ピックアップはもちろんポットやコンデンサーで音が変わる。
ハンダや配線材ですら音を構成する重要なファクターである! らしいです。
実際に試した本数は数限りなく、ピックアップ交換の依頼を受ければ
配線材を言われなくてもグレードアップ!(嘘です)
確かに低価格帯のギター、ベースに使われている配線材はグレードも低く、
何より取り回しが雑で、ハンダが山盛りな楽器が多くあります。
せっかくなので、ご了承を頂ければ配線材含め交換していましたが、
音が変わるかと言うと中々どうして難しい一面もあります。
配線材だけの交換や実験も行ってきましたが、音の変化が
必ずしも良い方向に向かうわけではないのです。
一時期ヴィンテージやエナメルコーティングなど流行りました
Western Electric(ウエスタンエレクトリック)の単線です。
これは針金のような物なので、配線が難しい!
あらかじめ曲げて形を作ってからポットや、ジャック等とハンダしていきますが
少し取り回しを無理すると折れるんですね。。。
ストラトなどピックガードにアッセンブリがある物は
「いざ完成」とボディにかぶせてネジ止めすると音が出ない。。。
外してみると、ポキッと折れていたりする。
エナメルコーティングの物は紙やすりでコーティングをとかないと
ハンダがのらない。。面倒。。。。
しかし一番重要な音が良ければ良いのです!
好みもありますが、フェンダーのプレベに使った時が一番失敗(お客様目線)だったようです。
特徴とされる音抜けは抜群!耳につく高域が目立ち、
せっかく選んだ50年代配線材のヴィンテージテイストなど、微塵も感じさせない
ジャクソンベースの様な音になりました。
イコライザーのハイを絞って使用するという、なんか目指した物と違うという事で
元のフェンダーオリジナル配線材に戻し、純正の良さを再認識したお客様もいらっしゃいました。
現在こちらに入荷し、配線の修理、交換が必要な楽器には
Belden(ベルデン)の配線材を使用しています。
音質的には癖の少ない、ギターケーブルで言うカナレのような物でしょうか。
この8503の黒なんて今までに何巻き消費しているか検討もつきません。
音の出なくなったギターやベースの修理も自社で行う為、
買取査定の際の減額も少なくなっています!
ちょっと調子が悪いかも??といった楽器も
お気軽に査定のご連絡をお待ちしております♪
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