シャープ三重工場では先月28日に日本政府の要請に応じて液晶ディスプレイのクリーンルームでマスクの生産を決定し、今月24日に生産を開始し、日産15万枚で将来は50万枚になる報道がある。
液晶と言えばハイテク、マスクはローテク、先端科学を駆使した高額商品を是とするプライド高き平和ボケのアベノミックスの優等生、生命の危機に直面し、低開発国に丸投げする商品を製造する、よくぞ発想の転換が出来たと褒めたい。
昔は世間に役に立つ商品を作りその後に価格が決まったが、今は価格が先行しそれに合わせ商品を開発する、発想が逆転している。
「売り手によし、買い手によし、世間によし」は永遠不滅の商売の哲学で、楽な商売は無い。
給料も後払いだった。懸命に働き業績が上がれば、盆暮れに賞与が支給され豊かな気分になったが、契約社会は先払い、金の切れ目が縁の切れ目、未練はない。
終身雇用、愛社精神、義理人情、丁稚奉公、連帯責任等々、古い奴だとお思いでしょうが、浪花節だよ人生は。