放流? | 防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

「防浪提に抱かれて磯の香りも生き生きと」
田老一小校歌の歌い出しです
津波が来ても二重の防浪提が守ってくれると思っていました
津波はその防浪提までも破壊して、ふるさとを壊滅さた
それでも、やっぱり海は麗しいし、川は清い

 昨日の午後、アワビ稚貝の放流をしようとしたんですが

 波高く

 

 監視員に波の状況を聞くと

 「波だあ~佐賀部を越えられねえ」

 って断念

 

 波高予測システムによりますと、今日の午前中は何とかなりそうだったので

 今日の午前中で段取り

 したのはいいんですけど・・・・・

 

 大丈夫かなあ・・・・・

 気になって朝5時前へ海へ行くと

 なんも見えまっしぇん(泣)

 

 三王岩も

 

 放流予定場所は微かに見えるけど・・・

 晴れていればこう↓

 担当者に電話して

 「どうする?」

 「何も見えなくて、音だけだと難しいような気がしますけど・・・・・」

 

 

 アワビって何かに張り付いていないとダメな生き物なんです

 でも、放流するためには剥がさなくてはなりません

 

 放流する予定で、剥がして網に入れておくと

 どうしても何かに張り付かないと不安なアワビは

 他のアワビの貝殻に張り付く

 そのアワビにも別のアワビが張り付く

 そうやって何十個ものアワビの塊になって、一番下のは重さに耐えきれずに死んじゃう

 

 だから、剥がしたアワビは一日でも早く放流したいんですけど

 いつもの事ながら田老の海は気まぐれで・・・・・・

 


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