皆さん、こんにちわ。

アマゾン電子書籍でおなじみの多門院 英蔵こと、ヒデクラです。

 

更新が深夜と遅くなりましたが、「ヒデクラの真の戯言」での新シリーズ「日本の企業に問う!」の第5回目です!

(先ほど、少し追記更新しました!m(_ _)m )

 

 今回は、これまで解説しました企業の二つの課題である「企業の定年の問題」と、「企業のグローバル対応の問題」について更に深く、問題点の本質を解説して行きます。

 

今回の一覧のシリーズはちょっと堅い内容ですが、できる限り読者の皆さんの知りたがっていることを、わかりやすく書きたいと考えています。

 幅広い読者の方に読んで頂けているようですので、皆さんが貴重な時間を掛けて読んでよかった、為になった、と思えるようなブログを書いて行きます!

 

 

では、早速始めましょう!

 

 

 今回は、上記の二つの問題を、わかりやすく箇条書きで纏めてみました。

 

1. 企業の定年の問題

 

【問題の背景】

・国の年金制度がたびたび変更され、それにより年金支給開始年齢がどんどん伸びている。

・これにより国は、企業に対して「定年」を現在の65歳から70歳までの延長を要請している。まだ「法律」ではなく、「要請」レベルですが、これは、以前の60歳⇒65歳⇒70歳⇒75歳とどんどん延びつつある!

(安倍総理は、「国民は、60歳をすぎても、まだまだ働きたいと言っている。」と言及しているが、実態は、「働きたい」のではなく、「働かないと生活できない!」のである。(一部、本当に働きたい人もいると思うが、実態は誰しも、老後は、ゆったりと、悠々自適な生活を送りたい筈。しかし、それは、現在の年金だけでは全く不十分! 更に、年金の支給開始年齢が年々延びているので、それまで働かないと今の人生100年の時代に、一般庶民は、年金や貯蓄だけでは全く足りない!)

 

【問題の本質】

・少子高齢者社会の影響で、国の年金の財源が減ってきている!

・それにより、国民年金保険(会社で働いていない人は60歳までの加入義務あり)では賄えなくなり、会社で働いている人の厚生年金保険に頼らないといけなくなってきている。

・しかも、厚生年金保険は、会社で正社員として働いている人は、60歳をすぎても全員加入しないといけない(これは「要請」ではなく、「義務」!)、更に、企業はその保険料の半額をずっと負担し続けないといけない。

・この厚生年金の保険料は、通常、企業で何年も務めており、収入が多い高年齢者ほど高くなっており、保険料は、企業と個人で折半となって給与から天引きされる!

(因みに、社員の健康保険料も、企業は半分補填しないといけないのである。)

・よって、定年が延びると企業の負担額が増えるとともに、更に高年齢者に対して、定年までの仕事(給与も!)や役職等々も考えないといけないので、その分、若い人の仕事(当然、給与も!)や役職とのバランスが問題となる。

 

【企業へ問う!】

・今のクロ―バル社会で日本の企業が生き抜い行くために、このような形での定年の延長をゆるして本当に良いとおもっているのか?

多くの高年齢者を抱えるだけの企業としての体力が無いのであれば、正直に国に提言して公に反対して頂きたい。それでないと、以前の60歳定年でも抱えるのが大変で、リストラも断行せざるを得ないような、今の日本の企業の行く先が、更に厳しくなる!

(経済連の会長の中西さんや、トヨタの社長が本音を述べているように、日本の終身雇用社会はすでに破綻しており、日本の企業はグローバル社会で生き抜くために抜本的な改革を早急にしないといけない状態にまで既になっているのです。昨今のコロナウイルス騒動を、業績悪化の口実にしてはダメです。そもそもの企業の危機管理が不十分だということを認識しないといけないのではないでしょうか?)

