冷たい戦争は冷たい海の下でも展開される | ヤモリのつぶやき

ヤモリのつぶやき

日々のニュース解説等をつぶやきます......

 世界は相も変わらず冷戦に突入している流れだ。
 表向きなにもないような状態ではあるものの、実際はいろいろと動いている。
 さまざまな情報を見れば見るほど、だいぶギリギリラインをウロウロしているようだが、その分、大きな動きは全く出てこない。
 さて、その冷戦を感じる動きはいろいろある。
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英、ファーウェイ参入容認=5G、西側の足並みに乱れ 4/24(水)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190424-00000124-jij-eurp
 【ロンドン時事】英政府は24日、中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)による次世代通信規格「5G」網への参入を認めることを決めた。
 「非中核部品」の供給に限定する。日米などがファーウェイ排除を進める中、西側諸国の足並みが乱れた格好だ。
 英メディアが報じた。英国は米国やカナダ、オーストラリア、ニュージーランドとともに諜報(ちょうほう)機関の情報を共有する同盟「ファイブアイズ」を構成している。英国の離反によって、他の欧州各国の動きにも影響がありそうだ。

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 時事は全く解ってないようだ。
 ドイツにまで関係を切らせた後、なぜ、イギリスが中核部品以外の供給を許すのかは、情報を取るためだ。
 完全に切ってしまえば、繋がりがなくなることになって却って困るのだ。
 セオリーだと思うんだが、足並みの乱れとか書いている。
 実際、習近平がイギリスを訪れた際、かなりの対応をしたのは以前にもお伝えしたとおりで、かつ、米英はそもそも深いつながりがある。
 ドイツとかの関わりとは少し趣が違うから、単純に国家同士の取り決め云々の話じゃなくて、理由があって動いているのだ。
 逆に、それだけガッチリ囲い込んでいこうという腹だろう。
 なお、同じ役目で対支那を日本がやっているような動きがある。
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日中関係は前向きに発展と中国主席  2019年4月24日
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/413119
【北京共同】中国の習近平国家主席は24日、自民党の二階俊博幹事長との会談で、日中関係について「前向きに発展している」と指摘、両国が協力を深める必要があると伝えた。国営の中央テレビが伝えた。(共同通信)
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 これらは5G以外の細かい所のネタ対策だろう。
 他、もろもろ細かいネタを列挙しよう。
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ファーウェイの所有者は誰? 米専門家「中国当局の可能性大」 2019年04月24日
https://www.epochtimes.jp/2019/04/42259.html
特別リポート:中国習近平の「強軍戦略」、米国の優位脅かす 2019年4月24日
https://jp.reuters.com/article/china-army-special-report-idJPKCN1S0020
サイバー攻撃は武力攻撃 日米2プラス2で明記 2019年04月23日
https://www.epochtimes.jp/2019/04/42216.html
米、産業スパイでGE元技術者ら起訴 「中国が金銭など支援」 2019年04月24日
https://www.epochtimes.jp/2019/04/42285.html

 貿易摩擦どころじゃないほどの話で展開される。
 一方、こちらも活路を見出して活動中。
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金氏、ウラジオストクに到着 プーチン氏との会談成功に期待示す 2019年4月24日
https://www.afpbb.com/articles/-/3222413?cx_part=top_topstory&cx_position=1
北朝鮮、金委員長の右腕・金英哲氏を解任=韓国聯合ニュース 2019年4月24日
https://jp.reuters.com/article/northkorea-usa-envoy-idJPKCN1S0117
 
 中東もコレ。
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|д゚) イスラエル司法相「モロッコ、アルジェリア、チュニジアの各国民は●ぬのが当然」「イスラエルが適切な折に滅亡させる」 2019年04月23日
http://www.moeruasia.net/archives/49630035.html

 ろくでもさなすぎて言うのもはばかるが、お隣もコレ。
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自衛隊標的か?韓国海軍が“異常指針” 艦艇に近付けばレーダー照射で警告 識者「軍事常識からして『正気の沙汰』ではない」 4/23(火)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190423-00000022-ykf-int

