論文は 読めば読むほど 泥沼に
(真理は見えず)
> 結果の不一致
どうも~、はむです ( ・ω・) ㌧
最近、ふと思い立って大学時代に自分が作成したファイルや資料を見返してみました (色々と良く残してあったものだ)。
その中で、過去の基礎修練時代の自分がやっていた実験やら当時調べていた論文やらを振り返ってみますと、はむが覚えている以上に色々な実験をやっていたのだなぁ、と素直に驚くことが多いです。
今の研究室ではin vivoの実験を行うことが多いのですが、これからのはむの実験に役にたつであろう手技を当時からいくつもやっていたように思えます。特に初期にやっていた免疫組織染色 (ひいては病理) の知識・技術は役立つでしょうねぇ。
そう考えると、やはり過去に自分が会得した技術、一度勉強したことを知識として忘れずに持っておくことは非常に重要と感じます。大学時代には覚えていたことでも、研修医〜の医者としての期間に別の知識・技術を入れていく過程で少しずつ薄れていってしまったのでしょうねぇ。
今は逆に臨床から少し離れて基礎研究に従事している訳ですが、やはり臨床の知識に関しては忘れいないようにしていきたいと思う次第です。覚えておいて損になることはそうそうないと思っておりますので…。
(という訳で、もう一度基礎修練時代のファイルを見直しですな)
さてさて、先週は実験と実験と谷間ということもあり、比較的時間を取れた一週間だったように思えます。しかし、backgroundとなる知識面の補強は重要…以前調べた時から時間が経ってくると、同じような分野での新しい論文がいくつか報告されてきます。
しかし、読んでいくと…
( ・ω・)∩ 結論が真逆なんですけどー??
多くの人が経験したことがあると思いますが、論文によって結論が180度正反対になっていることは見られることです。Discussionに色々書いておりますが、結局のところ施設間の違い…ということで片付けられていることも良くみられます。
ʕ •ɷ•ʔฅ < 真理はどっちだ…!
論文を読んでいくと、こちらのグループはAと言っているが、別のグループはBと言っている、また別のグループは…というように泥沼化していくことも経験されることです。しかし過去の報告でどういうものがあるのか、各々どういう問題点があるのかということに関しては、知識を整理しておくことが重要と感じます。
自分が実験を行って得た結果も、常に本当にそうなのだろうかと疑問の目で見ながら進むようにしていますが、自分で自分の結果を客観的に見ることはかなり難しいのです。他人の目を入れつつ少しずつ進めてデータを集めていかないと、どこかでひっくり返る可能性もある、といつも思ってビクビクしながら実験しております。
(もともと小心者なものですから)
研究室の諸先輩方からの言葉としての「一人で実験をするのではなく、多くの人の目を入れる」ことと「自分の実験結果を信じずして何を信じるのか」ということを胸に明日からもまた研究に向き合っていこうと思います。
(最近真面目な話が多すぎる…か?)
さてさて、本日はこの辺で。
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