伝統ある英国の10吋ユニットで、いい音で音楽を聴きたい・・・・・

音楽好きの、古いオーディオ機器10吋TANNOYを改良そて聴くダメオヤジの金ちゃんです。

伝統ある英国の10吋ユニットでDon MenzaのJAZZを聴く・・・

2024年03月26日 | JAZZ・ボサノヴァ

三月も終盤になり天候不順が続いている、此の時期は三寒四温とも言うが。先日は最悪に雪も降り筆者の住む千葉も雪が若干積もり、未だ冬用タイヤからの変更を躊躇している、体調が戻れば一度田舎に墓参りを考えているのだが、後少しで三月も終わってしまう・・・

初候3月5日〜3月9日頃を蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)即ち啓蟄と言うが日本の季節は実に明確で春の花桜、菜の花が必ず咲くピンク色と黄色の色の色合いは誠に春らしい色である。1年を24の季節(節気)に分けた二十四節気は、四季よりももっと細かく季節の小さな変化を表しています。「啓蟄」は春分のひとつ手前の節気で、暦の上では春到来の直前と言えます。啓蟄の意味や時期、過ごし方を解説します。
土中で冬眠をしていた虫たちが、暖かい春の日差しの下に出てき始める頃。虫とはいいますが、冬眠から目覚め始めるすべての生き物のことを表しいるそうです。



先日図書館で何気なく本を見ていると面白い記事を見つけた。東京医科歯科大学の角田忠信教授がご自身の体験に基づき研究なさったそうですが、とても興味深い内容でしたので簡単にご紹介します。表題は脳内処理の仕方での日本人と外国人の違いについて 「なぜ日本人には虫の「声」が聞こえ、外国人には聞こえないのか』ってホント?調べた結果は日本人は自然の音を言語と同様に左脳で聴き、西洋人は雑音として右脳で聴いている為と言われる。

解説によりますと以下の様に解説されてます、角田教授がキューバの学会に参加された際、会場の周りで「虫の音」が蝉しぐれのように激しく聞こえているのに、他の方にはその「虫の音」が聞こえていないことに気づき、日本人の耳と、外国人の耳は違いがあるようだと考え研究をされたそうです。

 人間の脳は右脳と左脳とに分かれ、それぞれ得意分野があります。右脳は音楽脳とも呼ばれ、音楽や機械音、雑音を処理し、左脳は言語脳と呼ばれ、人間の話す声の理解など、論理的知的な処理を受け持ちます。
この機能は日本人も西洋人も一緒でありますが、虫の音をどちらの脳で聴くかという点で違いが見つかったそうです。
このような特徴は、世界でも日本人とポリネシア人だけに見られ、中国人や韓国人も西洋型を示すそうです。これは遺伝子が違うのかも知れない。
この「虫の音」を日本人が言語脳で処理し、西洋人は雑音として処理していることは、文化の違いによるものだそうです。

西洋人は、虫=害虫という認識があり、その鳴く音も雑音だと認識するが、日本人は、「虫の音」に聴き入る文化が子どものころから親しまれているので、「虫の音」を人の声と同様に言語脳で聞いているのではないかということです。
「虫の音」と同様に、日本人は言語と同様の左脳で聴き、西洋人は楽器や雑音と同じく右脳で聴いている音は他に「波」「風」「雨の音」「小川のせせらぎ」などがあるそうです。 日本人はよく情緒的といわれています。それは、自然の音を雑音として認識するのではなく、自然から発せられている言葉として認識してることからなのでしょうか。

以上の様な仮説がされていました、イタリア語、ポルトガル語、スペイン語は発音の面では日本語とよく似ていますが、母音主体であっても母音一つ一つが意味を待っている言葉ではありません。
日本語以外の言語では単一母音は有意語をほとんど持ちません。母音の二つ以上の組み合わせからなる有意語は更に日本語では豊富ですが他言語では非常に数が少ないです。また、すべての開音節では母音で終わることから、日本語における母音のウエイトがとても大きいことが分かっています。



The Beatles Abbey Road 「Sun King」

Beatles大好きな筆者は発売当時からビートルズのアルバム、アビーロードに収録されている「Sunking」のイントロに流れているのはコウロギの鳴き声ですかそれとも楽器による演奏かは定かではないが。。。西洋人には聴こえないと言われる虫の音を何故加えたのであろうか・・・・疑問でもある?

丁度此の頃のLP盤から擬似的なステレオ録音ではなく現在の様な演奏者の位置がわかるような録音になり音響テクノロジーも進歩した様だが、レコード会社により音質はさまざまであり、特に好んだレーベルはVerve Recordsの音質は良好で良いJAZZ演奏も優れていたと思う。



今日は未だ現役であるジャズ・サクソフォーン奏者で重鎮のドン・メンザ(Don Menza、1938年4月22日 - )のジャズを紹介します。アメリカ合衆国の編曲家、そして作曲家、 ドン・メンザは、ダイナミックで独特のサウンドとソロスタイルを持つ強力なテナーサックス奏者です。1936年にニューヨーク州バッファローで生まれたメンザは、13歳からテナーサックスを吹き始めた。除隊後はメイナード・ファーガソン楽団にソリスト兼編曲者として在籍した(1960~1962年)。ダイナミックで独特のサウンドとソロスタイルを持つ強力なテナーサックス奏者です。1936年にニューヨーク州バッファローで生まれたメンザは、13歳からテナーサックスを吹き始めた。除隊後はメイナード・ファーガソン楽団にソリスト兼編曲者として在籍した(1960~1962年)。現在ドン・メンザはバッファロー・ミュージックの殿堂入りを果した。今も立派な現役演奏者でもある。



今回の紹介する同様の叙情的な感覚がフランク・ストラッツェリの演奏にも吹き込まれています。そしてその伝統は、彼の絶妙な口調に特に際立っています。ストラッツェリのような温かく繊細なタッチを持ったピアニストはほとんどいません。歌手は皆、伴奏に優れた感性を持つピアニストだけと仕事をする喜びを知っています。この美しいバラードのアルバムを聴いた後、私はただこう言うしかありません。温かく、柔らかく、優しく、感動的です。それは歌います。



フランク・ストラッツェリ(Frank Strazzeri、1930年4月24日 - 2014年5月9日)は、アメリカのジャズ・ピアニスト。彼はニューヨーク州ロチェスターで生まれました。ストラッツェリは12歳でテナーサックスとクラリネットを始め、その後すぐにピアノに転向しました。彼はイーストマン音楽学校に通い、その後 1952 年にロチェスターのナイトクラブでハウス ピアニストとして就職しました。その間、ロイ エルドリッジやビリー ホリデイなどの訪問ミュージシャンに同行しました。
彼は 1954 年にニューオーリンズに拠点を移し、ディキシーランド ジャズの環境でシャーキー ボナーノやアル ハートと演奏しましたが、それ以降の彼の主な焦点はビバップです。彼は1957年から1958年にチャーリー・ベンチュラと、1959年にウディ・ハーマンと共演し、1960年にロサンゼルスに移住した。 そこで彼は西海岸ジャズシーンでスタジオミュージシャンとして幅広く活動し、ジョー・ウィリアムズ、メイナード・ファーガソン、レス・ブラウン、エルヴィスらとツアーを行った。プレスリー! (1971–74)。彼はまた、エルヴィス・プレスリーとも共演しました 。



Don Menza & Frank Strazzeri / Ballads


1987年当時LPでのみ発売されたものが初CD化されたアルバムで当に60年代を思わせるJAZZの音が聞ける!

