株価が爆上げしているようだ。
これはお得感が出た状態で買い漁っているというのが原因のようだが、金融特局の買い入れ等もあるだろう。
おそらく、二転三転していくので、目先で一喜一憂しないことが重要だ。
例えば、今後、倒産が相次いだりすると下落、手当があると上昇、指標が出て惨憺たる事実がわかると下落といった具合に、目の前のものに反応していくからだ。
さて、当ブログでは、結構初期の頃から経済対策への言及をしてきた。
脱サラして自営業やフリーランスでもあり、副業で大学の非正規雇用な立場の筆者からすると、武漢肺炎ウイルス禍における未曾有の経済打撃で、どういった事が起きるか容易に想像がついたからだ。
企業は大きな打撃を受け、サラリーマンは残業代やボーナスが激減する可能性が高い。
無論、特需が発生する例外企業は例にならないので除く。
コレが中小企業ともなると打撃度は深刻で、今月来月の資金繰り目処がつかないというところが出てくる。
こういった企業の場合、企業が打撃を吸収しするから、収入は減るものの雇用者が今月来月に飯が食えないという事態は、概ね個人の事情に依存するものしかなかろう。
また、企業関係は既に公的なサポートがアナウンスされているから、不安は多少だが和らぐ。
ところが、ここに乗り切れない人たちが一定数発生する。
中小企業の内、少人数で経営している所や、フリーランスだ。
アベノミクス以降、世の中の景気は少し上向き、昨年の消費増税まではなんとか食える状態だったから、人数的には徐々に増加傾向に転じてきた。
そういった方々が、一気に収入ゼロになってしまうのだ。
貯蓄もないのか?と厳しいことを仰る方もおられようが、数カ月分の貯蓄という余裕のある状態で経営できている所は、恵まれているところだ。
多くは日銭や毎月の自転車操業で生活する。
また、同じような状況なのが非正規雇用だ。
以前も例に出したが、公務員の非正規雇用ですらかなり厳しい雇用条件の最低賃金に近い状態だったりする。
仕事が減ったから即契約解除ともなれば、翌月からの収入は途絶だ。
日本の現状は、長年のマイナスで蓄積した経済問題で、青息吐息で生き抜く人達が少なくない。
そこに消費増税打撃と今回の武漢肺炎ウイルス禍における境内打撃がミックスするから、おそらく、余裕はほぼないという状態だろう。
なぜなら、昨年10月以降の増税でいきなりGDPは年率7.2%ダウンとなり、仕事が激減した方がたくさんいたのだ。
すると、11月〜2月くらいは貯金を取り崩して糊口をしのぐような生活の方も多かったのだ。
そこから一気に収入が途絶するような状態では、どういう事態をもたらすのか、火を見るより明らかだ。
今、自分がそこまで困っていない為に、よくわからんという方々も実在するが、かなり恵まれた環境にいるということを自覚するべきだ。
それが努力の結果だったとしても、結果責任ということだけでは解決できない問題なのだ。
健康問題だったり、介護など家族問題だったり、勤めていた企業の倒産等だったりと避けて通れないものはたくさんある。
全ては運の要素が強いのである。
実際、世帯収入分布を見ても、比較的、しのげそうな世帯割合は20%程度しかない。
それに対し、中央値以下の収入で相当厳しくなりそうな世帯は、60%近くに達するのだ。
例えばこういった話。
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くわばたりえの発言に異論続出!10万円給付案に「使い道ない」 3/24(火)
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200324-00010005-jisin-ent
以下抜粋
現在3児の母であるくわばたは「5人家族で50万円ですね」と司会の爆笑問題・田中裕二(55)から意見を求められた。
すると「給付金で経済を回すなら旅行やショッピングする」と使途例を挙げた。いっぽうで「コロナで家を出るなと言われていて、結局使い道がない」とし、「貯金に回ったら意味がない」とコメントした。
Twitterでは、くわばたに対する異論が続出している。
《考え方が違うような… 家にいるようになって食費の負担が増えてる家庭、収入が減ってる人もいるんだよ》
《出歩いて使えないではなく! 私のまわりでもコロナの影響で収入が激減してる! 払うものも払えない状態も…》
《政府の経済対策が色々言われている中で、本当に困っている人達は、1万円でも現金支給されれば少しは助かる人達がいると思います》
08年に世界経済を大きく揺るがしたリーマン・ショックでは、政府は「定額給付金」として1人当たり1万2,000円(65歳以上と18歳以下には2万円)を支給した。
自民党の岸田文雄政務調査会長(62)は、同日放送の『日曜討論』(NHK総合)で「現金給付をはじめ、思い切った対策を考えなければならない。税金や社会保険料の延納や税金の減免、クーポンや商品券といった形も考えられる」とコメント。リーマン・ショック時を上回る経済対策の必要性を強調した。
各紙によると、27日に予定されている2020年度予算が成立した後で本格的な議論が始まる見通しだという。果たしてどのような決定がなされるのだろうか――。
----------------全文ソースにて
これは、タレントさんがちょっとかわいそうな批判をされている。
職業柄と立場上、玉虫色の返事をしたら批判を浴びたというケースだ。
批判の内容を見ても、厳しい状態なのは明白だ。
問題はそこではなく、これから議論が始まるという遅さであること。
遅さもさることながら、あちこちで出ている話は、観測気球を真に受けた話でしかないということなのだ。
つまり、ここが大きなヒントでもある。
例えば、これから議論すると言ってるのに、下記みたいな話は一体なんなんだ?ということなのだ。
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現金の一律給付見送りへ、政府 富裕層は対象から除外 3/24(火)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200324-00000127-kyodonews-bus_all
政府は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急経済対策で検討している現金給付で、全国民に一律で配る方式を見送る方向で調整に入ったことが24日、分かった。所得制限を設けるといった線引きを実施する見通しで、配布する金額とともに今後の焦点となる。消費拡大に実効性のある方法を模索しており、商品券の配布も検討する。
----------以下ソース
共同ソースだから当てにはならんと言われればそれまでだが、そういった話で平然と出回っているわけで問題だろう?
