佐藤愛子さんの著書『私の遺書』では、佐藤愛子さんとアイヌ民族の因縁、そしてその因縁を解消・浄化するために30年近くも闘われてきたことが事細かに書かれています。
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先祖の因縁とは何か?土地の因縁とか何か?前世の因縁とか何か?そして、その因縁のために実際に起こった霊障や霊障解除の仕方など・・・。
この本ではアイヌ民族の宗教観や信仰の在り方、祈り方、そして日本の歴史の教科書には載っていない、または隠された倭人=日本人(シャモ)の先住民に対する差別、アイヌ民族虐殺に対する因縁と霊障について学べます。この内容はアイヌ民族に限らず、因縁と霊障の根本的な問題や原因を知るためには非常に参考になります。
またアイヌ民族同様、過去に倭国にいたヤマト王権によって滅ぼされてた先住民族の因縁(怨霊)にも共通する内容だと私は思っています。このような悲劇を繰り返さないために過去の歴史を学ぶことはとても重要です。
※ 特に「スピリチュアル」や「心霊」、「因縁」「先祖」「前世」「土地」「供養」「除霊」「浄霊」「霊能者」等に関心がある方、またそれに携わる方々には是非一読してもらいたい一冊です。
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私の遺言 (新潮文庫)
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下記の内容は佐藤愛子さんの著書「私の著書」より抜粋した文章です。私なりにとても重要だと思うところを抜き取りました。詳しく知りたい方は、本を図書館で借りたりご自身でご購読願います。
《因縁や霊障を学ぶ》
【浮遊霊、地縛霊、因縁霊/アイヌの土地の因縁】
《私の遺書より:24ページ〜25ページ抜粋》
死んでもこの世での欲望や執着、怨みなどから離れることが出来ない魂がそれで、それを浮遊霊という。また家や土地に執着してそこに居つづけ、地縛霊といわれる霊魂もある。交通事故などで瞬間的に死んだ人の霊魂の中には、自分が死んだことを自覚せずにそのままそこに止まり、たまたま同じような波長を持った人が通りかかると、憑依して引き込む。「魔の踏み切り」とか自殺の名所といわれる場所は、そうして引きずり込まれた魂が次々に増えて霊団となった場所である。
その他に因縁霊というものがある。本人自身に原因はないが、血のつながる先祖が起こした問題が子孫の肩にかかって障害を起こす場合である。自分は何もしていないのにそんな、理不尽な、と怒ってもしょうがない。先祖はいかに遠くても血のつながった身内であるからには、子孫は責任がなくても連帯責任を負わされるのである。
私が山荘を立てた土地、そこは日本人に滅ぼされたアイヌの集落があった場所で、そのアイヌの怨みが地縛霊となって巣喰っているのではないか?それに加えて我が佐藤家の先祖が作った因縁が因縁を呼んで、どうにもならない所まで膨れ上がってしまった。その膨れ上がった因縁霊が佐藤さんの肩にかかって来ている。
そう美輪さんはいった。地縛霊と因縁霊、私はその両方を背負っているのだった。
※ 美輪さん=美輪明宏さん
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【前世について/アイヌの女酋長】
《私の遺書より:56ページ抜粋》
この世に生れて来た時は、前世の記憶は消されている。だが記憶とは別に魂には多くの先祖からの想念や前世の想念がインプットされており、魂はそれらの波動の集合体なのである。前世の記憶は消えているが、波動が動く時がある。俗に「前世の因縁」といわれ、恋愛、結婚、重病など、人生の転機にそれが動くという。
そういえば今、気がついたことだが、以前美輪さんから、私は前世はアイヌの女で酋長だった時があったと霊視されたことがあった。前世の私は額にハチマキをして背に矢を負い、唇のまわりに入墨をして馬に跨っている。どうやら彼女は前の酋長の娘か妻で、父親か夫かがいくさに敗れて死んだために、それに代わって部族を統率しなければならなくなったらしい。アイヌの女性は男性の蔭で家事と育児に携わっているもので、穏和で表立つことはないというのに、この女は馬に乗っている。その左に髭を垂らした老アイヌ、右に二、三人の男を従わせて。美輪さんはいった。
「だから佐藤さんがその土地に家を建てたんだわ。因縁で」
魂は輪廻転生しているから、アイヌの女酋長だったことも武士の一族だったことにも不思議はない。前世の生きざまや性格、趣味などは今生の魂にたいてい残っているものだと美輪さんはいった。
