703 ~NAOMI’s Room~

2018 栃木 一人旅

7月14日(土)~17日(火)
三泊四日 栃木の旅


去年の群馬に続き、7月の祝日(海の日)を利用して一人旅に行ってきた。
今回の目玉は、なんといっても「戦場ヶ原」。大自然のなかのハイキング。
それ以外にも、今回もとにかく暑くて熱くて、最高な旅だった。 

 

 

 



1日目【7月14日(土)】
地元駅 ⇒ 栃木 ⇒ 小山

今回は、通常通り土曜日出勤して一度家に帰ってから、夕方に出発。
湘南新宿ラインを使って、栃木まで約2時間ちょっとで到着。到着した頃には、空は薄暗かった。
栃木駅周辺は、蔵造りの建物や古い町並みが残る「蔵の街」として有名。
「巴波川」沿いに続く「蔵の街遊歩道」を歩いた。遊覧船をはじめ、川沿いに眺める街の風景は情緒があって、何度もシャッターをきりたくなった。


街にはたくさん歴史的建造物が残っていて、店舗になっているお店も多く、次はお店が開いている日昼に来たいと思った。


そして小山に戻り、今晩の宿は駅前にある「小山国際第一ホテル」。荷物を置いて、晩御飯のお店探し。
と言っても、実はもう決めていた!ホテルの近くにある「いごっそ」という大衆居酒屋。
しかしながら、人気店のようで満席!ということで、恒例の店探しの旅。
同じ道を何度も何度も歩いて、店をのぞいてみたりして。やっぱり1時間くらい歩いて、心がくじけそうになって、もういっそファミレスで手を打とうかとも思ったけど。

気になっていた「家庭料理ちょい呑」の前をちょうど通った際に、店の中からおばさま軍団が出てきて、勇気を出して入店。カウンターメインのこじんまりとした店内。綺麗なおかみさんを前に、カウンターに着き、ビールと冷奴。

うまい~!と幸せを感じる。の
その後、おかみさんが話しかけてくれたのをきっかけに、カウンターの先客の男性2名(一人はおかみさんの同級生らしい)とも打ち解けて、いろいろ話がはずんだ。特に「鳳凰美田」はおいしかったな。


最初の、ほんのちょっとの勇気。ガラガラと門戸を開ける瞬間さえ乗りきれば、初対面の地元の方と、数時間、深く飲み語らえ、旅の糧になる情報を教えてもらい、地元のお酒と肴を堪能し、さらには、すべてご馳走になった楽しい時間。一人旅はやめられないとしょっぱなから思った。
本当は、近くのスーパー銭湯を予定していたけど、断然楽しい夜を過ごすことができた。


2日目【7月15日(日)】
小山 ⇒ 栃木 ⇒ 東武日光

昨晩、思いがけず日本酒をたくさん飲んだため、朝は寝坊。せっかくのシモンズのベッドも寝心地を堪能できず。。まぁよし!

今日は一日、日光観光。
小山から一旦栃木へ戻り、東武日光線で「東武日光」駅へ。まずは観光案内所で、調べておいたフリー乗車券「戦場が原フリーパス」を購入。
2日間有効で大人2,650円。JR・東武日光駅から日光の市街地を抜けて、中禅寺湖を経由して、戦場ヶ原までの東武バスが乗り放題。ついでに、日光東照宮の単独入場料(拝観料金)チケットも1,300円で購入。現地ではチケット売り場が混むらしい。

日光東照宮までは、東武日光駅から歩いた。

グーグルマップが示した最短の道順は、参道ではない脇道だったので、そちらを選択。汗だくになりながら約30分かけて到着。

途中、川沿いに風鈴が展示してあって、とても涼やかだった。


本当に暑くて海外の観光客の女性3人組が、Tシャツを汗でびっしょり濡らしながら、げっそりしていたのが印象的だった。そこで、宝物館も拝観料900円を払って見学。その後、おまちかねの境内へ。
「見ざる・聞かざる・言わざる」「三猿」のパネルを初めて見た。


その他にも、人間の正しい生き方を猿になぞらえて計16匹の猿が彫られていて、人間の一生が風刺されていたのが奥深かった。


ただし、ここでお気に入りのカメラが落下(手がすべった)!!!!!し、一部の部品が破損するという事件が発生し、一気にテンションが下がって、その後の見学も身が入らなかった。。。

