風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

合縁奇縁

2020年01月25日 10時21分28秒 | 随想

遷化された曹洞禅の大和尚の追善参禅会に行った。ご無沙汰が長かったが会の指導者が覚えていて下さりわざわざ電話を頂いた。

後期高齢者の運転免許更新に際し、公安委員会は少し認知症だ、夜間視力が落ちているから運転に留意する指導が有るので夜7時からの会場までの20分程の運転距離は不安があるが、方丈に対する感謝の念は強烈なのだ。

不安です、安心させてください。心を持ってきなさい。心を探したけど、見つかりません。お前を安心させ終わった。
臨済禅の公案、無門関第四十一則達磨安心である。世間には不安はなくすべて安心なのだろう、心掛け次第で。

笑点の円楽と同様に友達の少ない老人であるが妙に気が合う「ウワサの和多留」に久しぶりにお会いできた。

超人的な才能の持ち主であるが政治家の様に派手に世間で目立つことを嫌い、厭離穢土欣求浄土の家康生誕の城下町の田舎に隠棲する。

唯一の世間との接点は歌まつり、素人の大会でゲスト出演、天台の忘己利他に従い奉仕する玄人で、妙齢の御婦人の間でウワサになっている。

「春の歌まつり」のパンフレットを頂戴した。

南信州の市田柿が好物だった大和尚、市田柿の援農作業に13年通った私、南信州で「歌まつり」に出演する「ウワサの和多留」、不思議なご縁に感動する。

春になったら援農先の果樹農家をご機嫌伺い、歌まつりを楽しみたいと思うのである。


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