 こんな状態だから、世界情勢は悪化はすれど全く好転していない。
 細かいニュースでも、ひと息ついたと「思いたい」と言う流れだ。

 そんな中でおや?と思ったのがこちらのネタ。
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4島で光回線利用できず…海底ケーブルが断線 4/22(月)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190422-00050252-yom-bus_all
 NTT東日本は22日、午前6時40分頃から、東京都の御蔵島、神津島、式根島、新島の4島で、光回線を使ったインターネットなどが利用できなくなったと発表した。都が保有する海底ケーブルが断線したことが原因で、約1500回線に影響が出ている。
 NTT東によると復旧時期は未定という。不通となっている光回線には、電話サービス「ひかり電話」の約950回線も含まれている。
 影響により、一部地域で携帯電話がつながりにくい状況になっている。また、御蔵島と神津島、新島の3島にある郵便局では、ゆうちょ銀行の現金自動預け払い機(ATM)が利用できなくなっているという。

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【離島侵略の予行演習? 海底ケーブル切れば…】海底ケーブル断線の影響で伊豆諸島の一部で光回線利用できず・・・インターネットや電話、ゆうちょATMなどが利用不可に 2019年04月24日
http://blog.livedoor.jp/abechan_matome/archives/55205701.html

 この海域は、なかなか難しい海底状態にある。
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第四紀火山>活火山>新島 
新島周辺の地質概説

https://gbank.gsj.jp/volcano/Act_Vol/niijima/page2.html
以下、図版抜粋
 
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 数百メートルの海底から大きくせり上がる形で各島が点在する。
 島が動いてケーブルが断線するような大きな地震もなかったから、自然劣化か事故断線かという所だ。
 しかし、自然劣化での断線は保守管理を考えれば確率は低いので、おそらく、何かが引っ掛けた為に切れた、と想定される。
 海域的に、支那の潜水艦は性能からして逆立ちしても無理だから、日米露あたりの潜水艦が海底に潜伏していた可能性がある。
 通過する海路の要所に潜伏して待ったか、追われて潜伏したかというところだろう。
 あるいは、まとめサイトにあるような、支那工作での断線実験ということもあるやもしれない。
 
 そしてなぜこんな話に?という理由はコレだ。
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パイロットと機体はどこに=FDRの信号は、F35集中捜索-墜落1週間・防衛省  2019年04月17日
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019041700001&g=soc
 航空自衛隊三沢基地(青森県)の最新鋭ステルス戦闘機F35Aが9日に青森県沖に墜落した事故から1週間が経過。パイロットは発見されず、機体も尾翼の一部しか回収されていない。岩屋毅防衛相は16日の記者会見で、「集中的に捜索・救助活動を行っている」と述べた。防衛省によると、これまでのところ、高度や速度、機首方位などを記録したフライトデータレコーダー(FDR)に付いているとみられるビーコンからの信号もキャッチされていないという。
 行方不明になっているのは細見彰里(あきのり)3等空佐(41)で、4機編隊長の資格を持つベテラン。F4戦闘機のパイロットから三沢基地でF35に機種転換した。事故発生当日は4機編隊の1番機として離陸し、戦闘機同士の訓練で「攻撃側」の役を務めていた。訓練中、各戦闘機は機体の位置が地上のレーダーに映るようにしていた。
 

 ◇海自装備をフル投入
 海自は現場海域に護衛艦「いかづち」や潜水艦救難艦「ちよだ」を投入し、ヘリコプターSH60Kが海面など捜索。護衛艦のソナーを使って海域で信号が出ていないか調べている。
 「ちよだ」が装備しているマルチビーム測深儀を使って、海底に音波を発信し、機体が沈んでいないか確認作業を進めるとともに、海岸の漂着物も調べている。海自トップの山村浩海上幕僚長は16日の記者会見で、「艦艇、航空機を派遣し全力を挙げて捜索している」と話した。

 防衛省は「レーダー消失地点が墜落地点と言える分けではない」としており、墜落した正確な場所の特定にも至っていない。手がかかりはF35のロケータービーコンだ。

 ◇米海軍、高知沖深海3000メートルで探知も
 F35がどのような性能のFDRを装備し、ビーコンが付いているのか不明だが、一般的には航空機のFDRの場合、水没地点に接近すると、位置を知らせるビーコンからの超音波信号受信が可能になる。ただ、潮流で機体やFDRが遠くに流されたり、激しい衝撃で作動してなかったりする可能性も排除できない。
 在日米軍によると、昨年12月6日に在日米軍海兵隊岩国基地(山口県岩国市)所属のFA18戦闘攻撃機とKC130給油機が、高知県沖で接触、墜落した事故では、墜落から約2週間後に水深3000メートルの地点から、KC130のデジタルフライトレコーダーと、FA18に関係するものとみられる信号を探知している。当時、米海軍は最大約6000メートルの深さまで対応できるえい航式の信号探知装置「TPL25」を投入していた。

