ブドウの挿し木をしました | 晴耕雨読の果樹園芸 『 晴れたら気まぐれ鉢栽培 』

晴耕雨読の果樹園芸 『 晴れたら気まぐれ鉢栽培 』

大型スリット鉢や大型NPポットを使った趣味の果樹園芸も15年目をむかえました。

最近は深型プランターで野菜も育てています、一応メインはぶどう、柿、いちじく、柑橘類ですが野菜もメインになりつつあります。

静岡県からボチボチと発信しております。

【ブドウの挿し木をしました】

年始に北海道から届いたブドウの剪定枝、春になるまで冷蔵庫に入れて発芽しない様に低温貯蔵してきました。

ようやく挿し木をする時期になりましたので、挿し木をすることにします。

用意する物
・牛乳パック
・新品の赤玉土
・剪定枝(穂木)
・プランター(出来れば)

(ブドウとイチジクの剪定枝)

(牛乳パック)
飲んで貯めるのが大変でしたわ…(・・;)

牛乳パックは写真の様に下処理が必要です。

上部の一部を切り落とし、側面には千枚通しで水抜け穴を開けます。特に底に近い下段はしっかり開けて、停滞水が溜まらない様にするのがポイント。

(新品の赤玉土)
使い古しの赤玉土は挿した穂木の切り口にカビが発生しやすいので、清潔な新品の赤玉土を使います。

今回は静岡のご当地ホームセンター『ジャンボエンチョー』の焼成硬質赤玉土を使用。
さすがジャンボエンチョー、やや値段は良いものの他のホームセンターより品質が良いですねウインク、焼成硬質赤玉土は硬くて型崩れしにくい赤玉土でして粒がしっかりしています。

牛乳パックの8割程度まで赤玉土を入れます。

ブドウの剪定枝を調整します。
上下に各1芽づつを残して下端を斜めに鋭角(挿し木床に挿しやすくなる)にカットします。
上の芽からは発芽するとして、下の芽の下からは発根してくる算段です。

本によっては下の芽を削り落としたり、下の芽をつけずに斜めにカットしてある説明がありますが、私は余り好きではない(成功率が落ちる)のでいつもこの調整方法です。

こちらはイチジクの剪定枝を調整。
やり方はブドウと同じ、上下に各1芽をつけて下端を斜めに鋭角カット(写真より更に鋭角にカットすると良いですよ)

下の芽がしっかり赤玉土に埋まる様に挿します、だいたい半分程度が埋まる感じ。
挿した後は必ずタップリ水をかけて赤玉土を湿らせます。
(水をかけた後はなるべく挿し木した穂木には触らない事!→赤玉土と穂木が密着していることが大切なポイント、穂木が動くと隙間が出来てぐらつきや乾燥し失敗するもとになる。)

水をかけた後しばらくしたら、挿し木(穂木)の乾燥を防ぐために切り口には木工ボンド又はトップジンMペーストを塗ります。
挿し木(穂木)が切り口から乾燥すると発芽が悪くなるので、切り口保護は大切です。

今回の挿し木
(ブドウ)
・スチューベン
・バッファロー (別名 アーリースチューベン)
・ナイアガラ
・旅路 (別名 紅塩谷)★北海道の在来品種
・巨峰
(イチジク)
・桝井ドーフィン

ブドウは今まで我が家に無かった品種(2倍体品種)ばかりなので楽しみですおねがい、特に旅路は北海道以外ではお目にかかれない品種、スチューベンやバッファローは大学時に育てて以来ぶりの懐かしい品種。

(プランターを使った防風乾燥対策)
ビニールで囲って防風(牛乳パックは強風でやや倒れやすい)と、乾燥の対策をしています。
挿し木(穂木)はやや高い温度と湿度があると発芽発根しやすくなります。

必ず上部は換気の為に少し開けておきます。高温になり過ぎて蒸れてしまうのは困るので空気穴が必要ショボーン

赤玉土の表面が乾いたら水をしっかりかけます(毎日かける必要はありません)、日当たりの良い場所で管理しますよ。

『レモン』

花蕾が見えますウインク、今年も結構沢山の花蕾が着いてくれています。


『のらぼう菜』
収穫が続いています爆笑
お浸しにすると最高です👍

さて、夏野菜の種を蒔いたのですが…
イタリアナスの発芽だけ順調😄、ミニトマトや唐辛子などが全然ダメ😢🆖⤵️
こりゃ蒔き直しだわ~(>_<)やっちまったなぁ


それではまた~ウインク