日本の国際競争力↓ | わかば国語・作文教室

こんばんは。

つくば市のプロ家庭教師、

わかば国語・作文教室のわかばですクローバー

 

【日経新聞:国際競争力ランキング 日本34位に後退】

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60412730W0A610C2FF8000/

【ESG投資サイト:IMD世界競争力ランキング2020】

https://sustainablejapan.jp/2020/06/17/imd-world-competitiveness-ranking-2020/50985

 

「国際競争力」というと

なんだか遠い世界のお偉いさんたちが

ビジネスバトルをしているようなイメージです。

でも記事を読んでみると、

自分の会社で思い当たる内容があるなと

思う人が多いのでは?

という内容でした。

 

・政府の効率が悪い

・起業しづらい(法人税が高い)

・企業のマネジメントが古い

・デジタル化が恐ろしく遅い

・国際経験が乏し

 

これ、このまま教育現場にも当てはまりそうです。

 

・文科省の決定が後手後手

 (上からの指示が遅いうえに自由度少ないから

 現場は動きづらくて仕方ない。)

・高等教育が受けづらい

 (塾の費用や大学の学費が高い)

・指導内容(指導要領)が旧来の暗記型中心

・デジタル化が遅い

 (コロナ期間にやっと少し進んだ?)

・現場感覚に乏しい

 (漢文とかやってる暇あったら

  もっと討論やフィールドワークやって。

 教養は大事だけど、仕事に直結する

 論理的思考や生成的対話、内発的研究姿勢を

 育てるほうが大切でしょ。)

 

今日から読み始めたこの本「学習する組織」にも

 

「教育現場が古いから

 ビジネス現場が変わらない」

 

というようなことが書いてありました。

 

 

 

 

では、本当に教育現場は変わっていないのでしょうか。

日本の国際競争力はこのまま落ち続けるのでしょうか。

 

私はNOだと思いますし、思いたいですねチュー

上から与えられるものは大きく変わらなくても、

身近なところでうずうずと変革の兆しを

感じるからです。

 

たとえば、

茗溪学園が2021年4月から

「アカデミアクラス」を開設するそうです。

https://www.meikei.ac.jp/post/6465.html

説明のHPで「学究する」という言葉を使っていますね。

IB教育にも取り組んでいる茗溪ですから、

日本語クラスでも対話や自発的な研究に

力を入れたクラスを開設することが

国際競争力のある人材育成につながると

考えているのでしょうか。

 

また、茨城県は中高一貫校が増えることで、

対話やアクティブラーニングを活用した

授業のノウハウが、県内に広がるはずです。

 

先日、並木中等の国語科の先生と

お話させていただけて

「答えのある問題の解き方を覚える授業」ではなく、

「答えがひとつではない問題を共に考え

 対話を通してより上のレベルの解決策を

 見つけ出すことを目的とする国語の授業」

を作りたい!というビジョンで意気投合。

なんと中1生の授業に呼んでいただける

かもしれないということで、

ただいま鋭意企画書作成中です。

その先生は他の分野でも外部講師を

たくさん呼びたいとおっしゃっていて、

民間の力も柔軟に取り入れて

生徒たちの可能性を広げたいという

先生たちの熱意を感じました。

 

 

もちろん、ある程度の暗記は必要ですよ。

基礎知識のないところに応用はありえませんから。

 

でも、それだけじゃない「これからの教育」を

「現場」の先生たちは本当に熱心に考えて

色々試していらっしゃるのだなぁと感じます。

 

コロナの時も思いましたが、

「上から変わるのを待っていてもだめだこりゃ」

とあきらめて個々人が動いたときの

パワーとスピードというのは、

上から強力に動かすよりも適確に世間を動かす

ことがあるのではないでしょうか。

 

日本の国際競争力は現在のところ落ち続けていますが、

このまま落ち続けるだけではないと思います。

 

34位。だめだこりゃ。

 

そう思った現場の先生たちや

ビジネス現場の経営者たちが、

そして次の世代を担うこどもたちが、

「自分でなんとかしなきゃ」と思ったときに、

日本の凋落は止まると思うのです。

 

だからね。

 

『自分にできることはなんだろう』

 

そういうふうに「自分ごと」として

社会の問題を考えることの大切さや楽しさを

子供たちに伝えていきたいと思います音譜おねがい

「私にできること」は、これだと思うのでね。

 

久しぶりのまじめな記事でした照れ

長々とお付き合いいただき、

ありがとうございますラブラブ