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【佐藤家の先祖とアイヌの因縁】
《私の遺書より:65ページ〜67ページ抜粋》
鶴田さんは私のために日本で屈指の女性霊媒といわれる寺坂多枝子女史に相談をかけてくれた。その霊視によると、私の山荘のあたりは死屍累々、アイヌの集落が全滅した様子が見え、これはどうやら佐藤家の先祖とアイヌとの因縁であるらしいといわれた。
そして、佐藤家の先祖があの世で苦しみ続けていること。佐藤家の先祖はアイヌを殺戮し、殺されたアイヌもまた苦しんでいること。あの世へ行くと殺戮された者よりも殺した者の方が余計に苦しむものであること。その因縁が浄化されぬままに増幅して行くのを佐藤家の大先祖は見かねて、佐藤愛子にその浄化の役目を負わせたこと。そしてそれはさし迫ってきていること。
〜中略〜
鶴田医師から私の山荘の超常現象について相談された寺坂多枝子女史はそれはアイヌの怨念が起す現象であり、それを浄化せねばならぬ時は「さし迫ってきている」といわれたという。そういわれれば、「さし迫っている」らしいことはその異常現象の強さと頻度を見ればよくわかる。
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【アイヌ民族の怨念の理不尽さ】
《私の遺書より:75ページ〜76ページ抜粋》
私はこの理不尽さが受容出来なかった。なんで私を怨むのだ。あなたたちのかつての集落の跡を崩して家を建てた私は(自然破壊ということも含めて)確かに悪かった。しかし私にとってそこはただ眺望のいい、安価な土地だったのだ。その昔にそこに繰りひろげられた殺戮など知るよしがない。私は悪意をもって侵略したのではない。罪なき者を呪い祟るのは理不尽ではないか。
私は金は惜しまない。有難いことに今は怠けずに働けば相応の報酬を得ることが出来る身の上だ。労力も惜しまない。何でもする。但しどうすればいいかということがわかりさえすれば、だ。私はもう何年もあなた達に向かって朝夕お題目を上げてきた。それだけでは足りないらしいと思って、般若心経も唱えた。そんなマヤカシでは駄目だといいたいために、ここまで私を苦しめるのなら、夢の中にでも出て来て、してほしいことをいえばいいじゃないか。これでは拗ねて八ツ当たりをしているだけだー私はそういいたかった。
その頃私は「敵」という言葉でアイヌ霊団のことを語っていたが、本当は敵というよりも「苦しむ霊団」というべきだったのだ。しかしそれを理解出来るようになるまでに、更に何年かの過酷な経験が必要だったのである。
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【アイヌの霊能者夫婦との出会い】
《私の遺書より:80ページ〜85ページ抜粋》
※ アイヌの神の招霊の仕方、経緯・内容などに関しては「私の遺書」を読んでもらうべきだと思っていますので割愛させていただきます。
ある日、順昭さんはアイヌの霊能者という夫婦を伴って招霊に来てくれた。アイヌのことはアイヌの霊能者でないとわからぬ、というのがその理由だった。霊能者夫婦はアイヌの神を招霊し、その託宣は「熊送りをせよ」ということだといった。
〜中略〜
心配しながら名古屋へ帰った鶴田さんは、アイヌ文化の研究家で著名な藤村久和氏に相談することを勧めて来た。藤村氏は北海道学園大学教授で著書も数冊あり、アイヌ文化研究の第一人者である。藤村氏ならば何か有効なアドヴァイスをしてもらえるのではないか、と鶴田さんはいった。
と・・・ここから先はさらに詳しく実際に佐藤さんの身に降りかかってきたアイヌの怨念や霊障、その怨念や霊障に対する対策など。そして前々回のブログで書いた「コタン虐殺」の話の中心になるアイヌの英雄シャクシャイン、アイヌ民族の迫害の歴史等についても書かれています。詳細は「私の遺書」をご覧ください。(全部で320ページあります。今回紹介した部分は前半中の前半になります。)
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さて。話は変わりますが、私はこの本が届いた次の日(2月中旬)には「私の遺書」を全部読み終わっており、今回のブログを書くために改めて「私の遺書」を本を読み直していました。そしてこの「私の遺書」を読み直していて私は、気づいたのです。
・・・あれ?え?何、これ・・・。
藤村氏??藤村久和氏って・・・。もしかして・・・。「私の遺書」で紹介された方じゃないの?
