こころのこえを詩にして

心の声を詩にして綴って行きます

『無』

2017-09-25 15:39:50 | こころのこえ
なにも無いと思ってる

自分にはなにも無いと

魅力も、愛も、力も・・・

でも、それは自分には見えないんだよ

ちゃんとあるよ

あなたにも

いまはただここにいる

2017-09-12 13:29:20 | こころのこえ
頑張ってもどうしようもないことがある
一つしかないものは、誰もが手にすることは出来ない
それしかないなんてことはないと言うけれど
それしかないこともあるんだ

あきらめるのが嫌で 答えを出さない

「また次があるよ」と言われても
次がないこともあるんだ
最終列車の後に始発が来ると
限らない廃線だってあるから

そのプラットホームで待ち続けても
二度と列車が来ないことなんてわかってる

でもただ…今はここで立ち尽くす

いつかは進まなくてはいけないことも
いつかはあきらめなきゃいけないことも

わかってはいるけど
しばらくは

心が凍って凍り付いて
ああ 少し暖かくなりたいと思ったら
きっと 一歩踏み出せる

だから いまはただここにいる





清秋~君との季節~

2012-06-04 23:14:34 | こころのこえ
お祭り騒ぎのような夏が終わり
いつしかここ(海)にはだれもいなくなる

でも、僕はこの季節が、何よりいちばん好き

抜けるように高く澄んだ青い空
水面にはきらきら跳ね返す優しい光
静かに、よせては返す白い波
心まで甘くするような金木犀の香り

君との想い出


君が瞳輝かせ 夢を語り 都会へと旅立って行ったのは 
もう随分前のこと

同じ夢を見て 同じ道を行く
確かにつないだはずの手は いつの間にかほどけていた

誰もいなくなった海を、君は見つめていた。
何時間も、ただひざを抱えて、流れる涙もそのままに。
君がここに帰ってくるのは、決まって何かあるとき。
だけど、僕はそれを聞かない。

裸足ではもう冷たい水際、君は僕に気付き
水を浴びせる。
ふざけあって、はしゃいで、
疲れきって、寝転んで君はポツリと言う。

「もう、帰らなきゃ。私を待ってる『私』がいる。」

君が 傷ついて こぼした涙の数より
くやしくて 自分に負けたくなくて 流した汗の量より
大きな歓声と鳴り止まない拍手の向こう
白いスポットライトの中へ
君はまた顔を上げて戻ってゆく

君が踊り続けてゆく限り
君が歩き続けてゆく限り
僕は君を見続けて行くだろう

同じ道を 同じスピードで
行くことは出来ないけど
君を見失わないように

君のさびしさも
君の喜びも
何一つ分かってあげられないけど
僕はここにいる 君を見つめている

僕は僕で 精一杯
『自分』に負けないように生きていくから
君が君であるように 僕も僕でいるから



お祭り騒ぎのような夏が終わり
いつしかここ(海)にはだれもいなくなる

でも、僕はこの季節が、何よりいちばん好き

抜けるように高く澄んだ青い空
水面にはきらきら跳ね返す優しい光
静かに、よせては返す白い波
心まで甘くするような金木犀の香り

君との未来


2011-03-17 11:57:41 | こころのこえ
人はそれを絶望の淵と 泣き叫び疲れ立ち尽くすけど
本当は何も なくしてはいない 
ただ『光』に帰っただけ

はるか遠く懐かしい 記憶の底をたどりゆけば
波の音に いざなわれ 生まれる前を思う

あれは夢なの 君とふたりで
海の向こうに 沈む夕陽と
空に瞬く 星をながめて
永遠に続く日々 信じて
生きて 生きて 命尽きるまで
「一緒に行こう」と つないだ手と手が
ほどけて 君を失って ひとり
泣きながら目覚めた朝

海よ 罪も 哀しい嘘も
すべて赦して 受けとめて
誰もみんな 愛されたいのに
弱い自分を守りたいから
その鎧を すべて脱ぎ捨てて
偽りもせず うちあけたなら
幼子のように 笑いあえますか
生まれたままの心で

