雑貨Day | のどかな町の骨董店

のどかな町の骨董店

のんびりとひとり田舎町で骨董店を営むお気楽店主とお客様の出来事。

こんにちはくじらです。
昨日のお客様がお持ちいただいた品は雑貨ばかりで、お買取りできる品もほとんどありませんでしたショボーン

 

 

その中でも印象に残ったお客様はお一人で来店された初老の男性でした。
接客テーブルに乗せられたのはボール紙製の菓子箱。


お客様いわく「妻が無くなったので遺品を持ってきたのですが自分には価値がまったくわからなくて・・、見てもらえますか」とのこと。


フタを開けると手作りアクセサリーのパーツがたくさん入っていました。

 


僕「奥様はアクセサリーを自作するのが趣味だったんですか?」
客「いえ、そんな趣味は無かったと思います」

 

僕「しかし、中にはアクセサリーを製作するための部品がたくさん入っています」
客「そうなんですか、妻は最近亡くなったばかりで」

 

僕「そうだったんですか、大変でしたね」
客「今も病院から検診要請の電話がありまして・・・」

 

僕「お客様も体調が良くないのですか?」
客「妻が亡くなったことがショックで・・・ 精神的なものです」

 

僕「そうなりますよね、僕の父も母が亡くなったときはそうでした」(何か違う話になってきたぞ)
客「いまでも落ち込まれていますか?」

 

僕「母が亡くなってもうすぐ1年になりますが、落ち込んでいた父に妹がずっと付き添ってくれたおかげで今はとても元気になりました」
客「わたしは・・・ 妻の後を追いたいです」


やめて~~~~、ここでそんなこと言うのやめて~ビックリマーク

 


ここは心療内科クリニックではありません、僕はただの古物商で医者ではありません。
返す言葉を誤ればこの人の人生がガーン・・・・・(この続きはお医者さんとやってください)

 


箱の中からお買取り出来たのがこの銀製品の3点のみ

 


僕「残念ながらお買取りできるのはこれだけですね」
客「そうですか、他はいりませんか?」

 

僕「これらは趣味の物なので一般的な需要はありません」
客「家にまだあるんですが、また持ってきて見てもらってもいいですか?」


嫌ですとも言えません。


僕「査定は無料でやってますので、持ってきていただければ見ますよ」

 


でも人生お悩み相談はやめてね

 

 

 

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