こんにちは Minori です。
今日は朝から台風並みの物凄い風が
雨まじりで吹いています。
ひどい嫌な天気を tempaccio
テンパッチョ と言いますよね、
相変わらずイタリア語の響きは
かわいいです
響きは可愛いですが、
こんな tempaccio の日は
なんか飛んできそうで、
怖くて外に出られません
今日はおそらく一日中、
家にいることになりそうです。
そこで ... .
この状況のもと、一夜明けて翌日、
今日の出来事を日記にしたため
るとします。例えば、こんな風に。
昨日は一日中家にいた。
昨日は一日中強い風が
吹いていた。
昨日は一日中家で寝ていた。
さて、これをイタリア語で
表現する場合、
il passato prossimo 近過去
を使いますか?それとも
l'imperfetto 半過去
を使いますか?
もしくはどっち使ってもいい
のでしょうか?
簡単そうで意外に迷うし、
奥深いのが、
近過去と半過去の
使い分けです。
初級ではこのように教わります。
近過去は 〜しました
半過去は 〜していました
近過去 は 〜しました、
だから、過去における
一回こっきりの動作 。
一方、半過去 は 〜していました、
だから、
過去の状態、過去に何度も
繰り返された動作 。
この基準通りに使い分け
していれば、ほとんどの場合は
クリアできてるような気がします。
では、先ほどの
文に戻ります。
昨日は一日中家にいた。
昨日は一日中強い風が
吹いていた。
昨日は一日中家で寝ていた。
家にいた も、
風が吹いていた も、
過去の状態 です。
寝ていた は、
過去に繰り返された
動作 とも、過去の状態 とも
とれますが、いずれにしても、
先ほどの基準で考えると、
この3つの文をイタリア語に
するなら全て 半過去 で
作文するということになります。
ところが、この3つの文は
全て 近過去 を
使わなければなりません。
こういうことです。
Ieri sono rimasta / rimanevo
a casa tutto il giorno.
Ieri ha tirato / tirava vento
tutto il giorno.
Ieri ho dormito / dormivo
tutto il giorno.
ほとんどの場合、
〜しました = 近過去
〜していました = 半過去
の基準で使い分けしていけば
いいとはいうものの、
この基準では間違ってしまう
場合もあることは無視できません。
では、なぜこの3つの文では
半過去ではなく近過去を
使わなければいけないのでしょう。
日本語の 〜していた と
ズレが出てしまうのは
どんな場合なのか。
次回から半過去と近過去の
使い分けについて
考えていきたいと思います。
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