人はそれを絶望の淵と 泣き叫び疲れ立ち尽くすけど
生きて 生きて 命尽きるまで
『光』に帰る日まで・・・


HappyBirthday

2009-01-15 17:01:25 | こころのこえ
もし君が この世にうまれてきたことを
恨んでいるなら それは間違いだよ

生まれてきた意味は 必ずどこかにあるんだ
たとえ今君が その意味を見つけられないとしても
世界は少しづつ変わりはじめている

たとえば僕が君と出会う前の僕と違うように
君は何かを変えることが出来るんだ

だから僕は言うよ
この世に生まれてきてくれてありがとう
そして
HappyBirthday

友達だから

2008-03-05 12:42:27 | こころのこえ
旅立つ君に 贈る言葉を
もう随分前から考えていたのに
結局 気の利いた言葉のひとつもかけられないまま
今日が来た
もうここにはいないんだね

「明日行くから」そんなメールにさえ
「楽しんできなよ」と旅行いくみたいに

サヨナラなんて言わないよ
だってサヨナラじゃないよね?
ガンバレなんて言えないよ
だって一緒にガンバルはずだったよね?

違う土地に行っても同じ空の下
どこにいても心は通じてるなんて
そんなこと信じられないよ
だけど・・・
「楽しんできなよ」
「ワクワクすることいっぱいやりなね」
君が苦しんだり夢破れたり
そんな姿見たくないから

だから
サヨナラなんて言わないよ
だってサヨナラじゃないよね?
ガンバレなんて言わないよ
だってガンバッテルって知ってるから

どんな広い世界でも同じ空の下
どこにいても夢はひとつだよと
また会えるね きっと
友達だから


それが今だ

2007-10-01 23:17:56 | こころのこえ
だれも分かってくれなくても
進まなきゃいけないときがある
それが今だと叫ぶ声がする

人の顔色ばかりうかがって
自分の夢を見失い
それさえもすべて
誰かのせいにして生きてきた

そして今 なくした夢を取り戻すために
立ち上がろう 一人で

人は一人で生きられない
頼ることも必要だけど
そうじゃないときもある
それが今だ

負けるな 自分に
逃げるな 自分から

自分の心に嘘をつきたくないから
たとえ今が苦しくても
いつか自分自身に良くやったと
言えるように





夕立

2007-08-31 10:45:22 | こころのこえ
夕立にうたれて少し雨宿り
なんだか君との恋のようだ
雷にでもあったみたいに
君を好きになって
走り続けた思いがずぶぬれだよ

急ぎすぎたのかな
思いがあふれて
君の気持ちを少しも思いやれなかった

会いたくて会いたくて
声が聞きたくて
君の優しさに甘えていたんだ

「好きだけど・・・」困惑する君に
答えを求め続けたあたしは馬鹿だね
「ごめん」とつぶやいた君のうつむいた顔
それを見てやっと気づいた
ほんとに馬鹿だね

この雨が去れば もうすぐ秋
このまま君と離れてしまうのかな
そんなの嫌だよ 

夕立の後は綺麗な夕焼け
君が好きだから
そんな恋にしたいよ





ホタル

2007-06-18 21:48:16 | こころのこえ
出会ってまだ日も浅いのに
ホタルを二人で見にきたね
手をつないだことすらなかったのに
「来年もきっと、その先もずっとふたりでホタルを見に来たいね」と
今思えば あれがプロポーズ?
あの時は「冗談でしょ?」と心でつぶやいたけど
今年もこうしてあなたの隣でほたるを見てる

今まで出会ったどんな人より
第一印象が悪くて
それがかえって気になって
タイプじゃないそう思ったのに
料理もしたことないあたしが料理本買って
あなたのためにご飯を作ってる
なんだかそんな自分に笑っちゃったけど
今はちょっとしたシェフ並みでしょ?

あなたと見たホタルの群れ
今まで見たどんな景色よりキレイと思ったのはあなたのせい
有名なレストランのディナーより
へたくそな私の手料理がおいしく感じたのもあなたのせい
だから・・・
来年もきっと、この先もずっと二人で一緒にホタルを見にこようね






確かな意味

2007-05-31 14:10:05 | こころのこえ
久しぶりに立ち寄った店で
君のうわさを聞いた
最近 彼が出来て幸せそうに
笑っていたと

以前の僕なら
つまらない嫉妬で
胸が締め付けられて
何を話したかさえも分からないくらい
はしゃいだ振りをしていたかも知れない

だけど今は
君の幸せを心から喜べる

僕は君を幸せには出来なかったけど
いま君の幸せを祈れる僕がいる
それが なんだかうれしくて
空を見上げた

君に出会えたことに感謝して
歩き出せる
別々の道を 選んだ事を
後悔ではなく 確かな意味があったと
思えるから