こんにちは
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1. 初めてまして。いつもブログを楽しくフムフムと読ませて頂いております。
コメントで質問するのも図々しいかな…とも思ったのですが、どうしてもお聞きしたい事があるので図々しくも質問させて頂きます。
パピヨン 3才 避妊済み 1年半前にもう一匹増えた頃から尻尾の毛が減りました。チビが来たのでストレスだろうなぁ。と思っていたんですが、去年の4月頃からドンドン薄毛になり痒がってもいたのでさすがに心配になりブリーダーさんのかかりつけの獣医さんに行きました。診断はダニ(-)、見た目でアレルギーだろうとまずは痒み止めでステロイドを約1ヵ月、その後副作用が少ないけどお高い薬を2ヵ月ほど飲みました。ですが、薄毛は変わらず…で、かかりつけの獣医さんに行ってみたところ、ダニ(+)でダニアレルギーでした。レボリューションをしてもらい、これでダニアレルギーの痒みは治まるだろうけど、体質的に毛が油っぽいので(脂漏性?)そのせいもあり痒みが出てるかも。と3日に1回のシャンプーをする事になりました。
治療をして3ヵ月、確かに体の毛は増えました♪̊̈痒みも以前よりは落ち着いてます。
トリミングに行った際、トリマーさんに脂漏性の子はタンパク量を摂りすぎるとダメ。なのでタンパク量の少ないフードに替えてみたら?と言われ、調べたのですがどのフードも21~23%くらい。今は食べっぷりもいいロイヤルカナンをあげてますが、トリマーさん曰くロイヤルカナンはちょっと…と。
ここで質問です。
フードって、お高いフードからお安いフード、ほんとにいろいろありますが、どれがいいのでしょう?カナガンなどもあげてみましたが、涙やけがひどいし食いつきも悪く止めました。
ネットでもいろんな情報がありますが、結局は何を基準にあげればいいのか…
フードジプシーになる前に先生のご意見よろしくお願いしますm(_ _)m
足りない情報などありましたら、申し訳ございません。
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ふむふむ。
と、いつもの通りの書き始めですが、診察をしているわけではないので、読んで感じたことを書かせていただきたいと思います。
参考程度にとどめておいてくださいね。
「ダニ」というのはニキビダニのことでしょうか?
マダニではないとは思いますが、ニキビダニだとすると、割としっかりと治療をしないと落ち切っていないことがありますので、複数回の検査をする必要があります。
また、こちらも、一回検査して陰性だからといって、ニキビダニではないねなどと言わないもので、「今回は見つからなかったけど、まだ疑ってはいる。。」というのが正しい説明だと思います。
参考動画です。
マダニだとしたら、今はいいお薬が結構ありますので、駆除は難しくないと思います。
さて、皮膚病に関しては難しいですね。
体質かもしれないし、感染性かもしれないし、内分泌性かもしれないし、食物性かもしれませんね。
シャンプーを3日に1回というのは、皮膚科の先生が割と行うシャンプー療法の行う頻度だと思いますが、
なかなか非人道的な治療だと感じています。
大変ですよね?3日に1回洗うって。
(私は、私の犬を3日に1回洗ってと言われたら、無理です。)
皮膚のかゆみというのは、その先生の治療方針にもよりますが、
アレルギー以外の原因がないかどうかをしっかりと精査することがまずは大切だと思っています。
そしてアレルギーだなーと感じているときには、大きく分けて
1、薬
2、シャンプー
3、食事
の三つを上手に使ってかゆみをコントロールすることが治療の目標です。
まずはかゆくない状態にしてあげて、皮膚をかきむしらないようにしてから、飼い主様・ペットがともに許容できる治療を探していくということですね。
3つありますが、どれか一つで目標を完遂しようとすると無理が出ます。
薬で絶対に止めようとすると、副作用が強くなったり、治療代がかさみます。
シャンプーだけにしようとすると、上記のように、3日に1回、それをこの子がかゆがっている限りずっと。みたいな治療になってしまいます。
食事についても、おやつをよく食べているような子だと、それを我慢させることがとても大変という子も少なくはありません。
バランスが大切ですね。
さて、食事療法について最後にコメントをさせて頂きたいと思いますが
よほど「激安!!」みたいに投げ売りされている食事でなくて、見たことのあるフードメーカーのものであれば、ひとまず悪いフードというのはあまりないと思っています。
そのこに合わないフードはあります。
でも、ほかの大多数にとって問題がないフードであれば、やはり悪いフードとは言えませんよね。
原材料もあれこれとこだわっているフードメーカーも多いですが、
私が好きな情報の一つですが(※)、ギネスに登録されているネコを含めて、記録されている長寿のネコトップ3位が食べていたものが、人間の食べ残しだったことを考えると、
本当にそのこだわりが食べた仔の健康にどこまで付与しているかというのは、計り知れないところはあると思います。
(※私が調べた確かな情報ではなく、講演会で演者の獣医師が情報として提示していたものです。現在の情報については、真偽は不明です。)
こだわりが無駄とか、ダメとかいいたいわけではありません。
ただ、こだわったから良いというわけでもないと思っています。
その仔に合うか合わないかというのがすべてを表していると思います。
また、フードジプシーになりなんとする方にいつも諭させていただいておりますが、
アレルギーもちだからといって、アレルギー疾患以外にかからないというご免状を頂いているわけではありません。
もしペットが生きているうちにいくつか病気にかかってしまったら、命に近い順番から食事療法を選択します。
たとえば腎不全とアレルギー性皮膚疾患なら、腎不全のケアを優先させていただく場合がほとんどです。
