新型ポケトーク。
で、その翻訳力はどうか。

結論から言うと、
正しい日本語を話さないと、
正しく翻訳できない。


「私は、あなたは」
といったいった
主語はもちろん、
「私を、私に」

といった目的語人称代名詞、

「私の、君の」といった
所有人称代名詞、

「それを、それらを」

といった直接代名詞 

などなど。


日本語の日常会話では
省略して話しているものたち。

それらをしっかり言わないと、

正しく翻訳されない場合が

結構ある。


例えば…。


ヴァレの友達の家に

招待され、お食事の後、

そのお友達の奥さんと

ちょっと周辺を散歩に出かける。


いやいや、この時も

ポケトーク活躍しました。

なかったら、話続かず、

ずっと気まずい

沈黙になってたでしょう💦😅


で、来年私たちも

イタリアに引っ越すって

話になり…。


簡単じゃないよね〜と、

二人でウンウンうなずく。


で、私。


一番の心配事は

お母さんと住むことです。


と、ポケトークに言った。

するとポケトーク

こう返してきた。


La mia più grande 

preoccupazione è 

vivere con mia madre.


お気づきですか?

「ヴァレのお母さん」と

私は言ったつもりが、

私は「お母さん」としか

言わなかったので、

ポケトークは「私の」

お母さんと解釈してしまった。


感のいい相手なら、

すぐ理解してくれる。

しかし、感の悪い相手だと、


Perché hai problema 

a vivere con tua madre?

Come mai ??????

なんであなたは

あなたのお母さんと

一緒に住むことが

問題なの?なんでなんで?


となって話が複雑化する😅

義母は言葉通りにしか

解釈してくれない。

そんな相手との

会話で使う場合は、

注意が必要。


普段、どれだけ省いて

会話しているか

思い知らされます💦


知らず知らずのうちに

逆に日本語のお勉強に

なってる気が(笑)


で、この場合は、


「私の」一番の心配事は

「彼の」お母さんと

一緒に住むことです。


と、面倒臭いが、

こう言わないと

正しく翻訳されない

場合がある。


ちなみに、普段の私なら

この場ではこう言うだろう。


「お母さんと一緒に

 住むのが、どうもねぇ…。」


これをポケトークに

言うと、こんなイタリア語

が返ってくる。


Non so come vivere

con mia madre.


これをイタリア語翻訳

アプリに打ち込むと、


「母と一緒に暮らす

 方法が分かりません。」


と出てきた。

うん…まだまだですよねえ。


そのうちAI翻訳機が

出てきて、使用者の

発話傾向から、

その使用者に忖度して、

独自の翻訳ができるように

なるんだろうか。


逆にそうなってしまうと、

イタリア語を学ぶ人が

いなくなってしまい、

ヴァレの仕事が

なくなっちゃう💦😅

それはそれで困るうううう💦