スイング&バラード両方に長けたテナー・マンと流麗でチャーミングなフレーズが魅力のピアニストの吟醸デュオ作品です!
ドン・メンザのオリジナル。スインガー&バラード双方に長けたテナー・マンの異色作。

 1.Penthouse Serenade (Val Burton, Will Jason)
 2.My Foolish Heart (Ned Washington, Vicotr Young)
 3.You’re My Thrill (Jay Gorney, Sidney Clare)
 4.Over the Rainbow (Yip Harburg, Harold Arlen)
 5.Darn That Dream (Eddie DeLange, Jimmy van Heusen)
 6.Soultrane (Tadd Dameron)
 7.More than You Know (Billy Rose, Edward Eliscu, Vincent Youmans)
 8.It's You or No One (Jule Styne, Sammy Cahn)
 9.Guess I'll Hang My Tears out to Dry (Jule Styne, Sammy Cahn)
 10.Smoke Gets in Your Eyes (Otto Harbach, Jerome Kern)
 11.What's New (Johnny Burke, Bob Haggart)
 12.Blues in the Dark(Frank Strazzeri, Don Menza)
 
 Don Menza (ts)
 Frank Strazzeri (p)

 Recorded at Perpinya 
 Studio, Barcelona, March 29, 1987

メイナード・ファーガソン、スタン・ケントン、バディ・リッチなど数多くのオーケストラで腕を磨いたサックス奏者がドン・メンザです。このアルバムは盟友のピアニスト、フランク・ストラゼリとのデュオによるバラード集。
メンザもストラゼリもバラードの名手として知られるだけに、内容は極上の一言に尽きます。(4)や(10)などの超有名曲を筆頭に、溢れんばかりの歌心を披露します。
極め付けは評論家で作詞家としても知られるジーン・リースが、
“warm and soft and gentle and moving"と賞賛した至福のコラボレーションを、楽しみました。



先日補修した筆者のGOODMANS AXIOM 80の箱のバッフル面を修復させジャズ音楽を試聴するが、以前と比べ随分メリハリは良くなって様である、以前と比べ低域がボケることも無くしっかりトレースする様に変化した事は大変嬉しいことでもある。以前黒人が叩く乾いたスネアー等の太鼓の音の再生にはジムラン等の音の様には鳴らないがそれでも今回の様な何方かと言えば品の良い欧州の感じのジャズは実に味わい深い鳴り方をする、若い頃夢中になって聴いた当時のJAZZ音楽を聴くのが楽しくなった様でもある。

最近のお好みは癖の少ないブレンドの淹れたての美味しい珈琲と共に頂きながら、筆者の好きなスコット・ハミルトン(ts)との共演の北村英治(ci)のアルバム「Vintage」エディ・ヒギンズ(p)と熟成したメンバーでコクのあるまろやかジャズは何時迄も聴き続けたいと思う音が鳴った。ブラボー!

英国の鍵盤奏者Sophie YatesのJ.S. バッハ: チェンバロ独奏のための協奏曲集 BWV 972-987の考察

2024年03月21日 | 2022J.S.バッハ関係


最近風邪が中々抜けず、未だ咳き込みをする、学生時代の同級生から喜寿の祝いで盛り上がろうと連絡があったが、生憎筆者は早生まれで正式には来年にならないと喜寿ではないと抵抗しているが、何にせよ歳は事実で76歳になった事は事実である、今は孫の代わりに飼い犬「モジャ君」に遊んでもらっている状態でもある。

先日ご指摘を受けた筆者のGOODMANS AXIOM 80の箱に10吋のTANNOY IIILZ Monitor Goldユニットを組込み愛聴しているが。大変な事をしていた為に本領を発揮する事が叶わず、早速簡易に補修し色々な音楽を試聴したが、粗々満足し軽いジャズからクラシック、古楽器と聴いたが全面バッフル面の背後の吸音材は全て取り去る事が一番良い結果と相なった、筆者の使用する真空管アンプ等のオーディオ機器はエージングも終わり落ち着いた状態である、テストに使用するパワーアンプの真空管のサブに使用する6BQ5/EL84は手持ちの各メーカーは何の製品が良いのかを行なった、購入当時お初の真空管の試聴と比べある程度時間が過ぎ、愛用するエンクロージャーもエイジングが進み当時と比べ音質にも微妙な変化が起きた様でもある。



一般的にMT管はミニチュア管(MTはMiniature Tubeの略)とも呼び、3種の中では一番新しいタイプで、種類も一番多く、真空管では主流な形状である。頭にツノがあり(排気管を閉じたもの)、ピンはガラスから直接出ている。ピンの数は7ピンと9ピンの2種類ある。したがって、ソケットも2種類あり、ギターアンプでは定番で未だ使用される。
上記写真は海外の欧州より取り寄せたTELEFUNKEN製のEL84ですが試聴するもTELEFUNKEN製らしく無い音に偽物でないかと疑っているが・・・?

数ある6BQ5/EL84を差替えテストするが、全体的に優れたものは日立製であった今回は購入して開封してないレイセオンのMT管を発見しテスト品に加えた他にもNET、TELEFUNKENも持参するが以前の使用で様子はわかるので写真の物をテストした、中でもジャズ音楽にはキレも良くSIEMENSが良かったのですが、クラシックには少し荒れる感じもあり全体的には筆者のパワーアンプでは日立製、松下製が良い結果が得られた略1950年前後より製造を開始しパッケージには当時¥490の正価が表示されている、79年7月31日に国内最後のメーカーだった松下電子工業(現パナソニック)も生産を終了した。

Mullard EL84は聴いた事はないが現在はロシア製 が出回っているが価格は高額だ。日立製、松下製の真空管は在庫も十分セットで持ち合わせているため余裕はある。東芝製、レイセオン製と並びNEC、RCA、TELEFUNKENの海外組を含めた物はがイマイチでもあった。松下製ですが以前海外輸出用があり2セット購入したが日本での製品が良好で、製造にも若干違い音も日本製品が善いと感じた、此処でも一番の高音を表示するはムラード無論筆者の堕耳にでは正確な音は感知出来無かったのかもしれない。TV用のブラウン管時代(1970年代全般)には6BQ5/EL84は音響部によく使われた球でもありモノクロのブラウン管時代前の64年オリンピック開催は遠くなった様である。

久しぶりの玉転がしでのお遊は面白いですネ、当分6BQ5/EL84予備の球は必要ない様に思った、最近の真空管の値上がりは激しくネットでレイセオン6BQ5/EL84の検索をしたが目を疑る様な プライスが掲げてあったので驚いた・・・。



