雪で埋まっていました。最上部が20m程度氷出ていましたが、数パーティー取りついていたため、そのまま稜線に抜けました。せっかくなので、御在所岳山頂へ往復約1時間の道のりでしたが、結果、この時に山頂行けて良かった。下りは何となくよくわからないので、ロープウェイを活用し、日向小屋オーナーに車でピックアップしてもらい、ブルジョワ気分で帰宅。今日の宿泊は我々のみだったので、夕食はほんと豪華・・・というより、拒否しなければどんどん出てくるというシステム。ほんとに堪能させてもらいました。


■行程

18:00 溝の口 集合、出発
23:00 日向小屋 到着

5:30 起床
6:00 朝食
7:20 日向小屋 出発
7:50 藤内小屋
8:45 藤内沢出合
10:00 2ルンゼ 奥又 到着、アイスクライミング開始
13:30 3ルンゼに向けて移動開始
13:50 3ルンゼ ※ほぼ埋まっているので稜線へ
14:20 稜線
14:55 御在所岳 山頂
15:40 ロープウェイ乗車
16:30 日向小屋 到着
17:30 夕食
21:00 就寝


■写真


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