 

 

2.企業のグローバル対応の問題

 

 【問題の背景】

・上記の1.でもふれたように、今の日本企業は大手ですら、グローバル社会で苦戦している。

・それゆえ、上記1.の定年の問題にかかわっているようなゆとりはなく、これからのグローバル社会で対抗するための戦略にお金を使わなくてはならない。

・ここで言う「グローバル社会」とは既にこれまでこのシリーズの中で述べたように2面性があり、海外の企業や労働者が、海外から日本に進出してくるのに対して、負けないだけのグローバル力(これは知識や英語力だけでなく、グローバル対応できる感性も含む!)を企業や我々労働者が身に着けないといけないと言うことがまずひとつ考えられる。でないと、安い賃金の海外の労働者や、優秀な海外の労働者に、(今話題のAI(人工知能)でできる程度の単純で時間のかかる仕事しかしていないと)、すぐに我々の仕事は奪われてしまう。

・もうひとつは、日本の企業が海外の企業に負けないための、企業自体のグローバル戦略である。これが海外の企業に比べて劣っている、あるいは十分でないと感じている。多分、これらが経済連会長の中西さんの本意であり、単に終身雇用や定年延長に対して言及しているだけではないと考える。

 

【問題の本質】

・上記の問題の本質は、既にこれまで私のこのブログのシリーズで長々と書いたのでここでは省略するが、要は、グローバルコミュニケーションツールの英語の扱いひとつとっても、決して海外の企業に勝っているとはいえないであろう。

問題の本質は、実は企業体質にあるのですが、それよりも、基本的に、仕事で重要なツール(英語だけでなく、ERPに代表される企業の基幹システム等々も含む)が使えなくて、良い仕事ができる筈がない!

 

【企業へ問う!】

・これら「企業のグローバル対応の問題」に対しての明確な解や、既に実行している、という企業があれば、それを具体的に成果(企業業績)という形で示してもらいたい。また、1.の「定年の問題」に、リストラでなく、もっと前向きな形での解決策を示して貰いたい!

 

 

  と、以上、今回は少し堅い文面となりましたが、内容は皆さんにも共感して頂けるのでは、と感じています。

 

 私は、定年まで、日本の大手製造企業の情報システム事業部門で、グローバルIT関連の仕事をずっとしてきており、このITの局面だけをとっても、率直に日本の企業のグローバル対応は遅れていると、痛感した次第です。

よって、企業へ(国にも!)問いたいのは、単に「年金の問題」だけではなく、「上記の2点の問題」なのです。

 

このような状態がずっと続くと、私のような定年後の高齢者だけでなく、今の若者も、老後が心配になり、安心して日本の企業で働けないですよね?(笑)

(優秀な人財が、給与の高い海外の企業に取られてしまいますよ!)

 

 

 今回の一連のシリーズは、この【第5回目】で、完結とさせて頂きます!

 

  と言うのも、最近、無料メルマガ【実践留学道場】や【週刊グローバルネットビジネス】の執筆・編集・発行に加えて、本業のIT関連でも、このところ色々忙しくなってきたからです。

更に、このところ、大手や中堅企業にて、企業基幹システムの再構築が進んでおり、このあたりの私への支援(アドバイス)依頼が結構でてきています。

特に、また、グローバルERP(企業の統合基幹システムのことです!)関連の支援ニーズも結構出ており、これは嬉しいことなんですが、逆に、昨今このようなITの本質をなかなかご存知の若者が少ないようで、私のようなロートル(老人、年寄り、役立たず、の意味ですが、最近は、使わないのでご存知の方はあまりいないかな?(笑))のような年齢の者への依頼も多くなってきているようです。

 

 とは言え、このアメブロには、今後も「ヒデクラの真の戯言」として、不定期に好き放題書かせて頂くとともに、既に30タイトル以上発行済のアマゾンKindleにも、更に、今年は数冊の新刊をリリース予定で頑張っています!

(直近、5月末頃に、「海外駐在ノウハウ物語」の第3弾(完結編!)となる、欧州編をリリース予定です。どうぞご期待ください!)

 

 

 Take care and study hard. See you soon!

ヒデクラでした。

 

P.S. 以下は、きっと皆さんのお役に立つサイトです!

 

「使える英語力を身につけたい方の為に」のサイトです! アマゾンの書籍や無料コンテンツも、盛りだくさんのサイトです!

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