その様な事に時間を費やし、肝心の本題に戻る、全面バッフル面の裏側はテープの糊、後ガンタックの後等汚れ後がある、処置には鋭い糊落としスクレッパーで時間をかけ丁寧に削除し、その後アルコールで残骸こびり付いた糊をよく拭き取り、アルコール液の渇きを十分時間をかけ或程度放置し、その後ブリテッシュビーズワックスを満遍なく塗り通気性の良い場所で一日放置した。
見違える様に滑らかになった全面バッフルです、筆者の試聴においては若干音質がクリヤーに粒たちが微妙に向上した様に感じた、是枝重治がオーディオについて語っていたが、面白い現象にどの様な装置を使おうがどの様なエンクロージャー(アルテック、ジムラン、タンノイ、グットマン等)を使おうが、使う人の個性が音質に出るそうである、確かに五味康祐も文中で同様な事の記事を読んだ事がある。
果たして各々が求める「良い音」とは如何な音なのであろうかの疑問が強くなる一方でもある。

翌日組み立て後は早速試聴に至るが各々箇所には接点回復剤を塗布し慎重に配線等を確認し、ユニットも誘電したかを確かめ音出しを試した後に全面バッフルを木ねじで止める、再度ドライバーで締まりを確認して仕上がりである。
以前音質が向上すると言われ、接点回復剤にはレプトンパワーチップスを付けているが若干の音質効果はある様にも感じる。接触ソケットにレプトンパワーコンダクターグリースを塗布するが此の効果は良い塩梅で通電は効果的である。

またビーズワックスを塗りしっかり乾いた雑巾で拭き取りしっかり音質向上も上がった様にも感じた、ワックス効果もあった様にも思った。当分角材の補強は見合わせる事にした。



旧西ドイツのバーデン=ヴュルテンベルク州エスリンゲン・アム・ネッカー出身のイザベル・ファウスト(Isabelle Faust)で筆者の好きなJ.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 ホ長調 BWV1006を聴く、ハルモニア・ムンディ独特の音なのであろうか、それとも使用する銘器ストラディヴァリウス「スリーピング・ビューティー」の特徴でもあるのであろうか?
確かに演奏時の弓と弦の摩擦音は断然良くなった様である、演奏者の息遣いや身体の動きなどがリアルに感じられる。

美しい音色、当初CD購入時はあまり感じなかったが、最近イザベル・ファウストノンビブラートの古楽流も生々しく鳴る思わずのめり込みそうでもある。



それと今まで購入後殆ど聴いて無かった鍵盤奏者ソフィー・イェーツ(Sophie Yates)を聴く、ただしイギリス組曲は好きでゆく聴いている。

ソフィー・イェーツイギリスではルース・ダイソンとロバート・ウーリーに、オランダではボブ・ファン・アスペレンに師事し、ボストン古楽音楽祭での国際コンクールで優勝を果たし国際的なキャリアをスタートさせたシャンドスが誇る古楽系鍵盤奏者ソフィー・イェーツ。



バッハのワイマール時代に作曲された一つのジャンルがこの「独奏鍵盤楽器のための協奏曲集」です。ヴィヴァルディやマルチェッロなどのイタリアの作曲家のヴァイオリン協奏曲などをチェンバロやオルガンで一人で演奏できるように編曲したもので、バッハがイタリアで体験した新しい音楽を自らの作曲技法に取り込むにも大きな役割を背負った作品群です。
そのうちチェンバロ用の曲が16曲と、オルガン用の曲が6曲現存していて、ここではチェンバロ用の16曲の演奏を聴く。

筆者も今まで此の演奏は余り聴いた事がなく確かにバッハ自身イタリア音楽にHA興味を持って敬意球していたそうで、此の様な曲は是非興味を唆られる。



J.S.バッハ:ヴィヴァルディとマルチェッロ兄弟からの編曲集

J.S.バッハが大きな影響を受けた18世紀イタリアの音楽と作風、そして同世代の3人のイタリア人作曲家、アントニオ・ヴィヴァルディ、アレッサンドロ・マルチェッロ、ベネデット・マルチェッロの協奏曲。
初期バロック時代における中心地としての役割を担ったヴェネツィア、そこでのヴァイオリンのサウンドを鍵盤楽器で表現するという難しいテーマに挑んだバッハ。「イタリア協奏曲」へと続くJ.S.バッハのイタリア音楽からの影響、卓越した作曲、編曲技法の妙を、イギリスの名女流チェンバリスト、ソフィー・イェーツの素晴らしき解釈かも知れない。

J.S. バッハ: チェンバロ独奏のための協奏曲集 BWV 972-987

 発売日:2013年04月27日
《曲目》
J.S.バッハ:
 協奏曲ニ長調 BWV.972(原曲:ヴィヴァルディ, Op.3-9)
 協奏曲ト長調 BWV.973(原曲:ヴィヴァルディ, Op.7-8)
 協奏曲ニ短調 BWV.974(原曲:A.マルチェッロ)
 協奏曲ト短調 BWV.975(原曲:ヴィヴァルディ, Op.4-6)
 協奏曲ハ長調 BWV.976(原曲:ヴィヴァルディ, Op.3-12)
 協奏曲ヘ長調 BWV.978(原曲:ヴィヴァルディ, Op.4-1)
 協奏曲ト長調 BWV.980(原曲:ヴィヴァルディ, Op.4-1)
 協奏曲ハ短調 BWV.981(原曲:B.マルチェッロ)
《演奏》
 ソフィー・イェーツ(チェンバロ)
使用楽器: ダブル・マニュアル・ハープシコード(アンドルー・ガーリック1996年)
~パリ音楽院音楽博物館所蔵のジャン・クロード・グージョン(1748年製、パリ)のレプリカ
《録音》
2012年8月20日-21日 セント・ジョージ教会(ブランドン・ヒル、ブリストル)
Bach: Transcriptions of Concertos by Vivaldi
Sophie Yates

第一声から聴こえる可成り透明度の高い綺麗なチェンバロの音に心躍る楽しさが味わえ流石最新の録音技術は良いと感心したり、筆者の古い音響機器も良い仕事をしていると感心したのである。

ソフィー・イェーツの作品は豊かな舞曲を生き生きと描くJ.S.バッハ:イギリス組曲(全曲)は好きで何度も聴いたが、ヴィヴァルディとマルチェッロ兄弟からの編曲集の全体は、三楽章のイタリヤ形式で構成された纏まった曲でもあり、編曲によっては弦楽器での演奏も好ましい様に感じる、ヴィヴァルディの作品をバッハ流に編曲して実に聴き易い作品になっている、此の後流石J.S.バッハはチェンバロ独奏のための全3楽章の協奏曲(J.S. Bach: Italian Concerto, BWV.971)の曲を仕上げる、イタリア的な音型や語法をふんだんにちりばめたものと言うべきだろう。明朗快活な両端楽章と優美な緩徐楽章、急-緩-急の3楽章からなり、二段鍵盤のために書かれたその第1曲が「イタリア趣味による nach italienischem Gusto」、今日有名な通称《イタリア協奏曲》とよばれる作品である。



特にチェンバロの音色は今までより一層艶が増して、芯が強くなった様にも感じる次第ですが思えばチェンバロ奏法は鍵盤を強く叩いても、弱く叩こうが、また鍵盤を叩き鍵盤を止めても、離してもも音は左程変わらないが・・・。

歴史好きの筆者が思うは、ピアノ演奏では全く違った表情を見せるこの辺りが「良い音楽」を紐解く鍵になりそうな大切なことでもある、元々ヒト族は掴む事は俊敏で力強いいが、離す事は苦手で、鍵盤を押すは素早く、又素早く離すとキレの良い音が生まれるのがピアノという楽器の特色でもあろう。太古の昔猿人の頃のホモサピエンスは木の上での生活を行い掴む(握る)行為は生きることを示し、離すことは死を意味したのであろうか?その為に離す行為は何方かと言えば苦手である事が影響するのであろうか、もっともこれは筆者の思う過ごしであるが・・・その様なことを考えてしまう・・・。
今回の筆者のエンクロージャーの改良は終わり、このまま暫くは楽しむつもりである。ブラボー!

