何処へ? | 防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

防浪堤は壊れても ~たろうの海から~

「防浪提に抱かれて磯の香りも生き生きと」
田老一小校歌の歌い出しです
津波が来ても二重の防浪提が守ってくれると思っていました
津波はその防浪提までも破壊して、ふるさとを壊滅さた
それでも、やっぱり海は麗しいし、川は清い

 九州は洪水被害で大変な事になっているようで

 被災された方々に心よりお見舞い申し上げます

 

 

 総務課長が

 「洪水被害の募金しましょう」

 っていうんで

 「はい、やりましょう。で、集まったお金は何処へ送るの?」

 「えっと・・・・・・」

 たぶん慈善団体に送金して、その団体が各地に配分していくという形になるんでしょう

 

 

 私が被災したとき、必要だったのは

 

 被災直後は食べ物と飲み物と食器

 食べ物があっても皿とか箸がなくて食べられないことがありました

 水がなくて食器を洗えないので、使い捨て

 なので、すぐなくなる

 

 その後は歯ブラシとか下着

 食べるものはあっても、歯ブラシがなくて歯を磨けないのが困りました

 着替えがないのはガマンできても、歯を磨けないのはちょっと

 水も貴重なので液体歯磨きとか

 あと、洗濯もできないので、着替えはたくさん必要でした

 

 その後は石鹸とかシャンプー

 最初は食べるものと飲み物さえあればって思うんですけど、日数が経つと体を洗いたい

 フロがないと体ふきとか水を使わないシャンプーとか

 

 復旧作業に使うもの

 水が引けば復旧作業が始まりますので、長靴・手袋・カッパ・マスク・ヘルメット・スコップなど

 作業をすれば汚れるし、汗もかくので、着替えが必要になりました

 

 

 まあ、最終的にはお金が一番いいって事になるんでしょうけど

 

 東日本大震災の時、本当にたくさんの皆様からご支援をいただいたんですけれども、どこのどなたにお礼をしていいのかが解らないというのが、切ないというか申し訳ないという思いがありまして

 支援を受ける立場からすると「ありがとう」ってお礼が言いたい

 

 強烈な印象として残っているのはフランスのブルターニュの方々から、カッパ・長靴・救命胴衣が送られてきたこと

 漁業を復興して!って力強いメッセージを感じました

 

 

 私的には、できれば困っている人が今必要としてるものを、直接送りたいなあと思うんですが、どの地域が、どんな被害を受けて、今何を必要としてるかがよく解りません

 

 被災地、もしくは被災地の周辺の人が

 今、○○地域の人が▲△を××個ぐらい必要としてます

 送り先はここです

 みたいに教えてくれるサイトがあるといいなあ

 色んな地域の人がそれぞれ自分ができることをする

 

 顔が見える支援っていいますか、送ったものが、この地域で役立ってると思えばやりがいもあるなと

 

 炊き出しにワカメを使いたい!とかあれば、ぜひ

  

 


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