昨日はイワナ | 防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

「防浪提に抱かれて磯の香りも生き生きと」
田老一小校歌の歌い出しです
津波が来ても二重の防浪提が守ってくれると思っていました
津波はその防浪提までも破壊して、ふるさとを壊滅さた
それでも、やっぱり海は麗しいし、川は清い

 けっこう誤解されやすいんですけれども「川」の漁協と「海」の漁協は全くの別組織です

 

 川の漁協には活魚を運搬するタンクがなくて、運搬する人もいない

 ので

 当方に

 「イワナを放流するんで運搬してくれ~

 とHELPが来まして

 

 昨日の午後、ヒマな私が運搬することに

 ま、明日・明後日と続く活魚運搬の練習ってこともありまして

 

 魚の運搬に携わってたのはン十年前なので、酸素を出す量とか、魚を入れる量とかパッと出てこない(汗)

 リハビリですね(笑)

 

 なんとか川に到着して

 川までだいぶ高さがあるので、バケツに入れた魚をロープでおろすことに

 下で待機するヒト↓

 「おーい!いいぞー」

 「下ろしますよー」

 やさしくリリース

 

 夏頃までにはけっこういいサイズになると思います

 

 

 

 明日は5時間ほどの長距離輸送で、青森県の黒石市まで魚を運びます

 

 黒石市の皆様には、震災後、ことあるごとにご支援を受けておりまして

 田老地区運動会には毎年大勢の方が駆けつけてくれまして、炊き出しをしてくれたり、運動会に参加いただいて盛り上げてくれたり

 なにかほんの少しでもお礼みたいなことができればと

 

 明日は宮古市長・黒石市長も出席するけっこうなイベントみたいなので、絶対にミスは許されません

 

 宮古市の担当者は相当心配らしくて、何日も前から何度も何度も電話をよこすので、もう行程まで暗記するぐらい(笑)

 

 何時何分にこの場所に到着してもらって(グーグルアースで場所指定)

 何分からセレモニーが始まって

 トラックのこの位置に何人を配置して

 バケツ一つに何匹づつ魚を入れて・・・・・

 「そんないちいち魚の数を数えてらんねーでば」(笑)

 

 

 一昨日は水産課長さんから

 「ホント大丈夫か?頼むぞ!」

 ってだめ押しの電話が

 「大丈夫ですって。内水面なら5時間ぐらいの輸送は普通にやりますから。水に対して魚の量も少ないから、余裕♡」

 とは言ったもの、そんなに念を押されるとプレッシャーが・・・・

 

 さっきも器機の確認をしてきましたが

 また行こ・・・・

 


農林水産ランキング