細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

6月

2020-06-11 10:34:03 | 人生論

6月の中旬になり、関東も梅雨入り間近という時期になりました。

相変わらずコロナに振り回される社会状況が続いており、電車・バスの中はほぼ全員がマスクですし、横浜国立大学では春学期は対面授業をしない、ということになっているので、学内も閑散としています。

私の家庭について言えば、子どもたち二人(高校と小学校)が6月に入ってようやく登校が始まり、それでもまだ現在は分散登校なので、今週は週に2回の登校です。私も6月は全く出張が予定されておらず、本日11日が6月で3回目の出勤です。やはり大学のオフィスの方が格段に仕事ははかどります。他の日は在宅勤務、で家事と並行です。当然ですが、大学の会議や学外の会議もほぼすべてオンラインです。少しずつ、対面での打ち合わせが始まろうとしている状況です。

新型コロナウイルスについての私の見解は、一ヶ月前の前回のエッセーに書きましたが、それから何も変わりません。相変わらず事実や正しいことが報道されないこの国において、これほどまでに過剰なコロナ対応をする状況には複雑な気持ちになります。本当に正しい対応であれば、将来が拓けてくると思いますが、正しくない対応を国家レベルで取り続けることの被害は、目も当てられないような現実の結果として露になることでしょう。

今朝は、長女の登校日なのでお弁当を作りました。今週は火曜日と木曜日で、今朝はサンドイッチにしました。ついでに私のお弁当も作り、7時過ぎに長女と一緒に家を出発しました。以前は当たり前の朝の様子でしたが、今はまだ慣れず、特別な朝、という感覚です。早朝から活動し、しゃきっとして家を出る、電車やバスで読書(カラマーゾフの兄弟 第2巻)を読んで、大学に到着後に仕事をする、ということに喜びを感じています。

サンドイッチにすることは前日から決まっていたので、昨夜、長女は付け合わせのためのカボチャのスープを作りたい、と自分で作りました。私も少しもらって小さなタッパーに入れ、今日の弁当はサンドイッチ、カボチャのスープ(少々)とフルーツ、です。それを楽しみに午前の仕事を頑張っています。

例年とあまりにも異なる新学期で、自分なりの努力はしていても、とてもエンジン全開、というわけにはいきませんでした。今年度から教室主任、ということで会議や事務的な仕事も多くなることは事前に分かっていましたが、私は春学期には講義が少ないので、比較的時間に余裕のあるこの状況は主任業務に慣れるという意味ではよかったのかもしれません。

自分の心の調子が万全でないとき、いろいろ勉強もしました。結論的には、もっと苦しい状況などいくらでもあるので、自分の置かれた境遇に感謝し、自分のやるべきことに力を注ぐ、といういつもの当たり前のことに落ち着きます。

長らく力を注いできた土木学会の「コンクリート構造物の品質確保小委員会」(350委員会)の委員会報告書がようやくまとまりそうで、本日、原稿がすべて整い、報告書発刊やシンポジウム開催のステージへと入ります。報告書の編集や担当原稿の執筆にも気が乗らない時期があったり、とそれが私の実力でもありますが(申し訳ありません)、何とかしっかりした報告書が仕上がりそうで、楽しみになってきています。

5月はとにかくジョギングしました。31日のうち、19日でジョギングしたという記録が残っています。

6月に入り、暑くなってきたことや、出勤日が増えてきたこともあり、ジョギングの回数は減らし、毎回のジョギングのペースも落として、楽しむジョギングにしていきたいと思います。また、通っていたスポーツセンターも再開したので、水泳も再開したいと思っています。

それからもちろん、本業の研究も、指導学生たちもこの苦しい状況の中で一所懸命に頑張ってくれていますので、彼らとの打ち合わせは楽しいです。毎回の研究ミーティングのときにそう思います。毎年行っている、現場や実構造物と関連した研究を、なるべく増やしていけるよう、現場の方々も大変とは思いますが、上手に連携をしていければと思っています。


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