こういったのを観測気球と言って、財務省とかが検討ネタをリークして反応を見ているのだ。
ロイターとかでは下記の話だ。
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焦点:日本の新型コロナ経済対策、真水15兆円規模検討 赤字国債発行へ 2020年3月23日
https://jp.reuters.com/article/japan-stimulus-package-idJPKBN21A14O
出てくるたびに、内容が少しずつ違う話になっているのがわかるだろうか?
また、消費税減税を避けたくてしかたないというのも見え隠れする。
つまり、ここが第2ポイントでもある。
逆に、こういったのは、官僚の説明の代弁とも言える。
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【緊急経済対策】西村再生相、現金給付「早くて5月末」 2020-03-24
https://snjpn.net/archives/186936
麻生財務相、現金給付よりも商品券 「商品券は貯蓄に回らない」 2020-03-24
https://snjpn.net/archives/186955
したがって、こういった批判はどんどん上げたほうがいい。
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【話題】『景気刺激策が欲しいんじゃなくて、今月来月生きる為のお金が必要なんですよ麻生さん…』 2020-03-24
https://snjpn.net/archives/187024
以前も、真水が10兆円とか言ってたのがちょっと膨らんでいる。
実情に即した批判を強く打ち出すことが重要なのがわかろう。
なお、なんの慰めにもならないフォローだが、麻生さんが猛烈にずれているかというとそうでもなく、どちらかというと馬鹿正直で直球型の親分肌だ。
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【伊】麻生大臣「『“何の関係もない。あれは黄色人種の病気で俺達の病気じゃない”と誰が言ったんだ。お前じゃないか』と言ったのが第一回の会議」 2020-03-24
https://snjpn.net/archives/187001
金持ちだからずれてるんだとか批判されているんだが、素性がどうあれ、ご本人に現実を認識させることが重要だ。
また、財務省とかの案が如何に実情にあっていないかも、だ。
また、日本の現状は下記だ。
冒頭に記した内容のエビデンスというやつだ。
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所得の分布状況 平成21年度
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa09/2-2.html
平成30年 国民生活基礎調査の概況
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa18/dl/03.pdf
所得の分布状況
正規・非正規就業者数の詳細をグラフ化してみる(最新) 2019/05/19
http://www.garbagenews.net/archives/2227337.html
第3部 日本社会の活力と中小企業 2005年版
https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/h17/hakusho/html/17332210.html
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2019年版「中小企業白書」全文 平成31年4月26日
https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/2019/PDF/2019_pdf_mokujityuu.htm
第2章:中小企業の構造分析
https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/2019/PDF/chusho/03Hakusyo_part1_chap2_web.pdf
フリーランス人口は1,119万人、経済規模は約20兆円超え!企業に頼らず生きる新しい時代の到来 2018.4.5
https://amp.review/2018/04/05/freelance-reserch/
INDEX
フリーランス個人の平均報酬は186万円
平均年収は自由業系や副業系が高い伸び率に
自由である反面自己責任も大きい
最大の障壁は「収入が安定しないこと」
スキルを磨き企業に頼らず生きる
--------以下ソース
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内閣府がフリーランス人口を初めて推計!押さえておきたい注目データ5選 2019年08月11日
https://strainer.jp/notes/6475
そして、世界の状況はかなり厳しい。
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英、新型コロナ死者422人に 過去最大の増加 3/25(水)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200325-00000016-reut-asia
命を救うため「家から出ないで」 イギリスの医師ら、動画で呼びかけ 3/24(火)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200324-62014161-bbcv-int
イギリス型=集団免疫を積極的に取っていくスタイルは失敗で、やはり制限を厳しくしている。
日本も感染者増加は厳しい状態にあるため、経済動向としてはかなり危険度が高い。