これこそがTANNOY IIILZ Monitor Goldユニットの音なんだろうと今更ながら思う処でもある。

2024年03月15日 | バロック音楽・オーディオ一般

筆者のオーディオ再開はTANNOY IIILZを聴きたく舞い戻ったが、10吋ユニットをもう少し低域をワイド(広げ)にオペラ、オーケスト等も体感したいと思いエンクロージャを交換し据え置き型タイプにしたが知識が乏しく色々苦労し、現在は取り敢えずはそこそこの音が聴ける様になったのではあるが、但し厳密に言えば低域が未だ所々気になり若干ダブ付く箇所は不満でもあった・・・。

最近思うに拙宅のGOODMANS AXIOM 80の箱に10吋のTANNOY IIILZ Monitor Goldユニットの組み合わせしている音の低域部分の若干のダブ付きが気になる、以前のブログに掲載したがTANNOY Rectangular York(幅597x高さ1066x奥行368mm)の裏蓋の補強材の検討もしようと思っていた、昨日久しぶりにオーディオ好きなN氏が遊びに来られ、昨日も算木時用のエンクロージャーの補強の話に花が咲いていた、結論は費用的には余り負担がないので試してみようと思いながら、夕方には帰られた。



その後勿論好きなバッハ:無伴奏チェロ曲を演奏者を変えて聴きながらじっくり聴き込むと全体としては良いのであるが、どうも低域部のブーミー音は暫し気になる音がして、その後ブログチェックをするとコメントが入っていた。
コメント主は相当知識のある方の様で以下の様に綴られていた「グッドマンの箱に入れられたTANNOYIIILZの件ですが・・・補強より先にグッドマンの箱の前面バッフルに一面に貼り付けている吸音材を半分にしてみる、次に全部取ってみての試聴をご提案いたします」と言うコメントを頂く。

此の作業時に以前コーン紙に前面はブレーキオイルは塗ったが裏面は塗ってないのでブレーキオイルを丁寧に裏面にも塗り接続端子にも接点復活剤を塗布し仕上げ組み立て翌日に視聴した。皆様ご承知の様ですが此の溶剤は毒性が強く溶液が手に付着した場合は石鹸で良く消毒してください。
確かに確かに据え置きかたのエンクロージャーは其のまま床に置くと悲惨な音になる、そこで色々設置方法を確かめる、勿論吸音材も全て交換したがその作業で余分な加工をした様である。



その後インシュレーター等検討を重ね、床に石材を置いたが全体的は随分良くなったが、所々低域の音がイマイチの様にも思えた。
今回指摘された案件は確かにと思い前面バッフルに装着した吸音材の影響が出ている事には全く不注意でした、勿論色々なエンクロージャーには前面バッフルには吸音材は付いている装置はない様に思った、早速全面バッフルを外し吸音材を撤去し全面バッフルを装着し試聴を始める。

デイヴ・ブルーベックのデイヴ・ディグズ・ディズニーを試聴する、確かにほんの僅かな低域のダブ付きが少なくなり全体的にキレが良く音楽全体が後方に確かにゲストの音がエンクロージャーに浮かび上がる如くは今まで並んでいたのが主張する音が以前と比べ若干前方になった様に感じる、此れは想像通りの実に良い塩梅の羅列の兆候でもある、これぞTANNOY の音なのである。
しかしここで今更ながらTANNOY IIILZ Monitor Goldユニットの特徴の音は弦を擦る音、マウスピース、リードを吹く音には良いが、打楽器いわゆる力強い衝撃音には限界を感じる様だ、視聴に耐える少しヴォリュームを絞り気味に鳴らしてもJAZZはスイングジャズが限界であろう。確かにオーディオの面白さは此の様な細かな事で随分音質が変わる処だ、これがケーブル用の変更は交換してもエージングが進まないと効果が現れない等様々でもある。

次にアンジェラ・ヒューイット演奏のBWV 989を試すと驚いた事にファツィオリの楽器らしい輝きと艶が感じられる様に聴こえ抜群である。
又イザベル・ファウスト演奏するJ.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ等の弦楽器はTANNOYの得意とする音が聴けるのは大変ありがたい。矢張り擦る音は得意の様であり水を得た魚の様でもある。
提供していただいたコメント主にはお礼を申し述べ、事で翌日前々から気になっていたバッハに造詣の深い武久 源造演奏の2種類のゴルトベルク変奏曲を楽しんでみました。



上の写真は16フィート弦付チェンバロと普通のチェンバロが一緒に撮影されるが大きさの企画が良く理解できるであろう。確かに此の違いの音が感じるかは良いエンクロージャー良いユニットを使っている事が解るのであろう。
実はいわきアリオス所蔵16フィート弦付チェンバロによるゴルトベルク変奏曲は以前筆者のブロブにも取り上げましたが、しっくり落ち着いた腰のある演奏には良い物があると感じました。



当時の筆者の装置では1994年演奏のゴルトベルク変奏曲が筆者の装置では良く聴こえるのでした。

解説では
J.S.バッハ ゴルトベルク変奏曲/14のカノン [いわき芸術文化交流館アリオス所蔵16フィート弦付チェンバロによる]
武久源造によるバッハ《ゴルトベルク変奏曲》 2度目の録音で、現在では稀な存在となった16フィート・ストップ弦を備えたチェンバロによる演奏。《ゴルトベルク変奏曲》 は、2段鍵盤を備えるチェンバロのために書かれているが、オルガン的な発想に加え、オーケストラ的な多様性な響きの可能性を内包している作品と言えるだろう。そのような巨大な世界を表現するにあたって、武久源造はこの楽器による演奏を選択した。新たなゴルトベルク像の誕生である。
【曲目】
J.S.バッハ:
 ゴルトベルク変奏曲(2段鍵盤チェンバロのためのアリアと種々の変奏) BWV988
 武久源造(チェンバロA[BWV988、BWV1087]/オルガン[BWV1087])
Genzoh Takehisa Cembalo A[BWV988, BWV1087] & Orgel[BWV1087]
 山川節子(チェンバロB[BWV1087])
ワンポイントマイクによるDSDレコーディング。ドイツ製の最高級マイク、Braunerを使用。
〈使用楽器〉 いわき芸術文化交流館アリオス所蔵
チェンバロA(16フィート弦付):マティアス・クラマー氏製作 2008年 ドイツ(1754年 ツェル/ハス モデル)
チェンバロB:マティアス・クラマー氏製作 2008年 ドイツ(1741年 ツェルモデル)
ポジティーフ・オルガン:エティエンヌ・ドゥベジュ氏製作 2008年 ベルギー
【録音】
いわき芸術文化交流館アリオス 2014年7月30日~8月2日、2015年10月1~2日
武久源造によるバッハ≪ゴルトベルク変奏曲≫。2度目の録音で、現在では稀な存在となった16フィート・ストップ弦を備えたチェンバロによる演奏。「ゴルトベルク変奏曲」は、2段鍵盤を備えるチェンバロのために書かれているが、オルガン的な発想に加え、オーケストラ的な多様性な響きの可能性を内包している作品と言えるだろう。そのような巨大な世界を表現するにあたって、武久源造はこの楽器による演奏を選択した。新たなゴルトベルク変奏曲節の誕生である。



