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PC-9821Ap2 不具合再発

2020年10月08日 | レトロパソコン
以前  PC-9821Ap2 完全復活 という記事を上げたのですが…
4ヶ月程前にカレンダーの異常が再発しました orz



早速、分解して2次電池を見てみたところ若干コイン電池が膨らんでいました。元々、充電池であるところにコイン電池を使ったことに無理があったようです。一応、新しいコイン電池に交換してみたのですが、改善せず、自分で対処できる範囲を超たので、PC-98を専門に扱っている 第三研究所 様に相談することにしました。

第三研究所様とメールのやり取りで以下の様なご指摘を受けました。

・カレンダーの異常はマザーボードが洗浄されていないことで、断線やハンダ割れが起きている可能性がある
・PC-98の二次電池は充電式なので、充電禁止の電池で使用を継続すると、電池が膨張変形し発火、爆発する可能性がある


・・・何となく察していたのですが、やはり充電電池代わりコイン電池を使うのは危険なのですね。電池が膨らんでいたので破裂しないで良かったです。

PC-9821Ap2 は名機だと思っているので、これを機に 第三研究所 技術部 に修理をよび延命処理をお願いすることにしました。第三研究所 技術部では修理代金に上限を設定しているため安心してお任せすることができました。

診断の結果を受け、以下の処理(修理、延命処置)をしていただきました。

・ マザーボードを洗浄し全ての電解コンデンサの取り付け直し
 ※電解コンデンサに適切ではないものが使われていたため
・ カレンダ時計 ICを再ハンダ
・ カレンダ時計用バックアップ電池を正規の新品に交換
・ マザーボードとサブボードに防湿防錆コーティング
・サウンド関連部分に音響用電解コンデンサを使用
・XRU4066BFチップの除去、DACの YM3016の電源部にバイパスコンデンサを追加
 ※ FM音源の高音質化もお願いしました


少し驚いたのは、ヤクオフでコンデンサー交換のメンテナンス品を購入したはずでしたが、コンデンサに適切ではないものが使用されていた事です。これについては自分では確認のしようがないので、第三研究所 技術部 に修理をお願いして本当に良かったです。

ジャンク品はもとより、ヤクオフのメンテナンス品は注意が必要ですね。ハードの不具合は回路図や元の状態が分からないと何かあった場合、修理ができないので…

修理依頼以外の動作チェック(CPU、各メモリ、テキスト表示、グラフィック機能 、サウンド機能、音量調節、ビープ音出力、音声入出力、アナログ RGB出力、カレンダ時計機能、汎用拡張バス、ローカルバス、FDD I/F、HDD I/F、キーボード I/F、バスマウス I/F、シリアルポート、プリンタポート、メモリスイッチの設定)もして頂いたので少し時間がかかりましたが、完璧な状態になって戻ってきました。

それ以来、カレンダーが狂う事もなく快適使えています。



やはり何でもその道の専門家に見て頂くのが一番ですね。今現在、遊んでいるレトロPCは全て博識のある方がメンテナンスを行った品(PC-8801mkII FR・PC-9821Cx・PC-9821Ap2)なので、これでストレスなくレトロPCライフを堪能できそうです。





この場を借りて 第三研究所様に御礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。

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