まさか!嘘だろうーーー!!!やっぱりこの方だぁぁぁ!!なぜこのタイミングでっ!!!
この「私の遺書」を読んだ1ヶ月後に、この本で紹介されている関係者の方と直接関われる可能性が出てくるなんて・・・。いや、なに?本当奇跡だわ!!!神仏が私にアイヌを始めとする先住民の方々のご供養しろとでも言っているのか?!!!
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私は今年の1月13日に麻生財務大臣の「単一民族」発言問題をきっかけに、日本の部落や同和問題、日本の先住民族について本格的に調べるようになりました。
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今年の2月に入ってから私は日本人(倭人)による先住民族の迫害について真っ先にニュースでも取り上げられるアイヌ民族の歴史を調べるために東京駅から徒歩5分の場所にあるアイヌ文化交流センターに行き始めました。最初に行ったのが2月7日です。このアイヌ文化交流センターに行ったことをきっかけに「先住民の民族浄化(ジェノサイド)」について色々考えるようになりました。
すると次の日から、アイヌ関連の情報が毎日のように入ってくるようになってきました。
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2月12日(水)には同業者の先生からアイヌ民族関連の情報(今回紹介している佐藤愛子さんの本)を教えてもらいました。
⑦ 日本の歴史:《1》アイヌ民族の先祖の因縁・土地の因縁について。
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さらに詳しくアイヌ民族の話を聞こうと思い、アイヌ文化交流センターで月1回開催されている「キロロアン」に行くことにしました。2月のアイヌ文化交流センターでのキロロアンは2月14日でした。この日は同業者の先生も一緒にキロロアンに行くことになっていましたが・・・。
ぐはっ!!
まさかの日程変更!!!
2月14日に心臓が痛くなって朝の11時から病院たらい回しで結局病院の診察が終わったのが18時半だったけど、それでも行く気満々だったのに・・・。とはいえ予定変更であれば仕方ないです。
意気消沈しながら自宅に帰宅したのですが、北海道のアイヌ民族文化財団にお願いしていた資料の本が届いていました。(調べるならちゃんとしたところから情報を集めないといけないと思い、↓にお願いして資料をわけていただきました。)
アイヌ民族文化財団さん、
本当にありがとうございました!!!
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そして2月21日(金)。東京駅すぐそばのアイヌ文化交流センターのキロロアンに行ってきました。その際に、次の3月13日(金)の講演者の方のチラシをいただき、こちらも行く気満々で準備していました。
ですが・・・。
3月13日(金)の講演会コロナウィルスで中止とはぁぁぁ!!!
「私の遺書」に登場する「アイヌ文化の研究家で著名な藤村久和氏に相談することを勧めて来た。藤村氏は北海道学園大学教授で著書も数冊あり、アイヌ文化研究の第一人者である。」と紹介されていた藤村さんに直接お会いできると思ったのに。
そしてお会いしてアイヌの先祖供養の仕方とか色々聞ければ、アイヌの先祖供養の仕方を通じて他の先住民の方の先祖供養の方法を知る手掛かりになると思ったのに・・・。まぁ、仕方ない。これもご縁だしな。
しかしながら、こうやって本当に必要な時には必要な情報や人々がぽんぽん現れてくることがわかったのだからこれはこれで良しにしておこう。流れに乗りながら、私なりの方法でボチボチ先祖や土地の供養、その他諸々のご供養をしていきます。
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《関連記事》
⑦ 日本の歴史:《1》(書籍編)アイヌ民族の先祖の因縁・土地の因縁について。
⑧ 日本の歴史:《2》(関連編)アイヌ民族の先祖の因縁・土地の因縁について。
⑨ 日本の歴史:〜《1》(宗派編)地縁・法縁継承による因縁〜
⑩ 日本の歴史:〜《2》(先祖編)父方/地縁・血縁の継承による因縁〜
⑪ 日本の歴史:〜《3》(妖怪編)母方/地縁・血縁継承による因縁〜
《特別編:① 汚れ(物理的・環境)》神と繋がって守護してもらう方法。
《差別について》
【人権編】コロナウィルスに対する差別」 と 「障害者への人権侵害。」
《ご供養について》