武久 源造は1957年生まれ。1984年東京芸術大学大学院音楽研究科修了。
チェンバロ、ピアノ、オルガンを中心に各種鍵盤楽器を駆使して中世から現代まで幅 広いジャンルにわたり様々なレパートリーを持つ。特にブクステフーデ、バッハなどのドイツ鍵盤作品では、その独特で的確な解釈に内外から支持が寄せられている。また、作曲、編曲作品を発表し好評を得ている。音楽的解釈とともに、楽器製作の過程についても造詣が深く、楽器の構造的特色を最大限に引き出す演奏が、楽器製作家たちからも高く評価されている。

因みに同氏は現在世界初のジルバーマン・ピアノによる演奏で、パルティータ全曲録音を円熟期を迎えた45歳のバッハが「作品1」として満を持して発表し、「パルティータ全6曲BWV825~830」のジルバーマン・ピアノも大変気になるアルバムである。



16ftチェンバロはさらに「16フィートストップ」という、低い音域のストップも備えています。これにより、16ftチェンバロは1つの鍵盤で、同時に3オクターブの音を奏でることができるのです。
アリオスの16ftチェンバロは、ドイツ・ハンブルクの楽器博物館に収蔵されていたフタと、楽器の設計図から復元されました。
そのフタには、緑豊かな自然の中で、笛や歌を楽しむ人々の姿が描かれています。一度は実物を見ておきたい、とても印象的で美しい絵画です。

CD購入時に筆者が感じていたゴルトベルク変奏曲とは違った音が感じました、勿論低域部もしっかりした音程を保ち実に安定したチェンバロ演奏でもあった16フィート弦付チェンバロによる10年振りの新録音を購入し試聴してみると、1オクターブ低い音程となっている様に思えます。約70分の演奏を聴き終わり若干疲労が良い加減活性にも繋がります確かに落ち着いた演奏は眠気を誘う様である、確かにエンクロージャー改装後は音が落ち着けナチュラルな音質になったようで、16フィート弦付チェンバロの新しい演奏は更にバッハのニュアンスを変える演奏に発展するかも知れない。
何となくゆとりのある大人のゴルトベルク変奏曲と感じました。バッハのゴルトベルク変奏曲は心が落ち着く大好きな曲で編曲ものも含めて20種類位は持ってますが、一枚と言われればその中の一枚になるのかも知れません。長い曲ですが弾き手の集中力が聴き手を最後まで惹きつけます。
兎に角暫くこの状態で聴き続けます、但しJAZZ系統の激しい曲は若干だが未だ低域が気になるところある、やはり向き不向きはある様です。ブラボー!

1950年代のジャズサウンドはジャズ音楽の宝庫かも知れない、当時夢中で聴いたディズニー・ソングを聴き直してみた。

2024年03月13日 | JAZZ・ボサノヴァ

最近まで偶に雪が混じったり天候は落ち着かないが、筆者の庭のシクラメンも頑張って花を咲かせ続けている。
最近体調も戻り相変わらず1950年代のジャズサウンドを楽しんでいるが、やはり当時1950〜60年代のジャズはジャズ音楽の宝庫かも知れない、当時夢中で聴いたディズニー・ソング演奏者別で聴き直し楽しんでみた。



庭の桃の花も満開となり、春はそこまで近づいた様でもある。

最近の世の中は狂っているのであろうか?支那は衝撃的な崩壊が始まっている様である、勿論ロシアも無駄なウクライナ侵攻にやがてロシア崩壊を定位しているようである。一番根が深いのはイスラエル問題であろう。筆者も宗教問題は全く理解出来ないが米国もユダヤの富豪を忖度した痛ましい限りというほかない。

米国に目を移せば親中売電政策は愈々終末を迎えるようそうでもある、確かにこの前の大統領選は郵便による投票でトランプから一気に売電に票が移り現在の状況になってはいるが、、、一番だらしの無いのが日本政府の岸田自民であろう、先頭に立って自民を踏み潰しているのであろうか、疑問視する。

先の戦争の敗戦で憲法まで勝手にアメリカに変えられた日本、もう自分の主張をし新しい制度を改めも良い時代になったのであろうと思うが、基本を考えれば米国などは高々300年前後の国であり日本の歴史とは全く違い善悪は十分承知する国であり、より良い世界を示す提案を掲げるべき時期が来たと思うが・・・。



米国の次なる大統領はトランプになる公算が強い、勿論大東亜戦争以前は米国も随分まともな国であった、財界に物言うフォードイズムがありモノ作りの大切さを掲げ、大量生産し国民にも手軽にT型フォードが購入できる様な政策を行い、国民の生活レベルをアップする事を行なってきた、勿論国民の憩いのための映画、遊園地等ディズニーも貢献した。そして世界一豊かな国になったのだ。トランプ大統領になれば必ずパリ協定は脱退するのであろう、大賛成でもある。

その後製造過程を賃金の安価な国えの意向により稼ぎ幅を増大された米国ユダヤ人が出回るニューヨークにユダヤ人移民が昔から集まってきたのは、ユダヤ人コミュニティーが確立されていることと、経済的な機会によります。1900年のニューヨークには、世界最大のユダヤ人コミュニティーがありました。とりわけ古くからお金の教育がしっかり行われてきているのが、ユダヤ系欧米人。世界を見渡すと、ゴールドマン・サックスやロスチャイルドなど、世界経済に大きな影響力を持ってきた大富豪の多くはユダヤ人です。Facebook創業者のマーク・ザッカーバーグやGoogle創業者のラリー・ペイジ、スターバックス創業者のハワード・シュルツも、ユダヤ系アメリカ人です。



全てでは無いが、此の様な仕組みに美門を唱えれいるのがドナルド・ジョン・トランプであるが、誠に残念な事に亡くなった元安倍首相に変わる人物がいない事が誠に残念に思う、現在日本の悪の巣窟はマスゴミ(NHKは最悪であるが、民法もスポンサーに忖度、支那に忖度)の諸氏かもせれない。大変危機が迫っている状態であろう。
勿論日本も日露戦争でユダヤ人から借りた負債金額は昭和末期まで支払い続けた様であり、早い返済も交渉した様だが決して首は縦には振らなかったそうである。当社の約束は必ず守る掟があるのであろうか・・・?

