風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

政界は奈良時代

2020年02月21日 09時01分25秒 | 随想

格安国有地の森友学園・今治市の加計学園問題・自衛隊海外派遣部隊の日報問題・桜を見る会の公職選挙法違反・検事長の定年延長、思い出せる総理大臣が関係する疑惑が数多あるが行政府の長を守る霞が関親衛隊の大活躍でことごとく壁の外に落下できるのは、総理大臣の強弁・詭弁の才能の賜物だろう。

国民目線では禅問答でほっとけ・かまうなの永田町である。

白隠禅師の「隻手音声」なる公案がある。拍手をするとパンと音がするが、片手ならどんな音がするだろう、考えてみて、そんな問題である。

座禅しかする事が無い世間から隔離された世界では大問題だろう。

門前の茶屋のお婆さんが、白隠の片手の音を聞くより、両手叩いて商いをすると答え、白隠は御名答とお墨付きを与える。

奈良仏教は閉鎖社会の長期政権の驕りで腐敗し、山に籠った最澄や空海の出現で凡人は救われた。

永田町には高潔な聖人は存在せず、経済一辺倒の政界は商人のたまり場なのが国民には悲劇なのだ。


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