創作 ポエム集 ((o(。・ω・。)o)) 『静音のカタルシス』 ~今日の涙と叫びを明日の笑顔と歓喜に~

他の誰でもなく私の言葉をクラウドの中へ、タイムカプセルのように埋める。見知らぬあなたのエールとなりますように。

【エッセイ】コロナその後

2023年01月02日 01時13分22秒 | エッセイ
 ウィズコロナ嫌な響きだ。あれだけ3密だの、外出自粛だの、飲食店の営業規制だのやっていたのに、今や過去。
 感染病は昔の歴史を見ても幾度か発生していた。けれども終息はあった。コロナも終わりがあると願う一人だ。
 マスクをした生活がこんなに続くなんて、誰が想像できたのだろうか。悲観するだけで私が何か時代を動かす提案ができるわけではない。傍観しかできない。
 しかし、この先もこの状況は変わらないと、私は思うことが怖いし、思いたくもない。誰かが解決方法を見つけてくれると英雄を待っているわけでもない。
 私が英雄になれれば一番いい。でも私は科学者でもないし、病理学や、細菌、感染病の知識もない。医者が研究してもできないのであれば、意外と知識を持たない人の発想が役に立つかもしれない。
 みんなで考えていきたい。どうすればコロナの時代が終わるのかを。
 

道化師

2022年10月26日 03時10分16秒 | ポエム
君のために 僕は道化師になる
鼻を赤く塗って
君が笑うのを待っている

君のために 僕は道化師になる
戯けて見せて
君がほくそ笑むまで繰り返す

君のために 僕は道化師になる
消える手品で
君がはっとしたあとに
見せる微笑みがあれば
僕は愚者にもなれる

君のために 僕は道化師になる
パントマイムで
君の悲しみの壁を打ち壊す

君のために僕は 道化師になる
君が笑えば 僕も笑う
君が泣いたら 僕も涙を流す

君のために 僕は道化師になる
君が選ぶ道を
無条件に応援する
君が振り返ってくれる
その日まで






霞の君

2021年12月15日 00時32分56秒 | ポエム

願っても叶うことはない

 
霞の君
 
まるで2000年の
 
タイムラグがあるかのように
 
霞の君は神話の女神だったのだろうか
 
手を伸ばしても
 
手を伸ばしても
 
大地から月に届かないように
 
無謀と無茶と無策
 
 
 
 
希っても適う事はない
 
霞の君
 
まるでナノ粒子を
 
肉眼で見ようとするかのように
 
霞の君は幻だったのだろうか
 
眠っても
 
眠っても
 
悪戯に時が過ぎるだけの浦島太郎
 
無力で無駄で無効
 
 

【エッセイ】コロナ化

2020年12月22日 23時33分28秒 | ポエム

 こんな苦境だからこそ、やはりこの言葉、やまない雨はないのだ。
 コロナ化。いつの間にか状態化して、緊張のたがが外れそうになってきている。
 立場、環境、職業など千差万別の苦境が今ある。
 