気分転換に音楽でも聴き気分爽快にでもなり頭の切り替えは肝心でもあろう・・・?
上記の事柄でも話に出した実に馴染み強いディズニー・ソングを聴きましょう。



デイヴ・ブルーベック(Dave Brubeck )1920年12月6日米国カリフォルニア州コンコードの生まれ。ジャズ・ピアニスト。
現代音楽家のダリウス・ミヨーに師事した学究派。1951年にアルト奏者のポール・デスモンドを含むカルテットを結成。このバンドでカレッジ・コンサートを盛んに行ない、学生たちに支持された。変拍子ジャズの第一人者でもあり、同カルテットが1959年に放ったヒット曲「テイク・ファイヴ」は変拍子ジャズの代表曲としてあまりにも有名だ。代表作は前述曲を含むアルバム『タイム・アウト』。2012年12月5日、91歳で他界。

売り出し中の頃ザ・デイヴ・ブルーベック・カルテット(The Dave Brubeck Quartet)のデイヴ・ディグズ・ディズニー(DAVE DIGS DISNEY )このアルバムがレコーディングされた1957年当時、幼い子供を連れてツアーに出ていたデイヴ・ブルーベックは、クルマのなかでディズニーのレコードを繰り返し聴いていました。そのうちにコンサートのエンディングで「ハイ・ホー」を演奏するようになり、それまでになかったディズニーの楽曲ばかりを集めたアルバムの制作をしようと思ったといいます。
いまではディズニー・カヴァー集の名盤としてはもちろん、デイヴ・ブルーベックの別の意味での代表作としても有名です。

[収録曲]
DISC-1
 01.不思議の国のアリス
 02. 口笛吹いて
 03. ハイ・ホー
 04. 星に願いを
 05. いつか王子様が
 06. ワン・ソング
 07. 大変良い忠告
 08. これが恋かしら
DISC-2
 01.不思議の国のアリス(stereo version)
 02.口笛吹いて (stereo version)
 03.ハイ・ホー (stereo version)
 04.星に願いを (stereo version)
 05.いつか王子様が
 06.ワン・ソング (stereo version)
 07.大変良い忠告 (stereo version)
 08.これが恋かしら (stereo version)
 09.ハイ・ホー (stereo version)
 10.星に願いを 
 11.いつか王子様が
 12.これが恋かしら
 13.ワン・ソング (モノ・ヴァージョン)
[演奏]
 デイヴ・ブルーベック(p)
 ポール・デスモンド(as)
 ノーマン・ベイツ(b)
 ジョー・モレロ(ds)
[録音]
 1957年6月29日~8月29日

ディズニーのジャズ名盤としてずっと親しまれているデイヴ・ブルーベックの傑作。57年録音の本作はこれまでずっとモノラル音源が一般的に知られてきたが、《不思議の国のアリス/ハイ・ホー/いつか王子様が》など、ある意味、アナログから地デジ放送に変わったような鮮明さを体感しているようだ。

これも1957年に発表されたディズニーの名曲の数々を奏でたブルーベックの名盤が、まるでライヴを聴いているかのような臨場感をもった音楽史上ディズニーのカヴァー・アルバムをつくったのはデイヴ・ブルーベックが初であり、ジャンルをこえて世界中のファンに聴き継がれている20世紀の名盤がまた新たな魅力をもって甦ります。

筆者のお気にいれはいつか王子様が(Someday My Prince Will Come)この歌が映画のなかで最初に出てくるのは57分56秒のところで、そこでは、白雪姫が歓迎パーティーの席で小人たちから芸をせがまれて、ある若者(実は他国の王子)へのほのかな思いを歌っている。こののち、白雪姫がパイを作っている時、および、王子が白雪姫を連れて行く最後のシーンでも演奏される。



上記の写真はTANNOY Rectangular York(幅597x高さ1066x奥行368mm)の裏蓋を外した写真である、此の写真を見て思い付いた事がある・・・写真のエンクロージャー(箱)の真ん中辺りに算木があり筆者が思うにこれは強度をつけるための補給材料では無かろうかと推察する、Rectangular Yorkと比べ現在使用する筆者のGOODMANS AXIOM 80(幅510x高さ990x奥行330mm)と粗よく似た寸法である、若干厳密には低音が若干だがダブ付き気味の傾向が変わるかも知れない、補強材を追加検討の余地はありそうでもある。

勿論オーディオ機材については考えも及ばない箇所があり、同じユニットでもTANNOY社が作る箱とアメリカタンノイの箱では随分違い、音質も多分違う表現をするのであろう、此の様な簡単な補強で音が変化するかは疑問であるが、問題は一度確かめなければ判らない事と思うので暇を見つけ一度試そう、この辺りがオーディオの不可思議の箇所でもあろう一段と引き締まった低音の再現がされるのかも知れないと思わず期待してしまうのである。

兎も角一度実験で試みるつもりである、オリジナルTANNOY Rectangular Yorkの中身を見て思い付いた次第でもある、



次はマイルスの中期の作品で、当時の奥様である女優フランシス・テイラーがジャケットになっている人気盤。

こちらも名作と言えば名作・・・、と思うんです・・・。 やっぱり帝王らしい演奏は何度も聴くがお見事である・・・妙にマイルスお得意のミートのペット音がヤケに心に染みる此のアルバムでのピアノのエバンスも絶妙である。ジョン・コルトレーンがヨーロッパ・ツアーに帯同はしたものの、やっぱり退団しました。そしてその翌年、このアルバムは録音されました。
なんだかコルトレーンとマイルスはあんなに素晴らしいレコーディングをしてきたのに、コルトレーンがマイルス・バンドを辞めたがって、二人の関係ってけっこう悪くなったのかな?なんて心配に・・・いや、二人は仲良しであってほしいと思いました。

こんなにチャーミングなマイルスが、かつてアルバムに収められたことがあっただろうか。ディズニー・アニメ『白雪姫』の人気曲「いつか王子様が」を筆頭に、どこまでもメロディアスなサウンドが繰り広げられる人気盤。名ピアニスト=ウィントン・ケリーの好助演はもちろんのこと、ジョン・コルトレーンとマイルスの最後の共演を収めた作品としても計り知れない価値がある。ジャケット写真には当時のマイルス夫人が登場にも話題でした。

Someday My Prince Will Comeマイルスデイヴィス 1966年作。
■収録曲 
 1. SOMEDAY MY PRINCE WILL COME
 2. OLD FOLKS
 3. PFRANCING 
 4 DRAD - DOG
 5. TEO
 6. I THOUGHT ABOUT YOU
■パーソネル
 1958年5月26日
  マイルス・デイビス(tpt)
  キャノンボール・アダレイ(as)
  ジョン・コルトレーン(ts)
  ビル・エヴァンス(p)
  ポール・チェンバース(b)
  ジミー・コブ(dr)
 1961年3月7日、20日
  マイルス・デイビス(tpt)
  ハンク・モブレー(ts)
  ジョン・コルトレーン(ts)
  ウィントン・ケリー(p)
  ポール・チェンバース(b)
  ジミー・コブ(dr)

『Someday My Prince Will Come』(邦題『サムデイ・マイ・プリンス・ウィル・カム』)を生み出したセッションがようやく復元され、この時期のマイルス・デイビスのバンドの性格の変遷が以前より明らかになった。解説によると「」ハンク・モブリーはブルース寄りのみごとなテナー・ソロを生み出している。しかし、ゲストのジョン・コルトレーン(これがデイビスとの最後のレコーディング)による別バージョンのタイトル曲やモーダルな「Teo」(邦題「テオ」)を聴くと、デイビスが不満だった理由がよくわかる。
コルトレーンは当時のほかのサックス奏者が持ち得なかった自信と虚勢を持って演奏しており、最初の音からバンドを高揚させている。さらにフィリー・ジョー・ジョーンズが加わって「Blues No.2」(邦題「ブルースNo.2」)で明瞭で変化に富んだ演奏を聴かせると、マイルス・グループの調子が今ひとつであるのがわかるだろう。それでもウィントン・ケリーの演奏は終始落ち着いている。「Pfrancing」(邦題「プフランシング」)はデイビスの最高にチャーミングで息の長い作品のひとつだし、「Old Folks」(邦題「オールド・フォークス」)と「I Thought About You」(邦題「アイ・ソート・アバウト・ユー」)のミュートトランペットは円熟の域に達している。」
デイビスの必須アルバムではないが、筆者には大変楽しめる可愛らしいアルバムではある。



