【第五部】推しが突然先発することになったから、万障お繰り合わせて応援しに行きます【万障】 | 硝子姫が見てきたやきうと二次元イベント。

硝子姫が見てきたやきうと二次元イベント。

最新記事に合わせて参加ジャンルを変えています。
プロ野球ファンも中井和哉さんファンもどうぞよろしくね。

第一部:推しの誕生日
第二部:赤い街と青い姫
第三部:先発・国吉
第四部:ビジパフォ

 

…の続きです。


お好み焼き祝勝会のあと、カメラの民2名と別れる間際にこんな話をした。

姫「もしかして週末(※9月29日・30日)の神宮に来るん?」
「…内野に」
「1日だけ行きますねぇ」

姫「…流石だよな俺ら。…あ、姫はレフトスタンドのいつもの位置に」
「しってる」
「じゃぁまた元気に神宮で会おうww」

姫「せやな、週末神宮で!ほんときょうはありがとうね」
「お疲れ!まじでヨッシュナイス!姫ちゃんと寝るんだよ!」
「ほんとそれ!明日無事に帰るんだよ!」

姫「おう!無事に帰りつくから!おまえらも気をつけてな!」

数日前にハマスタで会った民と広島で再会してまた週末に神宮で会う。
(※なお、この試合は2日間とも台風接近で中止になった)
…みんな、大概だな。職場抜けだして見送りに来る民とか、煽るだけ煽って広島に姫をかっとばした民たちとか、ほんとみんな大概だな。どうかしてる。どうかしてるし、最高にありがてぇ!!!

そんなことを思いながらホテルに戻る途中であらためてスマホを見た。
かっ飛ばす会、いやもう姫来ちゃったから「姫を広島へかっ飛ばした会」の民たち、なにやら『姫と自分との出会いのエピソード』を語っている。
やめろ、なんだ、なんだこの流れ!

姫「あのう…ものすごいこっぱずかしい流れなんですが」
「あっ来た」
「おう、お好み焼き帰り」
「旨いもの食べられていい試合見て最高だな姫!」
「ところで姫よ、明日の新幹線のチケットはもう取ったんか」
姫「いや、まだ。そもそも何時の新幹線とかも決めてない」
「ってことは仕事行かん方向か」
姫「社員には今日明日で休みくれつって今日飛びだしてきちゃったけど、SOSが入ったら行くつもり、でも現時点で入ってない」
「ならもう、いいんじゃない?明日SOSが来たとしても9時すぎでしょ」
姫「そうね」
「それでマッハで新幹線乗ったとしたって東京着くの昼過ぎでしょ」
姫「うん、だからもうSOSは来ないものとほぼ思ってる」
「じゃ、いけるね」
姫「ファ?」
「じゃ、決まりな。姫よ、明日新大阪で降りろ」
姫「えっ」
「甲子園、行こうぜwwwwwww」
姫「ちょwwwまてwwwちょwwww」
「姫ー。ついでだから行っちゃいなよ!どうせ通り道なんだしさ」
「それに新大阪からの回数券があるんでしょ?」

姫「うん…ある…え…甲子園…?」
「姫、よく聞け。明日リリーフ待機してるかもしらんのやで、よっしゅ」
姫「!」
「じゃ、チケット確保するで。安心しろ姫の大好きな外野や」
姫「…あ、あの、最終ののぞみには乗るからね」
「おう、それも調べてある、東京着23:45が最終やで」
姫「OK、ハマスタの後にちょっと飲んだらいつも東京駅そのくらいの時間だし大丈夫」
「じゃ、甲子園のチケット取っとくで」
姫「…も、もうなんとでもなれ…任すわ…ホテル戻る」

いい試合を見てよっぱらってふわっふわして知らない夜の街をさまよって、完全に流された感じで甲子園行きが決まってしまった。決定打は「リリーフ待機かもしれない」という一言であった。

