なぜなら、人は急に性格や資質を変えることは出来ないので、まず周りの環境を変えれば、自然と行動が変わっていき、やがて生活そのものも変化していく。
そして最終的には性格も人生さえも変わっていた...ということになるのです。
でもこれには善も悪も混在しています。
よく、「お金を得た途端に性格が変わった」ということがありますが、良くなったということもあれば、悪くなった場合もあります。
あるいは、「いろいろ捨てたら身も気持ちも軽くなって楽になった」ということもあるでしょう。
それは本人のせいではなく、周りの環境の影響が大きいのだと思います。
自分の慣れ親しんだ楽な生き方を変えることは苦しいものですから、なかなか自分自身では変えられないものです。
環境を変え否応なしに対応せざるを得ないうちに自然と気がついたら変わっていたというだけなのかもしれません。
人には高い順応能力がありますから、要は慣れていくんですね。
なので、「変わること」を恐れる必要はないのです。
勇気と信念を持って望めば、やがて慣れますから。
むしろ注意すべきは、周りの環境です。
誰と居るか、誰の言葉を信じるか、誰と行動を共にするか、その相手を慎重に選ぶことが一番重要だと思います。
