信の信州からの贈り物

信州で単身生活 6年、その間に魅せられた信州の大自然。そして関東周辺の自然と花々を織り交ぜて発信しています。

北アルプス縦走 ~6.黒部五郎の圏谷を往く~

2020年09月28日 | 北アルプス(北部)




お早うございます、信です。
季節は 9月長月は秋分の次候、第四十七候 蟄虫培戸(むし かくれて とを ふさぐ)になりました。

昨日は6年前に、木曽の御嶽山が噴火した日でした。
多くの人が慰霊登山に登られたようですが、山腹は変わらず綺麗な紅葉になっているようでした。

私は今回の山旅で北ノ俣岳からの下りで、手を合わせておきました。
山を愛する一人一人が、登山の安全について考える記念の日になっている気がします。

今朝は爽やかな秋晴れの、小春日和の良いお天気を迎えました。
昨日は午後から使ったテントを干しましたが、残った小石や泥も懐かしい感じがしました。


さて9月20日の北アルプス漫遊記です。
まだ黒部五郎の山頂にいます


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笠ヶ岳のトップから槍の稜線まで


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正面に巨大なカールと鷲羽・水晶・赤牛の稜線。
やはりこの長大な稜線を歩けるのは、飯縄大権現様くらいでしょう。


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     お約束の三角点タッチ

     
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来た道からぐるり一周


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薬師岳と立山・劔


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北に伸びる稜線と、後立山


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東に鷲羽・水晶・赤牛の長大な稜線


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眼下に五郎平の小屋の赤い屋根


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ヤリホを眺めながら降りて行きます


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頂上直下の信州側は


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羊背岩という、この山特有の岩で覆われています


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今日は槍・穂高も賑わったことでしょう


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ここからザレた急斜面を降りていきます


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異様な山頂直下の崖


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一万年前にこの斜面を氷河が削ったという事実


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抜戸の秩父岩が懐かしい


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まるで大いなる壁です


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独特な景観です


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カール内に点在する迷い岩


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え!「小舎マデ二時間」
上からはあんなに近く見えたのに


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距離の表示はありません 




小屋も見えなくなりました


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7月に来れば ここは一面のお花畑


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これが雷岩か


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カールの小さな沢沿いに歩いていきます


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落石も頻繁にあるようです
特に雪どけの時期は多いでしょう


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太古の昔 氷河が削った岩峰


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でも今や斜面はお花畑の楽園


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またそんな季節にもう一度


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訪れてみたい場所です


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緑豊かな三俣蓮華の北稜と 水晶の岩峰 


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この山も 忘れられない山になりました


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圏谷の真ん中に巨大な雷岩


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懐深き黒部五郎です


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さて前を向いて


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熊さんが出る前に 小屋に着かなくては


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ゴーロ道とハイマツの林を抜けること30分


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ようやくテン場に到着です


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この日は平坦な場所を確保することが出来ました


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隣の彼は岐阜恵那の若者
下山途中、花見平で再会しました。

寒くて夜中に何度か目を覚ましたが
疲れでぐっすり、二度寝、三度寝を貪りました。


 撮影日: 9月20日
 撮影場所:黒部五郎岳・黒部平


明日は三俣蓮華の北稜を越えていきます。
良いお天気に恵まれました。

それでは皆様、ご機嫌よう。











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2 コメント

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Unknown (はりさん)
2020-09-28 11:28:24
こんにちは。
下から見上げるカールは大迫力ですね。
氷河が削ったというのがよく分かる地形です。
以前に鷲羽岳から眺めたことがありますが
黒部五郎岳の姿は忘れられないほど素敵でした。
私の信州旅は3回(1回15枚程度)で終わりましたが
信さんの山紀行は毎回すごい写真の量にも関わらず
まだまだ連載が続きますね。
歩くだけでも大変だと思いますが
常に写真を撮りながらの山行に脱帽です。
せめて30枚 ()
2020-09-28 18:10:30

はりさん>

こんばんは。
一話、せめて30枚に収めようと思うのですが・・
あきまへんな~
撮る時もそうですが
載せる時もまったくシナリオの無いベタベタですわ
まったく、あきまへんな~
少し反省しながら、私の場合は厳選の厳選で減らしましょう。
まだまだ続きます。

黒部五郎はまた花の季節に登ってみたい山になりました。
コメント有難うございます。

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