今、コロナウィルスに勝つために私たちにできる最善のこと | 言語聴覚士が教える、幸せな赤ちゃんやこどもが育つ発達のヒント

言語聴覚士が教える、幸せな赤ちゃんやこどもが育つ発達のヒント

発達支援を学ぶことで、赤ちゃんとこどもたちが、幸せになる支援方法を知ることができます。
言語聴覚士として、25年以上臨床を続けてきた経験を、皆様にお伝えしています。

おはようございます。

お久しぶりの投稿になります。


今、私たちは、
生まれてはじめての
危機に直面しています。

ウィルスという目にみえない驚異だから、
危機感が薄いかもしれません。

でも、今、私たちがしなくてはならないのは、

私たち、一人一人が、
ウィルスの運び屋さんに
なっているかもしれない現実を真摯にうけとめて、
大人しく、
家にいることです。

メルケル首相は、
ドイツの首相ですが、

この、
思いやりあふれるメッセージは、
私たちにもわかりやすいし、
日本人も、このメッセージにしたがうべきですね。

たくさん、不安はあります。

でも、協力しあいませんか?


https://youtu.be/4YS20YQbVE4
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コロナウィルスは、ドイツにとてつもない挑戦をつきつけています。私たちが長い間経験したことのない挑戦です。しかし、他の多くの国々も私たちと同様の状況に置かれており、世界全体と言っていいほどです。「パンデミック」と呼ぶのはそのためです。このウィルスは新種のウィルスで、治療薬もワクチンもありません。ですから、感染拡大の速度をできるだけ遅くし、医療システムに過大な負荷がかからないようにしなければなりません。私たち自身が人と会う機会を可能な限り避ける必要があるということです。それは、感染によるリスクが高い人々に配慮した行動です。高齢の方々や、基礎疾患のある方々がこれにあたります。誰もがそうした配慮を払うことができるわけですが、国の施策により、社会全体としての結束のもと、断固とした対応が可能になります。



連邦政府は人々を守るために何を行なっていますか?



政府は、今回の事態への対処のため、各州、各町村と極めて緊密に連携しています。私たちの国は連邦制ですので、それぞれのレベルが責任や権限を分担しているからです。今回政府は、仕事のやり方を変えました。すなわち、首相、副首相、内務大臣、外務大臣、保健大臣と国防大臣からなる「閣僚委員会」を組織し、委員会における協力のもと人々の安全と健康のために適切な決定を行っています。また、保健省と内務省による危機対策本部を設置し、頻繁に会合を行っています。各州とは、この月曜から各州首相府長官と定期的な協議を進め調整の緊密化を図っていくことにしました。郡や市とも連携を強化していきます。このように仕事のやり方を変えています。

私たちの取組は、常に科学的知見に沿って行われます。ドイツには、ロベルト・コッホ・研究所(RKI)という素晴らしい研究機関があり、情勢の専門的評価を行ってくれています。また、優秀なウィルス研究者にも恵まれており、研究開発における彼らの大きな貢献が期待されます。政府としても、これらの専門家と常に連絡をとりあい、諸施策は彼らの助言に沿って策定しています。これは重要なことで、そうしなければならないのです。また、彼らができるだけ早期にワクチン開発や治療薬製造を実現できる環境を整えていかなければなりません。しかし開発にはまだ時間がかかるでしょう。ですから、それまでの間、整合性ある形で私たちのできる施策や行動を実施していかなければなりません。例えば、多くの施設が閉鎖になり、1000人以上の催し物が中止になります。また、家族・親戚関係も含め、不要不急のイベントへの参加は見合わせるよう訴えています。こうすることで、他の人々を具体的に助けることになり、社会の連帯を示すことができます。

今回の非常に踏み込んだ措置によって、深刻な経済的打撃が懸念されると承知しています。ですから政府はこの分野でも、最初の措置を打ち出しました。ドイツ連邦議会、連邦参議院ともに、記録的スピードで操業短縮手当の法案手続を進めてくれ有難く思っています。今回の状況で職を失うかもしれなかった人々が、そうならずに手当を受給することができます。財務大臣と経済大臣からは、今回の事態で売上が激減した企業が必要な資金を得られるよう、多数の施策の提起がありました。私たちはドイツの経済・産業の維持を図っていきます。もちろん国が機能するよう、国・行政組織の維持も大事です。こうした事項と並び、もちろん医療体制維持も最優先します。

一人ひとりはなにをすればよいですか?

一人ひとりが当事者です。この当事者性は、各自の生活圏が制約を受けることを意味します。しかしそれを自分たちの健康のため、そして他の人々への配慮のために受け入れるのです。私たちは、互いへの思いやりや配慮がある社会なのだということを、示すことができると信じています。一人ひとりの行動が問われています。あまりこの時期行わない方がよい往来もあります。例えば専門家は、孫たちが祖父母たちのもとをあまり訪れないほうがよいと言っています。

私たちは、感染後のリスクが高い重症化しやすい人々が、入院しなくてもよいよう、感染から守られるようにするのです。

ですから、一人ひとりがその行動で、感染の広がる速度が遅くなるよう、医療システムに過大な負荷がかからないよう、貢献しようということです。そのために私たちは取り組んでいます。命を救うための取組です。ドイツの多くの人々が、こうした取組を正しいと確信し、行動をともにしてくれると信じています。もちろん、欧州各国間ですべて調整していきます。欧州やその他の国々のパートナーとは緊密に連絡を取り合っています。しかし、ドイツでも一人ひとりが、それぞれの貢献を果たせるのです。



リンク:https://www.bundesregierung.de/breg-de/mediathek/die-kanzlerin-direkt/kanzlerin-zu-coronavirus-1730382