東照宮のあとは、ホテルにチェックインをすることにして、駅の方まで歩いて行った。参道を通ったので、たくさんの出店や土産物屋が立ち並んでいて、楽しめた。


東武日光駅の周辺には、手ごろなビジネスホテルが少なくて、唯一予約がとれた老舗のホテルにチェックイン。


立地も最高だし、安いし、部屋もきれいで、迎えてくれたおじさんも感じが良くて申し分なかった。


一度荷物を置いて身軽になったところで、もう一度参道を通って、今度は「日光金谷ホテル歴史館」へ。


事前にガイドブックで調べていて、建築が素敵そうで行ってみたいと思っていたけど、歴史館15時まで。かなり急いで歩いて行き、ギリギリ間に合った。
かの有名な金谷ホテルを知ることができる。
元は、武家屋敷だった自宅を、民宿として海外からのお客さんに貸し出したことが起源らしい。日本家屋は本当に落ち着くし、隅々まで精巧ですてきだった。



以下引用(金谷ホテル歴史館HP:http://nikko-kanaya-history.jp/house/)
代々東照宮の雅楽師を勤める金谷家に生まれ、自らも笙を担当する楽人であった善一郎は、ヘボン博士の進言により自宅を改造して「金谷ホテル」の前身となる「金谷カテッジイン」を21歳という若さで開業、日光を訪れる外国人が安心して泊まれる宿として評判を高めていきました。金谷家の家屋は江戸時代には武家屋敷であったことから、外国人客は「金谷カテッジイン」を Samurai House (侍屋敷) と呼んでいました。滞在したイザベラ・バードは著書の中で”こんなにも美しい部屋でなければよいのにと思うことしきりである。” (完訳 日本奥地紀行Ⅰ金坂清則訳)と書いています。善一郎と彼の家族が屋敷を隅々まで磨き上げ、清潔に保っていたことがわかります。



歴史館を出たあとは、道沿いのお土産屋さんでご当地ビールや職場用のお菓子などたくさん購入し、宅急便で郵送。帰りは途中からフリーパスを利用してバスに乗った。

ホテルに戻って一息ついて(ロビーには無料の珈琲が。)、現地で調べた温泉「日光小倉山温泉 春曉庭ゆりん」へ。超山奥にあるので、駅前でタクシーを拾った。
運転手のおじさんがとてもいい人で、「帰りも電話くれたら迎えにくるよ~」と。温泉周辺は本当に何もない山道で、真っ暗。そんな中にかわいいロッジ風の建物が。

一日たくさん歩いて汗をかいたので、温泉、かなり気持ち良かった~帰りにさっきのおっちゃんに駅まで送ってもらう。車内で、戦場ヶ原の良い回り方を教えてもらった!
晩御飯のお店探し。案の定、色々歩き回ったけど、さすが観光地。どこもいっぱい!結果、ホテルのすぐそばにある居酒屋に、少し待って21時頃ようやく入店(すっぴん)。
ビールが本当においしかった~。
22時頃、ホテルへ戻り、就寝。明日は旅の目玉!いざ戦場ヶ原!


3日目【7月16日(月)】
東武日光 ⇒ 戦場ヶ原 ⇒ 中禅寺温泉⇒東武日光

よし晴天。朝ご飯は、ホテルのオーナー?の手づくり。パンとオムレツ&サラダプレートとコーヒーというシンプルな洋食モーニングだけど、このオムレツが、めちゃくちゃおいしい。ほっこり♥


9時頃、駅前からバスに乗車。約1時間後、タクシーのおじさんに教えてもらった通り、追加料金250円を払って「竜頭(りゅうず)の滝」で下車。




少し歩くと、目の前に「竜頭ノ滝」!


話に聞いていた通り、かなり大きくてダイナミック!!
しばしマイナスイオンを浴びて、木道を歩き始める。


初っぱなから、〝鹿″進入禁止のための木製の柵に足をぶつけ、出鼻をくじかれるも、大自然の中、とても気持ちが良い。

歩く度に道の様子や風景が変わる。


あ~気持ち良い。

だいたい1時間くらい歩いたかな?ガイドブック等でよく見る絶景スポットに到着!






ハイキングをしているみんな、ここで写真を撮っていて「すばらしいですね」と口々に話していた。私も心からそう思った。なんて気持ち良いんだろう。

思わず浮かんだ言葉が、「青と緑と私と、さえずり。」そのあとも、歩く、あるく、歩く・・。


幸せな時間。いま、このブログを書きながらも、思い出してうっとりしてしまうほど。

またあの場所を歩きたい。





その後も滝を見たりして、赤沼バス停からバスに乗車。


せっかくフリーパスがあるからと、湖畔前バス停で降り、湯の湖沿いを少しだけ散策して、

またバスに乗って「中禅寺温泉」へ。まずは「華厳ノ滝」へ。


さっきの竜頭の滝とはまた違う迫力!滝がなが~い。落差がすごい。そして、イベント会場で、栃木と言えばいちご!の「とちおとめソフトクリーム」を頬張る。

おいしい♥。元気が出たところで、「イタリア英国大使館」へ行くことに決めた。でも歩いて30分以上かかりそう。いつもなら余裕だけど、午前中に3時間ほど歩き、さらにこの炎天下(!)。。それでも、とぼとぼと歩き始めた時に、ある看板を発見!!「レンタサイクル」。最高!!!!

