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「しろ」のディズニーシーに行った日だけ日記

「しろ」のディズニーシーに行った日だけ日記

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August 1, 2020
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(…​その1​から続く)

いつもの宿泊時よりも少し早めのタイミングでお部屋に別れを告げた私達が向かった先は、ホテル二階にあるレストラン「ベッラヴィスタ・ラウンジ」でした。
(事前にPSをお願いしてありました。)


時刻はランチタイム開始の11:30になる少し前でしたが 扉が開いていたので声をかけると、 お席の準備が整ったらお呼びします  とのことでしたので、ミッキランジェロギフトを覗いたりロビーをふらふらしたりしていたらすぐにキャストさんがお迎えに来てくださって、私達を店内の窓辺のテーブルまで案内してくださいました。



席に着いてみると、いつもならこの時点で既にランチョンマットがセットされているはずのテーブルの上には何もありません。
これも館内の他のレストランと同じ、(飛沫がかかるのを避けるため)テーブルの上には長時間何かを置いておくことはしない という配慮なのかもしれませんね。

外したマスクを入れておくための紙ナプキンを最初にキャストさんから手渡されたり、スマートフォンでQRコードを読み取ってメニューを見たり、というお作法も 他のお店と同じでした。

(ランチョンマットやカトラリーはお料理の注文後にキャストさんがセットしてくださいました。)


食事の内容を決めて注文を終えても、まだ他には誰もいないベッラヴィスタラウンジの窓辺。



ふと見ると、お隣のテーブルの上には「ゲスト間の距離を保つためにこのテーブルは使用しない」旨を知らせるプレートが設置されていました。




11:40くらいになると、窓の外の水上にはミッキー達キャラクターを乗せた船が現れました。



水上グリーティングの長いバージョンだったようです。



船は10分以上かけてハーバーの水域を何周かしていたようでしたが、これはあくまでも実施時間非公表の突発的な「グリーティング」なので、ベッラヴィスタ・ラウンジ店内にはもちろん音楽が流れることもなく 特段なんのお知らせもありませんでした。

が、ほんのちょっとですが水上で静止している船を真正面から観ることができたので、この偶然には感謝せずにはいられませんでしたよ。





さて、お食事のほうは、現在提供されている二種類のコースの中からパスタの内容に魅かれてふたりとも「ベッラヴィスタ・ラウンジ・ランチコース」にしました。


前菜は加熱したハムと生ハムをふんだんに使ったサラダ。



イチジクのコンポートと塩味が強めなハム(ジャンボンブラン)がよく合って、自宅で真似したいなあと思いました。


パスタは、空芯菜と鴨のコンフィのスパゲッティ。



こちらも夫が「家で作りたい!」と言っていました。
(後日談:実際に週末に作ってくれましたが、やっぱりお店の味にはかないませんよね!)


メインは、豚肉大好きな夫はお肉に。



豚ロースのビステッカ(ステーキ)に粒マスタードのソースです。
付け合わせは蒸し焼きした夏野菜。


私はお魚のインパデッラにしました。



きょうのお魚はイサキと鯛の合い盛りとのこと。
たっぷりのロブスターソースがかかっていました。
付け合わせはカポナータです。


そして、デザート。
実にフォトジェニックなお皿です。



内容は、クリームチーズのムースとルバーブのグラニテ。
トッピングの赤いフルーツと白いチョコプレートが可愛らしくもあり、セクシーでもあり。
ナッツの飴がけが添えてあるのもよかったです。



約二時間、夏休みシーズンの週末にしては人の少ない お天気の良い平日のような長閑なディズニーシー メディテレーニアンハーバーをただひたすら眺めながら昼食をとり、夫と他愛のない話をし。
じゅうぶん満足して私はベッラヴィスタ・ラウンジを出ました。

時刻は13:30になろうとする頃でした。





お店を出てロビーのソファで一休みしていると、ホテル&パーク・ゲートウェイに続く階段の上に きょうこの時間は「ここからパークには入れない」旨のボードが設置されていないのに私は気づきました。

ゲストが何組か階段を下りて行きましたが、昨日と違って ロビーに常駐していらっしゃる警備のキャストさんが止めに行くこともない様子です。



私達は今回の滞在ではディズニーシーのパークに入園する予定がないので、「こちらからは通行止め」のボードが設置されているこの階段を踊り場まで下りてパークの様子を眺める というのも少し憚られる気がしていたのですが…

――今なら、ボードが設置されていない今なら、ちょっとだけなら いいかな?

そんなふうに思って、私は階段を恐る恐る下りてみました。



以前と変わらず、プロメテウス火山を望むことができるこの場所。



でも、窓辺の床には かなりはっきりした形で「立ち入り禁止」を示すテープが貼られていました。

ホテルとしては、眺めの良いこの場所に多くのゲストが密集し長時間滞在する状況を 感染拡大防止の観点からも絶対に作り出したくないのでしょうね~
黄色と黒のテープに、私はホテルの強い意志をひしひしと感じてしまいましたよ。



その後私達はホテルの正面玄関を出て、ディズニーシーステーションからリゾートラインに乗ってリゾート内のお散歩に出かけました。


14:00頃の東京ディズニーシーステーション、乗車側のホームです。



「14:00」の入園指定時刻に重なっていたせいかもしれませんが、乗車側のホームにはこの時間、私達の他には誰もいませんでした。


しばらくしてホームに滑り込んできたのは「ダッフィー&フレンズ・ライナー」でした。



乗り込んだ車両内も ほんとうに土曜日?? と思うほど人影まばらで、普段は混雑のためあまり写真を撮ることのない「クッキーアンちゃん」仕様とか「ステラルーちゃん」仕様の車両内の写真を 思わずいっぱい撮ってしまいましたよ~