未だに自粛が過剰だとかのんきなことを言ってるアホが居るんで、真に受けないようにご注意願いたい。
先日、海外の友達と話をしていたら、日本ののんきな状況は異常にみえるとぼやいていた。
結果は出ているので、とにかく、他人に伝染させない・伝染されない対応を。
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各国・地域における新型コロナウイルスの感染状況 令和2年3月24日
https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/country_count.html
経済も大事だが生き延びなきゃ経済もない。
自粛で経済悪化が嫌でも、生き延びるためにどうするんですか?ってことだ。
なお、自衛隊ではこういったナイスなデータを出してくれている。
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【新型コロナウイルス】自衛隊病院1等海佐が対処した104症例を分析し公開。ものすごく為になる 2020年03月24日
https://www.moeruasia.net/archives/49660767.html
また、支那はこういったナメた状態だ。
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【w】中国の外交部 報道局副局長「ウイルスが中国製だと言うなら、中国製のマスクをつけるな」 2020年03月24日
https://www.moeruasia.net/archives/49660761.html
中国で横断幕「アメリカと日本のウイルス感染が末長くつづきますように」 2020年03月23日
https://www.moeruasia.net/archives/49660716.html
その支那も無視できないほど感染者は再増加してきているから、やはり経済打撃はでかい。
舐めたことを言っているから、マスクでもなんでも、日本製でどんどん作っていくしかない。
各企業の方々も、そっち方面に大きく投資をお願いしたい。
火付けの犯人に防火用具を売り惜しみさ、口封じをされるマッチポンプなんて許しちゃいかん。
支那排除の経済体制は、日本経済を大きく立ち直らせる重要なものとなるから、なおさらだ。
さて、まとめると以下だ。
1:今後も感染はしばらく続き、経済打撃は大きくなる予想。
2:今月27日に経済対策会議。
3:今のネタは会議向けの観測気球
4:消費税減税を意地でも避けたい財務省は、あの手この手でごまかしをする。
そこで、みなさんにあられては、今日明日くらいまでには下記に厳しい現状と恨み節を報告・要望してみたらどうだろか?
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ご意見募集(首相官邸に対するご意見・ご感想)
https://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken_ssl.html
各府省への政策に関する意見・要望
https://www.e-gov.go.jp/policy/servlet/Propose
声がでかいほど、数が多いほど効果があろう。
官僚も暇ではないから、山ほど押し寄せるとひぃひぃ言うだろう。
しかし、こちらも生活や命がかかってるんだから、国民の当然の権利として強く打ち出すべきだ。
また、自民党の政治家と近い方は、議員への要望として送りつけることも考えてほしい。
あんまり話を盛らずに、とにかく現状が厳しいという事実の話をしっかり届けることだ。
改行をきちんと入れるのを忘れずにな。
ダラダラ数珠つなぎの異様な文章はスルーされるからだ。
ツイッターとか署名サイトなんかで山程アンケート集めるとかというのも手だろう。
何でもいいからとにかくどんどん行おう。
そして、財務省が消費税減税を意地でも嫌うということは、強く要求するほど、他のネタが膨らんでくる。
消費税0%をドカドカ要求しよう。
これは財務省テクと一緒だ。
実際に0は無理と承知の上でグイグイ押すと、間を取って3とか5とかの落としにできる。
最初から5%とか言ってはだめだ。
また、給付金に関しては、テクニカルな問題でしかない。
事務手続きがーとかいうのは、戯言だ。
もし筆者だったら、まず、第一弾として大急ぎで一律に一定金額を配って、今のピンチを切り抜けてもらう。
そうして時間を稼いで、世界情勢・経済動向を見ながら4月末に第二弾、5月末に第三弾という形で対応する検討をする。
一回でいっぺんに出そうとするからうまくいかんのだ。バカめ。
第二弾以降は、税務署が各納税者のデータを持っているんだから、納税額に応じたケアにしていけばいいだけだ。
フリーランスは青色申告してるんだから、把握してないわけない。
並行してフリーランスとか小規模事業者向けの緊急融資支援を上限額を設けて、税務署などで行えばいいだけだ。
これなら、公務員は無用で、企業は経営者がそれぞれ対応でき、フリーランスや小規模事業者にうまく対応できる。
また、現段階では経済打撃の規模が完全にはわからないから、総額でまとめるのは無理がある。
様子を見ながら段階的にケアする必要があるのだ。
いずれにしても、内閣や官僚に現状を正確に認識させるためには、我々が大きな声を出すしかない。
景気が悪くて収入が乏しいことを、自己責任だと思い込まないことだ。
環境がしっかりしてるのにできないのは自己責任、環境が悪いのは国の責任。
明日の生活もわからなくて不安だろうから、とにかくできることはやっていこう。
安易にサラ金とかに手を出して真綿を首に巻きつけてはいけない。
また、いつも言うことだが、泥をすすってでも生き抜くのだ。
あんな財務省のクソどもにやられて不遇を囲い死んだとあっては浮かばれん。
意地でも生き残れ!日本!!
了
ガンバレ!日本!!
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