風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

美しい塩見岳

2020年11月20日 08時32分32秒 | 随想

元善光寺の天竜川の河岸段丘の上部からは仙丈ケ岳・白峰三山(北岳、間ノ岳、農鳥岳)・塩見岳・荒川岳が一望できる。

塩見岳右側地下1400メートルにリニア中央新幹線の25キロの南アルプストンネルが掘削され長野県駅ができる予定であるが、糸魚川静岡構造線断層帯の難工事、山梨県・静岡県・長野県の三県を跨ぐが静岡工区に関しては、大井川の水量減少問題で未だ未着工などで2027年完成が危ぶまれる。

東海道新幹線の過密を回避する為、飛行機に対する対抗意識で時速500キロの超電導磁気浮上リニアを採用し政治問題化を回避する為に自己資金で建設するのはJR東海の自己都合で、国民は蚊帳の外の巨大プロジェクトなのだろう。

新型コロナ風邪で東海道新幹線の過密は解消し、ライバルの飛行機は乗客が無く飛行キャンセル、建設動機が消滅したのだから計画延期し再検討が自然の成り行きだろう。

こんな思いは平均的国民感情だろうが、優秀な国家的指導者は頓着せず計画を推進するだろうと美しい塩見岳を見ながら暗澹たる思いに沈むのである。


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