乗ったり降りたりを何度も繰り返し、何回目かに東京ディズニーランドステーションに停車した時には一旦リゾートライナーを降りて、入店予約をしていた「ボンヴォヤージュ」にも立ち寄りました。

その後はイクスピアリにも立ち寄り、今度はリゾートゲートウェイステーションからリゾートライナーに乗って、16:30前頃には私達はディズニーシーステーションに戻りました。


降車側ホームのデッキに出て見渡すディズニーシープラザ。



この場所から眺めるディズニーシーもやっぱり美しい。
東京ディズニーシーって、本当にどこをどう眺めても美しい場所だなあ。


そんなふうに私が感傷にひたっているその横で、夫は、

 うっわ~! ホントに人が少なくてぜんぜん密になってないよ!混んでないよ!すごいよね~! 

…と、運営会社さんの采配の鮮やかさ――パスポートの販売枚数を絶妙に調整してゲストやキャストの数を適正に導いていること――にただただ感心していましたよ~




連絡通路を歩いてホテルミラコスタに向かう途中、 少し暑くなってきたので水分補給しないと… とふたりで話していて、私達は急に思い出しました。

…水分補給のために家から持ってきてたペットボトルのお茶、どうしたっけ…?  

「あー! お部屋の冷蔵庫に入れたままで出てきちゃったよー!!」


なんと私達、宿泊したお部屋の冷蔵庫にお茶やジュースなどのボトルを何本か忘れてきてしまったのでした。


――この後はパークへも行かないし もう帰宅するだけだし、まあ 忘れてきた飲み物が戻って来なくたって別に構わないよね~


そんなふうに言いながら、預けた荷物を正面玄関に用意してもらおうとミラコスタのベルデスクに行って名前を告げると。
ベルサービスキャストさんは 私達が申告した荷物の他に「もうひとつお荷物をお預かりしているようです」とおっしゃるのです。

しかも、「…お荷物を正面玄関に用意してお待ちしますのでキャストにこちらをお渡しください」と私達に手渡された荷物預かりの控には 大きなマルで囲まれた「冷」の文字が!


ああ、冷蔵庫内の忘れ物 保管してくださってるんだ~

余計な手間をかけさせちゃって申しわけなかったな などと頭の隅で思いながら、車を駐車場から出してホテル正面玄関に向かい 車寄せで待っていてくださったドアサービスキャストさんに控を渡すと。

私達の預けた荷物と一緒に ホテルロゴ入りの小さな紙袋に入ったドリンクのボトルがワゴンに乗ってやってきました。
しかも冷蔵庫内に忘れたものは全て、私達が部屋を出た時と同じくらいの温度に保たれていて「冷え冷え」の まさに飲み頃の状態でした。

ホテルとしてはこんな対応は当たり前なのかもしれませんけれど、これには私、ほんとうにびっくりして感激してしまいましたよ。


見送ってくださるキャストさん達に心からの ありがとう を何度も言って、私達がホテルミラコスタをあとにしたのは まだじゅうぶんに明るい17:00前頃のことでした。






ホテルミラコスタ とは、今となってはもう誰もが識っていることですが、イタリア語で「海岸(Costa)を眺める(Mira)」宿 という意味を表すそうです。


私達の時間を強引に三ヶ月巻き戻すために急遽計画した今回の舞浜滞在は、奇しくもホテルの名前が示す通りの「ただひたすらにディズニーシーを眺めて過ごす」だけの二日間となりました。

そしてそれは、パークだってホテルだって いつか以前と同じようにゲストを迎え入れる日のための準備を 私達の見ていないところで毎日こっそりと続けているんだ ということをしっかりと確認できた二日間ともなりました。



東京ディズニーリゾートの各施設の限定的な営業はまだまだ当分は続きそうな気配で、通常とはいろいろと勝手が違っていて自分の思い通りに楽しむこともしばらくはできそうもないけれど。
ひょっとしたら「完璧に元通りに戻る」日なんて この先もうやってこないのかもしれないけれど。

それでも私は折に触れてここへ来て、メディテレーニアンハーバーを 本物の海を ただただ眺め続けて、低くなりすぎてしまったり 時には高くなりすぎてしまったりする心の温度を平熱に導こうとするんだろうな。


単なるこだわりじゃないか とか 一過性のくだらない思いつき とか、そもそもいま出かける必要があるのか とか。
ためらう要素もたくさんあったけれど やっぱり思い切って出かけてきてよかったな。



世の中はものすごいスピードで大きく変わっていこうとしているけれど 自分の気持ちはいつまでたってもびっくりするくらい変わらないものなんだなあということを あらためて笑っちゃうほど思い知らされた 特別な夏の小さな旅でした。



(おしまい)





* ベッラヴィスタ・ラウンジ の “ベッラヴィスタ・ラウンジ”ランチコース *

・ジャンボンブランとコッパのインサラ-タ 無花果のコンポート
・スパゲッティ 鴨のコンフィと空芯菜
・本日の魚のインパデッラ カポナータ添え スパイシーロブスターソース
  (別途900円加算で「オマール海老のインパデッラ」追加可能)
  または
 豚ロースのビステッカと季節野菜のサルタ-レ 粒マスタードソース
・クリームチーズのムース ルバーブのグラニテ
・コーヒー または 紅茶

                   ・・・・・2020年7月1日~9月2日


(4300)




◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇

文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。

利用なさってみてください。

◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇





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Last updated  August 29, 2020 02:10:47 PM
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