早速2時間レンタル。風が気持ち良い~~。あっという間に到着。

まずは「イタリア大使館別荘」。
すてきすぎる建物&内装。部屋のどこからも中禅寺湖が望める景観を生かした造り。
静かな湖畔を独り占めできる、すばらしいロケーション。



少し歩いて「英国大使館別荘」。こちらもクラシカルですてきな空間。
見学後は、しばしベンチでぼ~っと黄昏。改めて良い旅だなぁと実感。自転車→バスで日光に戻り、またもやバスを乗り継いで、今晩の宿「日光ぐり~んホテル 懐かし家風和里」の最寄「田母沢」バス停へ。

楽しみにしていた宿。和室最高。
気持ちよすぎる。


そして、晩御飯~。個室になっていて、居心地も良く、豪華なごはん~~★


いっぱい歩いていっぱい移動したので、お腹ペコペコ。瓶ビールももちろん注文。最高すぎる晩餐でした。


あとは、温泉~。ほぼほぼ貸切で、内風呂も露天風呂もゆっくりできた~。あとは、ふかふかのおふとんで寝るだけ♪本当にぜいたく。




4日目(最終日)【7月17日(火)】

日光 ⇒ 宇都宮⇒益子⇒地元駅

朝ご飯も昨日の個室で和食をしっかり。おいしかった。


その後、バスでJR日光駅まで行き、


そこから宇都宮へ約40分間。
駅前で事前に調べておいた「大谷観光一日乗車券」を購入し、餃子を食べたいのを我慢して、「大谷資料館」へ。


関西にいる頃、仕事で大谷石(おおやいし)に触れたり調べたりする機会があって興味があった。大谷資料館は大谷石の採掘場跡で、なんと東京ドーム大もある巨大な地下空間だそう!!



この日は、ものすごく暑くてバスから降りたら大汗。ところが、大谷資料館の館内は、まるで冷蔵庫の中!

施設の広さや地下の深さにも相当驚いたけれど、とにかく全てが石でできた施設は、天然のクーラーが効いているみたい。



涼しいを通り越してひんやりと寒く、半袖Tシャツだと終盤はキツかった。でも薄靄がかかったような、すごく神秘的な空間で、とてもおもしろかった。



館内を出て、徒歩で近くの大谷寺へ。ここでは、大谷観音のデカさにびっくり。





その後、目ぼしいバスの時間がなかったので、バス停3つ分くらい歩いて、汗だくになって宇都宮まで戻り、宇都宮からまた約1時間バスに揺られ、旅の最後の目的地・益子へ。

メインストリート「城内坂通り」で、いくつかお店を観て回った。今日は、平日なのに加え、とにかく猛暑すぎて観光客もまばら。

お店の人は口を揃えて「今年の夏は、この暑さのせいでお客さんが少ない」と言っていた。セールをしているギャラリー風のお店で、綺麗なブルーの小皿を柄違いで2枚買った!


小さなお店でビールジョッキ(自分用)も購入。
特にすてきだなと思ったお店が「G+OO」というセレクトショップ風のお店。昔ながらの益子焼を現代風にアレンジした地元の作家さんの作品が多かった。その中で、友達にぴったりなかわいいお皿を見つけたので、お土産に購入。いいもの買えた。


その後、益子からローカル線「真岡(もおか)鐵道」で下館駅まで行き、小山乗り替えで最寄駅まで帰宅。




交通費・宿泊費・食費・お土産等すべて足して、2泊3日65,000円の旅。上等だ。

 

 


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コメント一覧

703
ありコメ
コメントありがとう★
最近はめっきりブログを書かなくなってしまったわ。
旅に行った時だけの記録になりつつ。
また遊びにきてね~★
くーぼー
♡♡
https://www.asahi.com/and_travel/?iref=andt_pc_header
あっ!
あのお皿、枝豆のせたり、キュウリの浅漬けのせたりして癒やされております♡
アリガトビーム!!(ノ・_・)━━━━━━\☆(・_\)白刃取り
↑顔文字検索してみたお
くーぼー

https://www.asahi.com/and_travel/?iref=andt_pc_header
なんか無性に久々に703'Sroom見たくなってのぞいたら、昨日更新したとこでうれしくなっちゃった♡
仕事せぇよ。って感じやね。
益子焼うちもじっくり見たいわー。
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