「15時頃新大阪につけば余裕で間に合う、午前中は広島観光楽しんだらええ」
姫「承知した…またちょっと放心してしまう」
「いやーほんとこっちも、楽しいわ。流れってあるんやな」
「ほんとだよ、この流れと祭りに乗っかれたの嬉しい」
姫「はぇ…」

テレビをつけっぱなしのままシャワーを浴びる。そういえばフロントの脇にご自由にお持ちください的な各種シャンプー類が合ったけどすっかり失念していた。いいやこの備え付けのやつで。

ビシャっ

え?ビシャつったね?あれ?シャンプー出ないよ?あれ?え?うっそぉ!!
壁に。壁にシャンプーがビッシャァァァと。なにこれ。まさかのシャンプー暴投である。ノーコンかこのボトル!
シャンプーってこんな飛ぶか?いやいやいやないわ。なんだこのボトル。
低い位置で良かった、と思いながら壁のシャンプーを流す。なんだこの展開。
シャワー一つで大騒ぎである。
なんとか髪をあらい、体をあらい(ボディソープは普通に出た)少し熱めのお湯にしてしばらく目にあてる。散々泣いたし目が腫れるとアレだと思った。
はー…良かった…ほんと良かった…国吉くんカッコ良かった…超カッコよかった…
あーダメだまた泣いてしまう何のためのお湯だ、これはいけません!

甲子園だのなんだのでうわついたまま寄ったローソンで買った。
湯上りのぼっち二次会。つけっぱなしのテレビから知らない番組が流れて新鮮。
東京ではあんまりみない芸人さんがいっぱい出てたりする。

現地経験民から「落ちついた?」と個別にLINEが飛んできた。
落ちついてはいない。Twitterの通知はゆるゆると止まらないし、シャワー一つで大騒ぎしてるし、窓の外に謎のおっさんいるし。

そう、謎のおっさんが居たのだ。今思い返しても謎である。
ホテルは大通りから1本入ったところ、という立地だがたまたま姫の部屋の前がコインパーキングになっていて視界が開けており、実際には大通りに面しているのとなんら変わらないという立地である。
その窓から外を見ると、大通りにおっさんが立っているのだ。手ぶらのおっさんが。
何をするでもないし、こんな深夜に。タクシーを探しているふうでもないし、人を待っているふうでもない。ただ、おっさんが立っているのだ。ちょっと気味悪い。

姫「まぁ、なんとか」
「まだ、落ちついてないか。そうだよね。でもほんとよかったね、私も泣いちゃった。姫はいい試合を見たね」
姫「…うん、きて、よかった。ほんとよかった」
「明日の新幹線の切符の買い方とか大丈夫?」
姫「んー…」

そうか、行きは見送りの民がいてなんだかわーっと買えたけど。明日は全部ひとりでやるんだった。

「窓口で、『新大阪まで指定席でお願いします』って言うのよ」
姫「わかった」
「そしたら係の人が時間はどうされますかって聞いてくれるから」
姫「早くに買いに行ったほうがいいかな、あと新大阪からのは新大阪で買った方がいい?」
「お盆でもないしそんな早くなくても大丈夫。新大阪からの回数券はね、一緒に出して『指定つけてください』って言えばいい」
姫「ありがと。まぁチェックアウトしたらすぐ行ってみるよ」
「会える人たちによろしくね。残りもめいっぱい楽しんでおいでね」
姫「うん。ご厚意に甘えまくる」
「ねぇ、姫」
姫「ん?」
「ノウミサンクレープ、デビューだねw」
姫「!!!wwwwwwww」

そうだ、能見さんのクレープ!甲子園いくならあれが食べられる!
■能見セレクト フルーツクレープ■
毎年この能見さんの動画が楽しみでならない。能見さんカワイイ。
そうか、すっかり忘れてた。ノウミサンクレープ!ジョセイニ、オススメ!
わぁちょっと楽しみだぞこれは。甘いもの苦手な姫だけど、これだけは食べたい。

そっと窓から外を覗く。まだ謎のおっさん、立ってる。本当にただ立ってるだけだがさっきと向きが90度変わっている。なんなんだろ。
まぁ、ともかく、終わった。国吉くん本当にお疲れさま!