真打登場か・・・?ジャズ・ピアノ・トリオ史上における世紀の大名盤とも言える、ビル・エヴァンス・トリオ『Portrait In Jazz』の紹介である。
スコット・ラファロ、ポール・モチアンとの黄金のトリオによる初のスタジオ録音作品としても名高いが、やはり一度は聴いてください。
 Portrait in Jazz
 1 降っても晴れても Come Rain or Come Shine 
 2 枯葉 (テイク1 / ステレオ) Autumn Leaves (Take 1 / Stereo) 
 3 枯葉 (テイク2 / モノラル) Autumn Leaves (Take 2 / Mono) 
 4 ウィッチクラフト Witchcraft 
 5 ホエン・アイ・フォール・イン・ラヴ When I Fall in Love 
 6 ペリズ・スコープ Peri's Scope 
 7 恋とは何でしょう? What Is This Thing Called Love? 
 8 スプリング・イズ・ヒア Spring Is Here 
 9 いつか王子様が Someday My Prince Will Come 
 10 ブルー・イン・グリーン (テイク3 / ステレオ) Blue in Green (Take 3 / Stereo) 
 11 ブルー・イン・グリーン (テイク2 / モノラル) Blue in Green (Take 2 / Mono)

 録音年:1959.12.28
 録音場所:ニューヨークにて録音
 パーソネル:
  スコット・ラファロ(b)
  ポール・モチアン(ds)
  ビル・エヴァンス(p)

ビル・エヴァンスが天才ベーシスト、スコット・ラファロと出会った最初の記録。ピアノ・トリオが織りなすスリルと緊張感に満ちたインタープレイが凄い。史上名高い<枯葉>を収録した歴史に残る大傑作でもある。
此の様な聴き方も実に面白い方法とも思えますしジャズ音楽の時代が最も栄えた時代だからこそ面白く興味ある音楽が楽しめます。ブラボ=!

意外と身近な処にジャズであった、ポール・ホワイトマン(Paul Whiteman)とジョージ・ガーシュウィン(George Gershwin)奇妙な関係を紐解く

2024年03月09日 | JAZZ・ボサノヴァ


最近の天候は三寒四温が続き春は未だ先の様ですが、庭には可愛らしい春の花、江戸の古典園芸を代表する花が開花した。「福寿草(フクジュソウ)」が咲き始めています二つの開花をみつけたり、別名元日草(ガンジツソウ)という別名もあり、鉢植えにしてお正月の飾り花に使われる。昭和初期ごろまでは併用して旧暦が使われていた名残でもあろう。現在の暦は先の大戦(大東亜戦争)以降である。

さて本日は今から紹介する音楽を聴いてジャズ派かクラシック派か何方であろうか考えてみませんか?



今は知らない方も多いと思うが、米国ポール・ホワイトマン(1890~1967)Paul Whitemanと言うポピュラー指揮者であり元・ABC放送音楽監督、名曲が誕生する背景はさまざまだが、有名な曲におよそガーシュウィンの「ラプソディ・イン・ブルー」ほど、奇妙な話もないだろう。

調べると1924年頃の1月3日深夜、ガーシュウィンはビリヤードに興じていた。いっしょにいた兄アイラ・ガーシュインがたまたま新聞を見たところ、ポール・ホワイトマンがエオリアン・ホールで「現代音楽の実験」と題するコンサートを開くことが予告されていた。コンサートの曲目にはアーヴィング・バーリンやヴィクター・ハーバートらの作品に交じって、「現在作曲中のジョージ・ガーシュウィンのジャズ・コンチェルト」が含まれていると書かれていた。

全く寝耳に水のガーシュウィンは、翌日あわててホワイトマンに電話をかけた。ホワイトマンは本気だった。公演日は2月12日。時間がない。ガーシュウィンは急遽、新作に取り組まなければならなくなった。作曲者本人の手紙によれば、「ラプソディ・イン・ブルー」の曲想が生まれたのはボストン行きの汽車の中。リズミカルな機械音に刺激されて、突如として曲の構想が最初から最後まで思い浮かび、楽譜としてすら見えたという。つまり、この曲は隠れた鉄道名曲でもあるわけだ。
また途中に膨大な長いピアノソロも話題となった曲でもあり、ピアノソロはまるでジャズピアニストのアレンジによる即興だとも言われるが定かでは無い様である、当社初めてレコードを吹き込み時には当時EPレコードの為ピアノソロが相当カットされたと解説書には記してあるが真相は不明である。
此の様に歴史を見ると米国は白人社会に生成され250年程しか歴史は無い若い国である事がわかる、この辺りは日本とも事情が違う歴史背景が感じられる。



当初、曲は「アメリカン・ラプソディ」と題されていたが、アイラの発案で「ラプソディ・イン・ブルー」と改められることになった。これもクラリネットのグリッサンドに負けないくらい、曲の人気に貢献したはずだ。「アメリカン・ラプソディ」ではいかにも散文的で味気ない。「ラプソディ・イン・ブルー」のほうがずっと気が利いている。

アフリカから来た黒人の音階が憂いでその後何処となくブルーでブルースと呼ばれ、この音階をブルーノート・スケールという音階が出来ジャズやブルースに使われたと言われる、出だしから始まるクラリネットのリズムこそ正しくブルーノート・スケールが使われているのです。
ラプソディ・イン・ブルーを聴き素敵な演奏と思われる方はジャズ音楽がお好きな方であったのかも知れませんね!



レナード・バーンスタイン は、ユダヤ系アメリカ人の指揮者、作曲家であり、ピアニストとしても知られている。
ジャズとクラシックを行き来した作曲家といえばジョージ・ガーシュウィンがまず最初に出てきます。TVドラマやCMでもお馴染みの「ラプソディ・イン・ブルー」で彼のオーケストラ編曲を手助けしたのはジャズ・バンド・アレンジャーをしえていたグローフェでした。ジャンルの垣根を越えたクロス・オーバーの先駆ともいえる彼らのポピュラーな名曲を、これまたジャンルの横断を得意としていたバーンスタインの華麗な演奏は何度も聴きたい曲でもある。
JAZZの名匠ベニー・グッドマンと共演した自作「プレリュード、フーガとリフ」もボーナストラックとして収録しています。

ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー他
【曲目】
ガーシュウィン:
 1. ラプソディ・イン・ブルー
 2. パリのアメリカ人
 3. グローフェ: 組曲「グランド・キャニオン」
 4. バーンスタイン: プレリュード、フーガとリフ
【演奏】
 レナード・バーンスタイン(指揮)
 ベニー・グッドマン(クラリネット)(4)
 コロンビア交響楽団(1)
 ニューヨーク・フィルハーモニック(2,3)
 コロンビア・ジャズ・コンボ(4)
【録音】