 今年2月20日に山口県沖の日本海上に墜落した空自F2戦闘機の墜落事故では、4月7日にFDRに回収されたが、機体は水深約100メートルと浅いところにあった。政府関係者によると、ビーコンは作動していなかったという。墜落から1カ月半経過し、電池切れとみられる。

 ◇特別防衛機密に該当
 F35は機体のステルス性だけでなく、空対空ミサイルなどを装備するために必要なブロック3Fという最新のミッション・システム(ソフトウエア)もインストールされている。こうした情報は、「日米相互防衛援助協定等に伴う秘密保護法」に基づき、特別防衛機密に該当する。中国やロシアに機体が渡れば米国の安全を脅かすことにもなる。日本側の捜索で機体の場所を特定できない場合、米海軍に専門家とTPL25の派遣を要請する可能性もある(時事通信社編集委員 不動尚史)。

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墜落のF35Aは「機密の塊」 捜索急ぐ日米、中ロ警戒 古城博隆 2019年4月23日
https://www.asahi.com/articles/ASM4R56B6M4RUTIL02H.html

 各国むちゃくちゃ欲しい情報であるため、すごい数の調査船が投入されている。
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墜落F35、中国とロシアが「よだれが出るほど欲しがる機密」の正体
旧西側諸国全体の防衛態勢にかかわる 半田滋 2019.04.18

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/64202
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空自のF35墜落 操縦士の捜索続く、米駆逐艦も協力 2019.04.11
https://www.cnn.co.jp/world/35135619.html
F35A墜落事故、捜索に米軍戦略偵察機も投入 (東奥日報) 2019/04/16
https://news.goo.ne.jp/article/toon/region/toon-20190416083545.html
防衛相「日本主体で調査」 F35A墜落、捜索続く 2019.4.16
https://www.sankei.com/affairs/news/190416/afr1904160010-n1.html
「那覇軍港に来たレウルーラ」、真っ赤な潜水支援船をF-35捜索回収に投入 4/20(土)
https://news.yahoo.co.jp/byline/obiekt/20190420-00123056/
「F35A」日米捜索大作戦 最新鋭の潜水艦救難母艦「ちよだ」出動!「絶対に他国に渡すわけにはいかない」 2019.4.17
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/190417/soc1904170018-n1.html
青森県沖で墜落したF-35Aの機体捜索に海底広域研究船「かいめい」を投入…水深3000mで活動可能な無人探査機を搭載! 2019.04.24
http://blog.livedoor.jp/corez18c24-mili777/archives/53285021.html

 もう次から次へと惜しげもなく最新鋭機器が投入される。
 それだけ、リスキーな局面である。
 なお、日本の太平洋側の沿岸は、津波や地震対策のセンサーが光ファイバーとともに埋設されている。
 以前、余命さんが存命時にその話を展開されていたと思うのだが、これはそのまま潜水艦などのセンサーにもなるし、ごにょごにょのむにゃむにゃ(大人の事情)だ。
 それらは当然、この海域をウロウロする日米の艦船は知ってる話で、ミスでもない限りは断線することはない。
 ということは・・・となる話なのだ。
 支那潜水艦はあまり深くは潜れない都合上、逃げ回って隠れて、というのもありえるかもしれない。
 逆に、だからこその大量の偵察機や船舶の投入となっているわけだ。
 山程、ウロウロするだけでも、近寄りにくく機密を守りやすくなるからだ。

 なお、支那潜水艦があんまり潜れないというと敵を侮るとはなんという云々と吠え盛る軍オタが出てきそうではある。
 問題はそこではなくて、作戦行動の可能性と対策なのだ。

 さて、こういった状態なので、見えざる水面下でも盛んに活動が展開される事態にある。
 実弾が飛ばないだけで、外交上はにこやかな握手をし、裏ではすごいことになっているのである。
 このオチがどうなるのかは神のみぞ知る。
 いずれにせよ、ギリギリラインであることは変わらない。

 令和の入口に至る長過ぎるGW明けがどうなることやら。

 休み中は日本は身動きが取れないからだ。

 

 了

ガンバレ!日本!!
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