テレビも消して灯りも消して。まーだ謎のおっさんそこに立ってんなーと(また90度向きが変わってた)思いながらベッドにもぐって結局ずーっとスマホでエゴサしたりサーチしたりYAHOOの記事おっかけたりしてた。
己が思っているよりこの「姫が広島に弾丸遠征した件」が話題というか、拡散のような状況になっていることを知る。また震える。
そういえばまたフォロワーさん増えてないかこれ…うわ…どういうこと…
なんか申し訳ない…今だけやでこんなん…ふだんは選手のケツみるか写真の民に狙撃されてギエエエ言うてるだけやで…
結局震えながら10秒に1回くらい寝がえり打ってた気がするし、何度もお茶飲みに起きたりもした。すごく不思議な広島の夜であった。謎の立ちおっさんはあのあと1時間くらいは立ってた。その後は窓の外を見なかった。





ちょっとだけ寝たのかもしれない、よくわからないままいつものアラーム。

たけお「7時のアラームです」

おっさんはもういなくなってた。いや、いたら怖いが。本当になんだったんだろうあのおっさん。
テレビをふたたびつける。あぁ天気予報が首都圏じゃない。新鮮。
東京がやはりあまり天気が良くないことを知る。昨日は普通に『出勤』の体で出てきたから、駅前の駐輪場に自転車も止めっぱなし。雨か…
結局ホテルの朝食サービスにも行かず、そのままゴロゴロしてしまった。
今思えばここでさっさと行動開始していればもうちょっと広島観光できたな、と反省。

 

これはちょっとびっくりした。ほんとに荷づくりの手が止まった。奥田民生どうしたこれ……って記憶をたどっても姫の奥田民生像ってPATI☆PATIに出てたころのユニコーンしかでてこない。民生…

まぁ、民生はともかくだ。昨晩教わった通りにまずは新幹線をおさえるミッションがある。
荷づくり完了。忘れものなし。冷蔵庫切った。ゴミまとめた。よし、チェックアウト。
フロントのお兄さん「横浜ファンにはいい試合でしたね」
姫「はい、頑張ってきてみてよかったです。お世話になりました」
お兄さん「またお待ちしてます」
姫「…CS、決まったら来ます!」

本気でCSに行けると思っていた。勢いが、まだあった。

大通り。昨日の謎のおっさんが立ってたあたりを通る。本当になんだったんだあのおっさん、と思いながら駅へ向かっていたらスマホにトレード通知が来た。
ちょっと逆光になっていて良く見ないままトレードを了承してしまった。

トレードしてくれた方の名前が「初遠征記念」となっていた。
あらためて己の広島行きが「結構な話」になっていることを思い知った。
どなたかわからないけれど、ありがとうございました。生涯大切にします。

広島駅着。昨晩お好み焼き屋難民になってるあいだにいくつか金券屋を見つけておいたものの、まぁ、いいや正規価格で…と思い窓口へ。結構並んでいる。
「赤い民」たちの姿も見える。スタジアム方面へ向かうと思しき赤い民たちも見える。…平日の朝10時前やぞ…??いや、働き方はさまざまだし、今日は赤い民たちにとって特別な日になるだろうから(昨日もそのはずだったんだけど)(それ以上に昨日は姫にとって特別な日だったから!!)

窓口のお兄さん「お並びの方おまたせいたしました」
姫「しっ、」
「ハイ」
姫「しんっ大阪まで1まい」

不審者である(2日連続n回目)

「新大阪でよろしいですか」
姫「ハイ、新大阪まで、あの、し指定で」
「指定席ですね。すぐ乗られますか」
姫「えとそれなんですが、新大阪に14時半から15時頃に着けるようにしたいです」
「その時間ですと…13時17分発のぞみ東京行きが新大阪着14時38分、その次が13時22分発新大阪行き、これが14時48分着があります。指定席は…あ、どちらも指定席あります」