作詞者:アイラ・ガーシュウィン作曲者:ジョージ・ガーシュウィン兄弟として有名である。
アイラ・ガーシュウィン(Ira Gershwin)
子供の頃から読書家で文芸趣味があり、一方で父親が買い与えたピアノには興味を示さなかったことから、このピアノは弟ジョージの音楽的才能を伸ばすことになった。学生時代には学生新聞などで執筆活動に取り組んだ。



ジョージ・ガーシュウィンGeorge Gershwin
初めてクラシック音楽に触れたのは、小学生のときに聴いたドヴォルザークの「ユーモレスク」だったとされる。父親はジョージが12歳の時、兄のアイラに音楽を学ばせようとピアノを買ってやったが、文学肌のアイラがピアノを弾かなかったため、代わってジョージがこれに親しむことになり、13歳の時から正式にピアノを習い始め、また、ヘンリー・カウエルに和声を習うようになった。しかし、少年期はいわゆる不良少年であり、女性関係も派手で、交際した女性を妊娠させたりといった騒動もあった。一方で黒人などの有色人種を差別しなかった。

アフリカ系アメリカ人キャストによるアフリカ系アメリカ人の生活を描いた歌劇『ポーギーとベス』を書いているように、アフリカン・アメリカン・ミュージックに造詣が深く、それが他のミュージカル作家たちとは異なる特徴になっています。また、ガーシュウィンはオーケストラ作品も手がけていますが、ジャズのサウンドを取り入れた「ラプソディ・イン・ブルー」はとくによく知られている一曲ですね。



筆者の好きなハンプトン・ホーズ(ピアノ)も『ザ・トリオ vol.1』を制作している事も有名である。粘りのある独特なタッチで、生き生きとした躍動感とダイナミズムあふれる彼のピアノは明るく、とても楽しい。モダン・ピアノの醍醐味を披露するピアノ・トリオの名盤とも思うが・・・スインギーで明るい躍動感あふれるピアノ。「恋とは何だろう」「ソー・イン・ラブ」などスタンダードの佳曲がりザクザクと盛り沢山でもある。
ジャズマンはみんなこの曲をリズム・チェンジとしてしか使わないというわけではありません、ハンプトン・ホーズはちゃんと「アイ・ガット・リズム」とタイトルを付けてそのメロディを演奏しています。
ハンプトン・ホーズ (Hampton Hawe)の名で知られるハンプトン・バーネット・ホーズ・ジュニア は、アフリカ系アメリカ人のジャズ・ピアニスト。ビバップやハード・バップのジャンルで活躍し、1950年代において最も優れた、また、影響力のあったピアニストの一人。

ハンプトン・ホーズ・トリオ Vol.1
 1.アイ・ガット・リズム (MONO)
 2.恋とは何でしょう
 3.ブルース・ザ・モスト 
 4.ソー・イン・ラヴ
 5.フィーリン・ファイン 
 6.ハンプス・ブルース
 7.イージー・リヴィング 
 8.オール・ザ・シングス・ユー・アー
 9.ジーズ・フーリッシュ・シングス
 10.キャリオカ
演奏
 ハンプトン・ホーズ(ピアノ)、
 レッド・ミッチェル(ベース)、
 チャック・トンプソン(ドラムス)
録音:1955年6月28日

ブルース弾きの名人、ハンプトン・ホーズのご機嫌なピアノが楽しめる彼のベスト・アルバムです。左手のコード・ワークが太いサウンドと独特の心地よい乗り(リズム感)を作り出し、中音域を中心とした右手のサウンドと合わさって、ホーズ独特のブルース・サウンドを醸成しています。



これぞジャズ界の巨匠、オスカ-ピ-タ-ソンの名演です!コール・ポーターの名曲をピーターソン弾きまくってくれる。最高に楽しめます!
音源は、1959年のアナログのマスター・テープだそうです。筆者の記憶によればLP盤と比べCD盤では若干レイ・ブラウンの低域(Bass)がやや強調されたような感じがしますが視聴には程よくベースのノリが大変良く感じます。
曲と演奏はピーターソンらしさ十分楽しめゴキゲンです勿論リラックスして楽しめるピアノトリオは最高です。一人の作曲家の作品を纏めて演奏してくれるのは有り難いですね。音質の良いピ-タ-ソンは数多くあるが、音楽が優れた作品としては上位に挙げられる作品でもあります。

オスカーピーターソンにはばりばり弾きまくるイメージがあると思うが、本番前の練習時には彼の周りは汗の飛んだ飛沫で床が濡れた話は有名であり、時にがんばりすぎる、のりすぎる、と思われているところもあるだろう。しかし同時に、誰かのバックに回ったときの素晴らしさも知られているところで、私は後ろに廻ったピーターソンをとても気に入っている。とても人を引き立てるのがうまいと思う。多くの有名なジャズのバックバンドには定評があります。

「Oscar Peterson Plays the George Gershwin Songbook」
編成が異なるトリオで吹き込んだ2枚のガーシュウィン作品集をカップリング。名旋律を題材に流麗なピーターソン節を楽しめる。

 1.It Ain't Necessarily So  2.The Man I Love 
 3.Love Walked In        4.I Was Doing All Right 
 5.A Foggy Day                     6.Oh, Lady, Be Good! 
 7.Love Is Here To Stay        8.They All Laughed 
 9.Let's Call The Whole Thing Off 
 10.Summertime      11.Nice Work If You Can Get It 
    12.Shall We Dance?           13.The Man I Love 
   14.Fascinating Rhythm       15.It Ain't Necessarily So 
   16.Somebody Loves Me     17.Strike Up The Band 
   18.I've Got A Crush On You 
   19.I Was Doing All Right      20.S Wonderful 
   21.Oh, Lady, Be Good! 
   22.I Got Rhythm 
   23.A Foggy Day                    24.Love Walked In

作詞者:アイラ・ガーシュウィン作曲者:ジョージ・ガーシュウィンの作品を編成が異なるトリオで吹き込んだガーシュウィン作品集は聴き心地が良い。流石と思わせる名旋律を題材に流麗なピーターソン節を楽しめる。
<パーソネル>
(1)-(12):オスカー・ピーターソン(p) レイ・ブラウン(b) エド・シグペン(ds)
1959年7月21日~8月1日、シカゴにて録音
(13)-(24):オスカー・ピーターソン(p) バーニー・ケッセル(g) レイ・ブラウン(b)
1959年11月~12月、ロサンジェルスにて録音

勿論上記にて紹介したハンプトン・ホーズ のピアノ演奏もアメリカの代表曲を巨匠ピアニストの豊かな感性で展開する価値の高い一枚である、戦後アメリカの良かった時代を彷彿させる本品は、年配音楽ファンだけでなく、すべての音楽ファンにお勧め。
またオスカー・ピーターソン演奏の22.「アイ・ガット・リズム(I Got Rhythm)」上記の曲に比べれば知名度は少し下とも思うが・・、ジャズ・ファンならこの曲を絶対に、それも何度も色々な形で「間接的に」聴いているはずです。ガーシュウィン作品集にブラボー!