【祇園坊柿と興津20号柿を食べる】
今日は昼前から本降り☔&雷⚡の静岡です。
このところ色々バタバタしてまして、なかなか野良仕事(撤収作業)に取り掛かれていません
月末の引っ越しに向けて準備を進めているタカさんです
渋柿『祇園坊』 いよいよ最後の収穫となりました
祇園坊はホワイトリカーを使って渋を抜きました。
『いざ!実食!』
断面は滑らかで、肉質は緻密です。
種はまれに入ることがあるそうですが、私は見たことがありません。
モチモチした滑らかな食感は最高に美味しいですよ。1個400g位で種無しなので食べる所が沢山あります
甘柿『興津20号』 晩生の品種なので11月中旬の収穫と予想して、袋と傘を掛けて待っていたのですが…
1番美味しそうな奴をカラスに喰われました
袋と傘を掛けて色は見えないはずなのに、1番良いやつを食べるって凄い❗😢
今年は熟期が早くなったみたいですね。
興津20号柿は奈良県原産の御所柿の血を受け継ぐ品種です、近縁の鳥取県原産の花御所柿にも似た風貌をしています。
果実の割にヘタが小さく、肩が張っている(ヘタが埋まって見える)感じの丸形
袋と傘を掛けても果皮に汚れ(生理現象)がでました。これが発生しやすいため興津20号柿は味は良いものの、商用品種としては問題有として品種登録(太秋や貴秋といった名前つけ)は見送られ、系統試験名(興津20号)だけで世の中に出る事無く終わった幻の柿です。
こういった黒い斑点が果皮に現れ、見た目が悪い果実が出やすいのです。
そして、果皮には条紋が現れます。
条紋を拡大するとこんな感じの筋状の亀裂が果皮を走っています。この亀裂から水分が蒸発するため甘さが濃くなると言われています。
だいたい250g程度の大きさとなります。
晩生な柿(渋抜けが遅い甘柿)なので秋の気温が高く、なるべく冬の訪れが遅い地域での栽培に向きます。
『いざ!実食~✨』
断面は滑らかで肉質は緻密です。
収穫から2日程置くと果汁が増えるので、採りたてより数日後に食べる方がジューシーな柿です。
果肉の中にタンニンが蓄積して黒くみえる箇所が出ます。これがカビと誤解されやすいのも泣き所、味が良いけど色々と残念な品種です。
食感は太秋によく似ています。太秋ほどのサクサク感はありませんが、硬さは太秋によく似ています。太秋をかなり甘くしてちょっとシットリさせた食味ですよ
糖度は18.6度ほど、かなり甘く感じます。
今年は強力台風で早くに落葉してしまったので、それがなければさらに甘くなったと思いますよ。過去には糖度20度超えした甘柿です。
来年は祇園坊や興津20号柿を鉢から地に降ろして、埼玉川越の地で育ててみたいと思います。
果たして収穫が増えるのか?味に変化が出るのか?楽しみです
それではまた~