コメント欄からの質問
ホームページのコメント欄から頂いた質問「首の張りや肩こり目眩や耳鳴りとの関係」について回答します。
首が張ったり肩こりが酷くなるとめまいや耳鳴りがします。
耳鳴りや目眩は肩こりや首の張りと関係しているのでしょうか?
という質問です。
結論から言いますと
「関係しています。」
首の骨の頸椎からは頸神経が出ていまして、その根本の部分を「頸神経根」と言います。
これが圧迫されると肩こりや首の張り、後頭部痛や手の痺れやだるさなどの筋骨格系の症状の他に、場合によっては目眩やふらつき耳鳴りや耳の閉塞感といった内耳や自律神経系の症状が現れます。
このような肩こりや首の張りの他に自律神経症状が現れる首からくる症状のことを「頸部症候群」と言います。
頸部症候群は「むち打ち」のように強い力や衝撃が頭や首に加わる外傷が主な原因ですが、ここ最近では、長時間のPC作業やスマホ使いすぎで姿勢が悪くなり、それが原因で発症するケースがとても増えています。
質問者に外傷の経験がないのであればおそらく後者が原因ではないかと考えられます。
この手の頸部症候群の原因となる悪い姿勢の定番が「前方頭位」です。図1

前方頭位は頸椎に対して極端に頭が前に出るので、後頭部の筋肉が緊張し、筋肉の下を通る後頭神経が圧迫され、首や後頭部に痛みが生じます。

そしてこの姿勢は頭の重量が上部頸椎といわれる頸椎の1番と、その下の2番に対してもろに加わり、周りの筋肉が強く緊張します。 

通常、神経根は関節と関節の間にある神経孔といわれる骨のトンネルを通りますが、上部頸椎から出る神経根は神経孔を通らず、筋肉や硬膜の間を通ります。


なので、通り道である筋肉や硬膜が緊張すると神経根が圧迫されます。

上部頸椎の神経根は長い年月かけて徐々に圧迫され症状が進行します。

最初は肩こりや首の張りとして現れ、次第に後頭部痛や偏頭痛へと進行し、さらに進むと神経根の中を通る交感神経が刺激され、交感神経に支配されている眼や内耳、脳の血管などに影響し、目眩や耳鳴り、難聴や目の痛みなどの訳の分からない自律神経症状が現れます。

こうなる頃に病院に行くと自律神経失調症という事で薬を処方されますが、もしその症状が前方頭位が原因でなったものであれば、症状を抑えることはできても、根本的な解決には至りません。

予防と緩和のために出来ることと気をつけること。

前方頭位を改善するための体操を当院のホームページで紹介しております。
リンクを貼っておくので、注意点をよく守ってお試しください。


当然姿勢にも気をつけてください。
特に猫背やうつ伏せでのスマホ操作は前方頭位を助長させる姿勢ですので、気をつけてください。
頬杖、腕枕は上部頸椎に負荷が集中します。当然、神経根が圧迫されるのでやらないでください。
また睡眠不足やストレスは脳の機能を低下させ、自律神経を乱すので、気をつけること。

あとはカイロプラクティックでズレた上部頸椎を矯正して神経根を圧迫から解放してもらうと改善が早まります。

ただ、下手なところで施術を受けると逆に悪化するので、施術を受けるときは慎重に選んでください。もし来られるのであれば当院へ一度お越しください。

私からの説明は異常です。
私の拙い説明で辛い症状が少しでも緩和できれば幸いです。

動画版:首の張りや肩こりと目眩や耳鳴りとの関係。





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