こんにちは。
ひなた翠です。
各書店さんにて、電子書籍で発売になりました
花音「先生、私たちの物語が本になったみたいです」
律「え? 僕のヘタレ具合が本になったと???」
花音「……そういうことですね(笑) でも私の足癖の悪さも露呈しているわけですし……」
律「ちょっとまって……花音、今……僕をヘタレ男子と認めた?」
花音「いや……そういうわけではないんですけど」
……てことで、ガチムチ女と天才ピアニストの切ない物語をお楽しみくださいませ。
あらすじ
「僕が君を教えたいって言ってるんだ。そこにギブを求めるから。お金か身体を提案したんだけど?」
土屋花音、20歳。保育科の短大生。ピアノの授業に苦戦している。お小遣いでピアノ教室に通っている。そこで刃物を持った男が乱入してきて、空手で鍛えた身体で花音は、怪我している男子講師を守った。男子講師だと思った人は、宝城律で天才ピアニストだった。助けた御礼にと自宅で個人レッスンを提案されて……。授業料は身体で、と。強い女はモテないと思っていた花音は……?