 いつか、きっと終焉がある。今は信じて待つ。

震える男

2020年12月13日 21時59分13秒 | ポエム

振り返ったら

心が震える軌跡を残せたら

英雄でなくても

偉人でなくても

奇跡のひとだ



こびと

2020年02月02日 20時30分53秒 | ポエム

思い通りにいかない

ずっとずっと思い通りにならなかった

夢や目標は

靄のように漠然としてて

割れない岩のような決心は

小さな小さな枠の中

足りないものだらけだ

覚悟 勇気 自覚 

枚挙に暇がないほどに

今の結果が小人であるのは

当然の結末なんだな





一瞬の人

2019年11月25日 01時37分49秒 | ポエム

刹那に擦れ違った一瞬の人

有限の狭間の一瞬の人

メモリーの中の一瞬の人

吐息の蜃気楼の中に微睡む一瞬の人

月の影に溶けていく





【エッセイ】反抗期

2019年07月17日 20時52分04秒 | エッセイ


親父が亡くなって、もう時期二年が経つ。なんの因果が誕生日に亡くなった。
生前の親父とは永く久しく会わなかった。
会いに行こうと思えば会えただろう。
きっと長い反抗期だったのかもしれない。
反面教師のように思ってた。昼間から酒を飲むような親父になりたくなくて、私は普段はあまり飲まないようにしている。
けれど顔つきも、性分も近づいてしまっているようだ。
今はもう親父はいない。
反抗期の終焉のタイミングを失った。
これから先も反抗期は続く。

転がる檸檬

2019年06月28日 00時58分29秒 | ポエム


更地になるのに幾ばくの月陽が

繰り返されたのであろうか

時は一握の砂にも満たぬ刹那であったのに

坂から転げ落ちるレモンは

終わりの見えぬ転落を続けた

今は何もない

ただ何もない

前奏の前の休符と期待するならば

なんとなく活路が開きそうだ

背後の傷

2019年06月17日 19時12分16秒 | ポエム

裏切り





これまで何度

裏切って裏切られた事か





生きると言うことは

そういう事か





背後に残る傷跡





敵に近づいて切ろうと

我武者羅に刀を振り回して

味方の背中を切ってしまうかのように

ヒトは自己の欲求実現を優先するがために

結果裏切り裏切られる




心が荒ぶ前に

己の欲求を抑止する術を

独りになる前に

身につけねばね




桜の美しさ

2019年04月17日 20時20分36秒 | ポエム

桜が咲き誇る時には

桜の花の美しさを追う


桜が散って

葉桜に変わりゆく時に

青々とした葉の美しさや

侘び寂びを感じる樹皮の美しさに

ハッとする


桜のシーズンが終わると

世間の噂のように忘れ

次のシーズンまで

桜を感じなくなる

それもまた謙虚で桜の美しさかな



生まれた理由

2019年01月27日 01時49分03秒 | ポエム

生まれた理由

それを見つける為

否、理由などない

人も動物と同じ

生まれた理由などない

だから運命は

自分が創るもの



生まれた理由を

ずっと考えるのは

無意味だ

理由がないのだから

生まれた理由を考えるよりも

どう生きていくかを

考えたほうが良い



誰かに必要とされる事に

生きる意義を感じる人は多い

生まれた理由に意味を持たせる為に

悲しい事があると

何で生まれてきたのか考える

生まれた事に意味はない

辛苦をどう乗り越えていくかに

意味がある




道標

2018年12月31日 01時56分24秒 | ポエム



心の赴くままに

行きあたりばったりで

ただ何気なく

生きている



夢を抱いても

叶わない

だから何気なく

生きるしかない



これといった楽しみもない

朝起きて仕事して帰って寝るを

ひたすら繰り返す日々



何か守るべきものもない

くだらないプライドを

捨てきれずに

抱えているだけ



未来への期待もない

寧ろ不安だらけだ

余力のあるうちに

この不安を壊す術を

考えて

行動していく事が

私の道標か


みえない星

2018年12月13日 22時10分46秒 | ポエム

君は幸せに

過ごせているのであろうか

夜空の向こうの君

同じ地球(ほし)にいるのに

同じ日本(くに)にいるのであろうに

笑顔も涙も見る事はない

あれから何年経っただろうか

そしてこれから先も

ただ会えない日々を

重ねていくのであろう

幸せでいてくれるのであれば

いいのにな




行き詰まりの結界

2018年12月10日 00時01分07秒 | ポエム


行き詰まる

行き詰まる

何もかもが行き詰まる



行き詰まる

行き詰まる

我の意に反して行き詰まる



360度

手に届く範囲に覆う壁



突っ走るべきか

引き返すべきか

右左折するべきか



思い描く未来との

ギャップ



行き詰まりの

微睡む幻影の中に

決断の結界の封印が

解かれる