ともかくここ2日ロクに寝ていない。うっかり寝過ごしでもしたらコトだ。
新大阪行きならその心配もない。

姫「では新大阪行でお願いします。あ、窓側空いてたら窓側で」
「かしこまりました…では、窓側で1枚お取りしました。こちらが乗車券です。
10,030円いただきます」

姫「あ、それと、あの、かか回数券があるんですが、これも指定席を今、えっと」

何言ってだ…このときものすごくぐちゃっとなったことは覚えている。
窓口のお兄さんが苦笑していた。

「ん、お持ちのきっぷ拝見させていただけますか」
姫「あ、これを持っています、今指定席をつけられましゅか」

まだ噛みつつ、回数券を見せる。

「あ、つけられますよ。こちらは時間どうされますか」
姫「これは、東京行きの最終にしてください」
「では新大阪発21時23分の最終でお取りします。…通路側でよろしいですか」
姫「はい、構いません」

え、もう窓側ないんだ。よかった、今言ってみて。結構混んでるんだな最終の新幹線。

「ではこちら、通路側でお取りしました。お気をつけてどうぞ」

よし。超不審者みたいになってしまったがなんとかとれた。一安心だ。
ぜんっぜんお腹すいていないけれど何か食べないとまずいな。もう、スタバでいいか。
昨日スタジアムに向かうときから気になっていた、駅前の『蔦屋家電』に向かう。すげぇな。こんなん東京にはねぇな(※調べたらニコタマにある模様)
…わかってはいたが蔦屋家電の中も赤かった。一部だけ、がっちり赤かった。
なんだこのオサレな店…広島しゅごい…と、半ば気圧されるような感じでスタバ。これまた年に何度もない話である。

チャイティーラテとほうれんそうのキッシュ。知ってる味なのになんだか新鮮。
窓際のカウンター席でしばらくぼんやりしていた。ときどき赤い人が外を通る。

さて、どうするか。こんなにぼんやりしてなければ、というかそもそもさっさと起きてれば広島城のあたりまで行けたなぁ、でも今更仕方ない。今回は世界の好意に甘えて来させていただいたんだし、十分かな。よし、新幹線の時間までお土産見てまわろう。お礼をしなきゃいけない人はいっぱいいる。それにそのうちの一人にはこれから会う…うわぁ甲子園行くのかこれから…

蔦屋家電を一回りする。「赤い」本だけでなく野球関連の書籍がたくさんある。
家電と本。あーこれ、なんもないときに一日ぐるぐるしてたいやつだな…
あぁヤバい、ここだけで新幹線の時間まで居てしまいそう。ちょっと、他行こう。
外に出て、昨日スタジアムに向かう前に「引き込まれそうになって止めた」赤い書店に入ってみた。うわ、赤い。フロア全部が赤い。棚に置かれている商品すべてが赤い。

お菓子、食品、文具、おもちゃ、もちろんTシャツやレプリカユニ、タオル、なんでもあるし全部が赤い。目移りどころの話ではない。どこを見ても赤いのだ。目が移ってんのかどうかもわからない。
ひとまず会社にバラまくお菓子を2種チョイス。結構かさばるな。仕方ない。
それと…あぁでも週末の神宮で会えそうな民へのお土産もこれでいいか、これを小分けラッピングにしてメッセージカードつけて配布しまくろう。となるとあと2箱ずつ買ってもいいな。2箱…あ、2箱!?(しじみ習慣ほんとまじ…)

文房具コーナーに移動してあっ、と思いだした。三色ボールペン!あれ欲しいわ、あるかな、とうろうろしたら、あった。コーナーだけは、あった。

『カープ三色ボールペン 品切れ中 入荷した場合はおひとり様3本までとさせていただきます』

…あっ…そう…品切れ…うわぁ残念…自分のお土産これがよかったな…
気を取り直して文具コーナーを見て回る。何がいいんだろうなぁ。なんか面白そうなものないかなぁと棚を凝視していたら、なんだか見つけてしまった。

