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Year: 1991

Label: Combat
Cat#: 88561-2026-2
Matrix: REL 20262 01! C

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説明不要のスラッシュメタルバンド、EXODUSの超鬼レアCDです!

このアルバムはPaul Baloff脱退前に録音されたスタジオ音源(Pleasures of the Flesh、Seeds of Hate、Brain Deadの3曲)とライヴ音源を収録した編集盤で1991年にプレスされています。

3曲のスタジオ音源は、本来はSteve "Zetro" Sousa加入後にリリースされた2ndアルバムPleasures of the Fleshに収録されていますが、このCDではまだPaul Baloffがヴォーカルをとっているバージョンで収録されています。またライヴ音源はPaul Baloff時代に収録されたもので、本作はジャケットにも書いてある通りPaul Baloffをフィーチャーした内容となっており、EXODUSマニア向けですが貴重な音源が聴けるアルバムです!

ところがこのアルバムはプロモ盤のみ作られ一般発売されなかった幻のアルバムとなっており、現在では超がつく鬼レアCDとなっています。なぜプロモ盤のみで終わってしまったのかはっきりした経緯はわかりませんが、いろいろ調べてみて推察してみました。

EXODUSは88年に3rdアルバムFabulous Disasterをリリースした後に、それまで在籍していたCombatからCatitolに移籍し90年に4thアルバムImpact is Imminentをリリースしています。ところがCombatとアルバム一枚分の契約が残っていたため、92年にCombatの親レーベルであるRelativityから1st〜3rdアルバムまでの楽曲を寄せ集めたベスト盤The Best of Exodus-Lessons in Violenceをリリースしています。
この先は僕の憶測になりますが、おそらくこのベスト盤リリース前に、当初はPaul Baloff在籍時の未発表音源となるこのCDをRelativityが企画しプロモ盤まで製作したものの、既に脱退しているPaul Baloffのクレジットを権利の関係で使うことができなかったか、もしくはもう脱退しているメンバーが在籍していた時の音源に対してバンド側がNGを出したか、はたまたレーベル側がマニア向けすぎて売れないだろうと判断したのか、このあたりの理由でお蔵入りになったのかなと思われます。

このCDはプロモ盤という事でごく少数しか出回っておらず、全てのジャケットにパンチ穴が開けられています。パンチ穴無しのものは存在していないと言われていますが、CDをプレスする際は普通はパンチ穴無しで印刷すると思うので、もしかしたら当時の関係者が完全な状態のものをまだ持ってたりして…。そんな事があったらすごい大事件ですね!
ちなみにカセットテープも作られたようですが、こちらもプロモ盤のみでジャケットにパンチ穴が開いています。

今のところPaul Baloffバージョンの3曲が収められたCDはオフィシャルでは本作のみとなっています。ブートではBonded by Baloffというタイトルで確かBonded by Bloodを赤くしたようなジャケで出ていたかと思います。悪質なリプロについては出ていないと思います。



(オーディマひげ/hunter T)

リプロ危険度0%