また、違う角度から言えば、免疫状態というのは年齢や季節、環境によって変わります。
たとえば、A,B,C,D,E,Fというフードをそれぞれ2カ月ずつ試したとしたら、それで12カ月です。
Fを食べ終わる頃には環境が変わって、もしかしたら効果がなかったAが体調に合うかもしれない。
でも、一度Aはダメ。って決めてしまったら、もう一度チャレンジする気にはあまりなれないと思います。
そうして、つぶさなくても平気だったかもしれない選択肢に次々にダメ!を付けてしまうと、行きつく先がなくて困ってしまうんじゃないかな?と思います。
基準ですが、ひとまず私の個人的な選択基準は
1、ペットが喜んで食べる
2、価格や、販売している場所的に、飼い主様が続けやすい
(特定のネット通販のみとかは、頼み忘れてしまうこともありますので、手に入りやすい方がいいですよね)
3、その仔の体質に合う、もしくは、少なくとも悪影響は出していない
というところをまずはオススメしています。
1については基本ですね。
私自身が「あなたの体に良いものよ」と言われて出されても、嗜好性に合うものでなければ、ちょっと生きる楽しみ半減です。
2も大事ですよね。
フード切らしちゃうことってあると思います。
そんな時に、手に入りやすいフードと入りにくいフードだったら、手に入りやすい方が私は助かります。
・・・。また感じたことをさらさらと書いてしまいましたが、相変わらず書き終えたときに、この文章が誰かの役に立つのかと疑問に感じてはいますが、
せっかく書いたのでアップしようと思います。ワーイヽ(゚∀゚ヽ 三 ノ゚∀゚)ノワーイ
またのコメントお待ちしております。
※「ペット医療」の情報について※ この情報では病気や症状をピックアップして、一般的な診断法や症状、オーソドックスな治療法について記載していきます。 獣医療は人間の健康保険のように公的保険制度がありませんので、一つの病気に対して各病院で使う薬剤、薬剤量及び治療法の選択基準(即手術をする医院もあれば、内科で病気を散らすことを第一目的として行うなど)が異なります。 そのため、当院で一般的に行われる診断や治療が、現在あなたのかかっている動物病院と異なる可能性はあります。 その場合、ここでの情報をお読みになった時に、 「インターネットで書いてあることと違うことをされた!」 もしくは 「私のわんちゃんが受けた治療とは違うことがここに書いてある!」 と問題として取り上げるのではなく、参考として読んでいただければと考えております。 千葉県佐倉市のJAHA認定病院:しらい動物病院 にほんブログ村
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昨日は業後、さて、帰ろうかと白衣のズボンを脱いだところで病院に電話が。
・・・。
とりあえず、ジーパンをはいてからまた着替える元気はもうなかったので、
パンツ姿で電話の内容をドア越しに聞く(看護婦さんが出たので。)
「あ、はい・・・。あ、焼き鳥の串を・・・。はい、あ、絶対に食べてる・・・。なるほど・・・。」
と聞こえてきたので、白衣のズボンを再びはき、内視鏡で取り出してきました。
ということで、焼き鳥のくし限定! 誤嚥した時特集(パチパチヾ(@°▽°@)ノ)
絶対に出る症状ではありませんが、食べた後に何度も吐こうとしたり、咳をしたり、急激に元気が無くなるようであれば、胃袋まで達する前にどこかに引っかかっていることをまずは疑います。
というのも、胃袋まで入ってしまっていれば、そうそう簡単に胃袋は貫通しないからです。
(もちろん、鋭利なものであれば貫通することもありますが、胃袋を貫通するほどかたくて鋭利なものなら、それよりも前に問題を起こしていることが個人的な経験では多いです。)
なので、腹部から頭部までをレントゲン検査します。
特に頭部から食道(胃に入る直前)までは、レントゲン検査に頼るほかはありません。
大きな病院であればCT撮影検査もありますが、鎮静や全身麻酔が必要になることが多い検査です。
まずはレントゲンです。
ただ、このクシはレントゲンに写ることと写らないことがあります。
クシの材質とか食べてからの時間にもよりますが、同じ竹串でも周りの液体や気体の存在比率により、うっすら見えるときと、
昨日のレントゲンのようにまったくわからないこともあります。
レントゲン検査というのは、見えたものは診断できるが、見えないものは診断できません。
見えれば診断がつきますが、見えないからと言って、無いという診断がつくわけではありません。
あっても見えないことはあるんです。
で、胃まで入っているなら、超音波検査の登場です。
超音波検査では棒状の異物が確認されることがほとんどですが、
昨日はなんだかいろんな形の異物が胃の中に入っていて、「これかな?」と思うくらいでした。
クシの誤嚥は、飼い主様が誤嚥に気づかないと、長期間発見されないこともあります。
経験したことのある症例では、胃に非常に大きな腫瘍があると言われてセカンドオピニオンで来られた方でしたが、
胃壁に刺さった焼き鳥の串を中心に大きな膿瘍を形成していました。
腫瘍ではありませんでした。
もはやいつ食べたのかわからないくらい前に食べたんでしょうね。
ちなみにその時、本人は無症状で元気でした。
すごい。
また、串を食べてしまっていると一言に行っても、
丸呑みしてしまっている場合もあれば、砕いて飲み込んでしまっている場合もあります。
これは今日の記事とは関係ありませんが、おととい喉から内視鏡で抜いてきた待ち針です。
少し曲がっていますね。
痛そうです。
で、こちらが昨日摘出したクシです。
焼き鳥とともにたくさんのご飯を食べていたので、少し摘出にてこずってしまいました。
ちょっと中途半端な内容ですが、焼き鳥の串、よくあるので気を付けてくださいね~γ(▽´ )ツヾ( `▽)ゞ
さて、コメントをまたまた頂きました。
以下コメント
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