これは…これはなかなかに土産に最適なアイテムなのではないか。
他に菊池選手、丸選手、鈴木誠也選手がある。よし、もうこれだ。これでいい。
洒落のわかってくれそうなメンツにこれを土産にしよう。
(一岡選手のがあったら自分用に欲しかった、これも残念)

スラィリー好きな民にはこれ、神宮で会えるあの人にはコレ…などと
なんだかんだ配布用のお土産だけで9000円近く使ってしまった。散財!
でもいいのだ、これは、全世界へのお礼だから。ありがたいことです。
レジのおねえさんもわかっているのか「小分け用の袋お入れしますか」と聞いてくれる。どうわけるかあまり考えておらず「ハイ、お願いします」とだけ言ったら束でサイズ違いの手提げを入れてくれた。ありがとうございます。

昨日吐きそうになりながら通ったカープロードをもう一度歩く。閑散としているがもう赤い民もいる。赤ローソンへ行ってみた。


この巨大な坊やに気づかなかったあたり、昨日どんだけ緊張していたのかということがあらためて浮き彫りになった。でけぇな坊や!

さっきの赤い書店で完売していたアイテムがいくつかここにあった。買い足す。
たぶん今年一番散財している。いいのだ。広島という街へのお礼。世界へのお礼。

赤ローソンでこのPontaカードを出すのはほんの少しだけ勇気が要りました。
この2店舗だけで13,000円ほど使ってしまった。
時刻を確認するともう12時半を回っている。2時間ちかくお土産に費やしてしまった…ほんっとマジさっさと起きて動くんだった…結局広島駅周辺しか歩けてねぇー!

結構な多荷物をガッサガッサと抱えて駅ビルへ戻る。野球とは関係ないお土産もちょっと必要、でももみじ饅頭はもう芸がないなぁ…と思って見て回るうちに制服姿のおねえさんが目に入り、ピンときた。もしかしたらこのお姉さんは会社の「おつかい」で来ているのかもしれない。だとしたら何かいい感じのお菓子を選びに来たのかも。遠目からお姉さんの動きを追う。やはりそのよう。いかにも「ご進物」的なお菓子をいくつか買って、領収書をもらっている。
じゃぁ、たぶん間違いはないな。そう思ってお姉さんがチョイスしていたお菓子の小さい箱入りのものをいくつか買った。
(後日ちゃんとお渡しできてとても喜ばれました。ありがとう、見知らぬ制服のお姉さん。勝手に参考にさせてもらっちゃいました)

お土産はこれでいい。さて、最後に現地経験民を含め各方面から「絶対に買え」と言われていた『むさしのおむすび』を買う。


さぁ、新大阪に向かおう。滞在時間21時間半。ありがとう広島。また、来ます。

窓からスタジアムが見える。昨日いた、ビジパフォが見える。

 

また少し泣いてしまう。楽しかった。来て良かった。ありがとう広島。

おむすびは美味しかった。各方面から薦められるだけのことはあるなと思った。

 

ただ、たぶん「ハズレ」を引いてしまったのだと思う。から揚げが軟骨とスジだらけでほとんど食べられるところがなく、ちょっとだけ残念だった。
ただ、おむすびが本当においしかったので十分。姫母が握るおにぎりに近い味がした。
そういえば広島に行くことも言ってこなかったな。…まぁ、いいか。

おむすびをもぐもぐと食べ、やっと落ち着き始めたTwitter通知をざっと追い、
えらいおおごとになってしまったなぁ、案外「渦中」にいると気付かないものなのかもな、と半ば他人事のように思いながら、すこしだけ寝た。隣はスペイン系のような、すごくきれいな鼻の高い旅行者とおぼしきお姉さん。ずっと電子書籍で読書している。邪魔になってもいけないし、ともかくちょっとでも体力回復しておかないとならない。

そう、新大阪で姫を待っているのは 山田ニキ。


『推しが突然先発することになったから、万障お繰り合わせて応援しに行きます』<第六部:古の丑の民>へ続く