5割 | 防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

「防浪提に抱かれて磯の香りも生き生きと」
田老一小校歌の歌い出しです
津波が来ても二重の防浪提が守ってくれると思っていました
津波はその防浪提までも破壊して、ふるさとを壊滅さた
それでも、やっぱり海は麗しいし、川は清い

 一昨日の日曜日

 波高予測システム「えびす君」の予報では3日の月曜日はベタ凪の予報

 ところが海は北寄りの高波・・・・

 予報は良くてもこの波では?

 

 アワビの口開けをするかどうか、委員さんが午前中ずっと協議を重ねて、結局は口開けしないことに

 

 

 昨日、12月3日、夜が明けて海を見るとナギ

 それも1年に数日あるかどうかのベタ凪(汗)

 

 4日も朝のウチは持つだろうとの予測で口開けしまして

 今朝、4時過ぎに海を見に行くと

 「波・・・・だな・・・・・・」(汗)

 波はガマンできなくもないって感じですが、生ぬるい南風が

 

 定置網はすでに網揚げをして帰港しているので、船長に電話して海の状況を聞くと

 「波はガマンできそうだけど、南(風)が強いねえ。これ以上強くなったら難しいんじゃないッすかねえ」

 

 今の時期に南風なんてねえ

 今日の昼は暖かいを通り越して暑いぐらいでしたもの

 

 結局、協議の末

 「こちらは田老漁協広報です。本日のアワビの口開けは中止となりました」

 

 田老の皆様、夜明け前からお騒がせして申し訳ございません

 

 今シーズンは4回口開けして2回中止

 確率5割(ToT)

 野球の打率なら凄いんですけどねえ・・・・

 

 当漁協は組合員さんに口開けと中止の連絡をメールで行ってるんです

 組合員の方達も最初は

 「そんなの使い方が解らねえ」

 っていう方(特に高齢の方)が多かったんですけど、どこにいたって連絡を受け取れるし、迅速・確実なので利用者は年々増えるばかり

 

 ところが、最近

 「メールが来ない」

 という苦情が続出しておりまして

 送信側でエラーは出てないので送ってはいるのですが・・・

 

 メールが来ないという苦情は高齢者でスマホを使用されている方だけ

 なんで?

 

 原因を調べたら、アップデートしてないとメールを受け取れないみたいなんですけど、高齢者の方は通知が来ても

 「意味が解らん」

 ってアップデートしないんですね

 

 女性職員が

 「アップデートしないとメールを受けられないみたいですよ」

 って説明したら

 「あっぷ?なんだ?わがんねえ」

 だべねえ

 困った・・・・

 

 ガラケーだと別になんの操作をしなくても受け取れるみたいなんですけど

 

 あと、スマホに替えたばかりの方は電話しても通じないことが多くて困ります

 本人の携帯が通じないので、申し訳ないとは知りつつご家族の携帯にかけて話をすると

 

 「どごがおっつびったっけば、しゃべられなぐなったあ。などせばいい」

 (画面のどこかを押したら通話できなくなった。どうすればいい?)

 

 「などせばいいったって見ねえばわがんねえでば、どごをおすたんだええ?」

 (どうすればいいと言われましても、携帯を見なければ解りません。どこを押したんですか?)

 

 「わがんねえっけえにきいでっぺえが!」

 (それが解らないから聞いてるんだろ!)

 

 

 午前4時台にこの不毛な会話は辛いのです

 携帯会社さん高齢者に優しくしてください

 

 私もそろそろ置いてかれそうです

 


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